Fiat500の燃料ポンプ

フィアット500は、エンジン直結の機械式燃料ポンプを装備しているけど、650ccにボアアップした新しいエンジンには力不足。今は電 磁式で吐出量の多いポンプに取り替えてある。配管は外したけど機械式の方はまだエンジンにくっついていて、虚しくダイアフラムをパコパコやっているので、 このムダを何とかしたかった。

そこで無用になった燃料ポンプを取り払い、その跡をメクラ蓋で閉じておこうという寸法。聴診器バイオリンを作った時のジュラルミン板の残りの切れ端で、バリバリとバンドソーで切り出してヤスリで仕上げた。厚み4mmあれば剛性も十分だろう。

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Fiat 500(チンクエチェント)のボンネットオープナー

以前、友人を乗せて原谷から西大路通へとチンクを走らせていたら、突然バンッ!と音がして目の前が真っ白になった。表通りに出てスピードが出始めたら風圧でボンネットが開いてしまったのだった。

前が見えないから前方で車が止まったりしたら一巻の終わり。幸運にも交差点の右折車線がすぐ先にあって、そこへチンクを引っぱりこめた。

後ろからも右折車は来ず、落ち着いてボンネットを閉じ、ロックを確認して何食わぬ顔でまた走り出し、事なきを得た。

もうあんなことは嫌だ。以後はボンネットのロックを確認するようにしたが、だいたい車のボンネットのキャッチ(フック)は2重になってるはずで、フィアットもフックが2個ある。それでも何故か開いてしまった。

前オーナーのいい加減な改造でフックを引っ張るオープナーのレバーもワイヤーのアウターケーブルもグダグダで引っぱりにくいし、引っ張っちゃうとフックが元の位置に戻らない(これが上記のあわや事故、の原因だろう)。アウターケーブルの片端が固定されておらず、動きに全く節度を感じない。

純正のレバーをネットで探したが見つからず、レバーを使わずに、ワイヤーに直結したT型ハンドルを引っ張るだけのシンプルなものにすることにした。ハンドルは木で自作することに。せっかくなので楽器用にストックしてある紫檀を使ってみた。

午後おそくに思いつきで始めたので作業も行き当たりばったり。できた時は日が暮れていた。取り付けていて、ワイヤーの固定にまたもケッタイな仕事がしてあるのをみつけてしまった。固定金具のUボルトが上下逆に突っ込んであったのだ。前のひと、夥しい改造をやった割には、おっそろしく機械音痴なのかもしれない。今回はエンジンと足回り、ブレーキなどをプロに見てもらったけど、電装関係はそのまま。。。 ボンネットオープナーでこのザマだから、じっくりいじっているうちに、これからもまだまだ欠陥が発覚し続けるだろうなあ。。。 2016-01-13 16.42.06 2016-01-13 16.54.04 2016-01-13 17.50.54 2016-01-13 22.15.13 2016-01-13 22.15.42