Day 04 text / 0823

日本語が話せる女性はアンナさんといい、大学で1年半ほど日本語を勉強し、日本の大学院に留学し、つい最近、日本に住むロシア人ビジネスマンの男性と結婚したばかりとか。小柄でほっそりしているから、てっきり10代か20歳そこそこと思い込んでいたが、、、。彼女曰く「ご主人と結婚しました」って。うーん、ご主人さま、うらやましいぜ。あ、ちゃうちゃう。日本語とても上手だけど、やっぱり敬語は難しいって。3等車に乗っている人の中には悪い人もいるからきをつけて、と忠告をうけた。はい。いろいろ身に染みてる、、、。

しばらく話していたが、みなが寝始めたので、残念ながらお話のそれまで。アンナさんは友だちの居るルージナで、僕が寝てる間に下りた。

ところで、モスクワ行きの列車で向かいの席はキルギス人のアクバルくん(20)は韓国語と英語ができるので、とても助かる。時々ロシア語を教えてもらう。もちろん、先の船で一緒だった同じキルギス人のムスリムくんみたく、テュルク系の諸語とトルコ語も話せる。

隣のブースのおじさんも少し英語わかり、日本の車の話で盛り上がる。なぜか、おじさんは、、、あ、ごめん、彼は僕より若い45歳なのに、貫禄がある。とおかく、彼はマツダのマイクロバスを自家用車につかってるって。。。?一方アクバルくんはレクサスIS250が欲しいって。。。韓国での日当は100ドルだとか。頑張れ。そう言っている間にも、窓の外の道路をカンガルー便やら何とか機械工業(株)と書いたトラックが走っている。(昔、カシュガルから西チベットへ向かう途中、中印パの国境未確定地帯の高地砂漠アクサイチンで佐川急便のトラックを見たのを思い出す)

と、そこへブリヤート人のチェーレンくん登場。アクバルくんと一緒に韓国で建設の仕事をしていたとか。彼は英語はダメだけど、ロシア語とモンゴル語ができる。あ、もちろん韓国語も。

てなわけで、昨日の船の中からずっと、英語、ロシア語、韓国語、トルコ語、モンゴル語のチャンポン会話が続いている。初日の日本語ペラペラ韓国人、チョンくんとチェさんとの熱い日本語での会話も、今日の未明のアンナさんとの話しさえも、もうはるか昔のように感じる。