Stupa Nindhanikaの製作

本物の卒塔婆よりは少し幅が狭いが、長さは6尺ある端材を置いて、バランスを見る。「腕」を少し低くして3尺の卒塔婆も置けるようにしてある。(緑の養生テープは、シナベニヤの木口テープが固着するまでの仮止め)

知り合いのお寺で、お盆にお経をあげてもらう順番待ちの卒塔婆がどっさりあって裏方の奥さんが大変、ということで今まで本堂の壁に立てかけていたものを、檀家さんごとに名前順に整理して置けて、卒塔婆がゴッチャにならずササッと取り出せるようなラック(棚)の製作を依頼させられた。

発注は確か去年のお盆過ぎだったと思うが、のんびり構えていたら年越しちゃって、ダラダラやって出来上がったのは昨日。

年に一度くらいしか出番がないので、使わないときは折りたたんで小さくなるようにした。それでもある程度は剛性があって、重心も低くないと、壊れたり倒れたりしたら卒塔婆がぶち撒けられて目も当てられない。そのため始め考えていたより少々重いものになっちゃった。

折りたたみ機構とか、デザインだとか、あれこれ工夫しようと考えたのだけど、結局はシンプルが一番。で、質実剛健な直線構成。それでも6尺の卒塔婆が200本は優に立てられるものになった。

卒塔婆は針葉樹の白木だし、本当はラック自体もヒノキとかサワラか何かのほうがいいのかもしれないが、割れたり曲がったりしないように、シナベニヤを使い、あまり美しいとは言えないベニヤの木口にはシナの木口テープを貼った。

納品前だけど、まあこれを見せても、見られても誰も困らないだろうから写真をアップしちゃおう。


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