賢治のマント

いつだったか、花巻の街の「賢治ゆかりの地案内板」に掛けられたブロンズ調の帽子とマントが子供の頭に当たると危険という市民の声で取り外されたというニュースを読んだ。

最初、無粋なクレームだなあと思ったけど、自分が昔、街を歩いていて低すぎる位置に取り付けられた道路標識でしたたか頭を打ったことを思い出して、子供の手を引いて歩く親としてはその心配も無稽ならないと思った。

それよりもっと無粋というか無策というか、「はいそうですか」とばかりにさっさと取り外した花巻市に他所事ながら腹がたって、「子供の頭が当たるというのなら、当たる位置に子供が来ない工夫をしろ」と、かつてしたことのない意見送付をメールでやった。具体的には案内板の足元に柵なり段なりを設置すればいいという提案もしておいた。

市に寄せられた同じ意見も多かったのだろう。それが聞き入れられたためかどうかは知らないが、また帽子とマントが台座の上に復活したというニュースをネットでみつけた。ただ今度は、看板やマントに気を取られて台座に蹴つまずくという苦情が来ないだろうか、、、

河北新報社のニュース賢治のマント、案内板に復活・花巻


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