Strange Patterns On TV

激しい雨の真夜中の変な(でもちょっとカワイイ系の)映像。

数日前、激しい雨音に目が醒めて、警報とか出てないかなと思い、テレビをつけたらこんなん出ましたけど、、、
新手のテストパターンか、寝ぼけているのか、はたまた夢見てるのかと思った。

BSは豪雨に弱い。電波が乱れてできる単なるブロックノイズだったとさ。

When I woke up in the middle of night a few days ago, it was cats-and-dogs raining outside. I was worried about the slope just across the road in front of my place, turned on the TV so as to see if there’s any warning for heavy rain or landslide warning on the weather forecast, and here’s what I saw… strange (but kinda cute) patterns continuously popping up and off. I thought in the beginning that it was a new type of test broadcast or some sort. I was so sleepy then, so that I couldn’t tell if I was seeing things… A minute later, I realized these patterns were simply block noises caused by the thick cloud and heavy precipitation.


馬場安朗 展

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  馬場さんは同じ町内というか同じ並びの4軒向こうのお家のおじさん。いつもはお孫さんたちと散歩したり道で遊んでる好々爺なんだけど、、、

  家の前で車の修理や大工仕事などしていると声をかけてくれて、僕がやっている作業や作品のことを訊かれたり、馬場さんの陶芸の話をしたりする。長話はしないが、なんかこう、いつも余韻が残る。

  でもその素性は知らなかった。個展の案内状を受け取るまでは。「陶歴」読んだら、どうやらただの「じいじ」じゃなかった。清水六兵衛窯や細川護熙の陶工房などで修行してるし、京展はじめいろんな公募展に入選してるし、、、おやま、本チャンじゃんか。

  まあ、経歴はどうでもいいけど、本気で陶芸、というかアート・クラフトに取り組んでいる人がこんな近くにいるって、、、ちょっとわくわく。

  なのに僕は一度も馬場さんの作品を見たことがなかった。だったらここは一つ、滋賀の田舎まででかけてみようじゃないの!ということにした。個展の場所は比良山系の麓にある「Gallery サラ」。京都から40kmも離れて辺鄙ところなんだけど、何かめっちゃおっされーな、、、。行ってよかった。作品もギャラリーも遠出しても見に行く価値あり。

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  作品は人柄がそのまま出てる。ってもわからんよねえ、写真も撮らんかったし、、、ここで説明しても始まらないが、僕には、ちっちゃな寒山拾得の陶人形が一番気に入った。楽風の黒茶碗も素敵だった。興味と時間と交通手段のある人は是非。。。明日までだけど。

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  P.S. 見終わって、ギャラリーの方とも話をしたら、比良山の山歩きやら、今はもう取り壊されてしまった山小屋、望武小屋の薪割りのことなど、共通の話題が出てきておどろいた。

  また、ギャラリーに置いてあった美しい轆轤挽きの器を作ったフィンランド人のパートナーが坂田ルツ子さんというフェルト作家で、僕もヘルシンキで会ったことがあるし、昔、京都にあったFinlandiaというフィンランドレストランをやっていた人。コケモモとトナカイのお肉、、、Finlandiaはよく行ったなあ、、、。木工がしたくてフィンランドへの留学を考え始めたのは、このお店があったから(それがどう転んだか、米中西部になってしまったのだけれど、、、)。

  閑話休題。他にも思わぬつながりが次々と出てきて、不思議な感じがした。雨で仕事ができないからと、昼からのんびり出掛けたけれど、いい時間が持てた。


失敗こいた!

雨で外の作業ができずにいたが、今日は地面が乾くのを待って仕事開始。西某寺の手摺りは4mにもなるので、土台部分は2mあまりの材を「腰掛け蟻継ぎ」という木組み方法でつなぎ合わせる。

なにげにスイスイと捗ったが、、、ガイーン!!!

蟻継ぎの♂と♀のサイズをあわせるときにキツすぎると木が割れるので、用心して少し緩めに作ったら、スカスカに隙間が、、、

隙間に埋め木をしてサイズを合わせることもできるが、見える部分なのでそんなトホホな仕事をしては、寺の和尚に申し訳ない。

ダメな部分を切り落とし、♂の方を一からやり直す。その決断するのに30分はかかったなあ、、、。でも作業そのものも30分で終了。さっさとやりぁあよかった。(写真で、地ベタに転がっている部分が失敗作)

こんなこともあろうかと、土台の材木は長めに木取りしてあって、少々端を切ったところで、いくらでもやり直せる。(ただ、いくらでも、っていっても、切っても切っても同じものが出てくる金太郎アメのようにはいかない。サイズ測りなおして墨を打ち、ノコで挽いたり、ノミで削ったり、、、めんどくせぇーっ!

(しかし、♂が小さすぎてユルユルなので切り落とした、、、って、なんか変なことを連想するなあ。。。痛そ!)

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蟻継ぎの♂を作りなおした。継目の右後ろ、地面の上に転がっているのが、嵌め合いが緩すぎて切り落とした最初の♂。新しいのは少しきついめに作ったので、現場で最終調整した後に打ち込む。今すぐ打ち込みたいが、運べなくなるので断念。

A chance reunion after a quarter century 四半世紀後の邂逅

Snowmen&Scarecraws
Snowmen and Scarecrow [then]
“A chance reunion after a quarter century” 「四半世紀後の邂逅」

These guys are my sons I made 25 years ago. One day, I had an opportunity to be a guest of a radio program my friend hosted then, and having known that I was a sculptor, the directer of the program, Mr. T, afterwards asked me to make something as a birthday present for his little daughter.
こいつら、僕が25年前に作った子どもたちだ。ある日、友人がホストをやったラジオ番組にゲストで出たら、その後、僕が彫刻やってるって知ったその番組のディレクターのTさんから、まだ小さかった娘さんへの誕生プレゼントを何か作って欲しいと頼まれた。

I don’t remember how I came up with the idea of tic-tac-toe with the pieces of snowmen and scarecrows. However, I do recall that I really enjoyed making these figures.
どうやって雪ダルマとカカシの◯Xゲームを思いついたのか憶えてないけど、そんなフィギュアを作るのがとても楽しかったことはしっかり思い出す。

Sometime after finishing the present, I moved to Hokkaido and lost touch with the directer, but never forgot that work I made.
プレゼントを仕上げてしばらくして僕は北海道へ引っ越しちゃったので、ディレクターの方とは連絡が取れなくなった。

Several weeks ago, I had a Facebook friend request from a person I couldn’t remember for sure, so that I wrote a message to him to confess that I couldn’t recognize him. He replied without introducing himself and simply showed the photo (above) of the “snowmen vs scarecrow” game pieces along with a small fir-shaped shelf that also I made. Ping! Now, it was doubtlessly he, Mr. T!
数週間前に、誰かさだかではないひとからFB友だちにリクエストが来たので、正直にどなたか判らないのだけど、、、とメッセージを返した。その人は自己紹介する代わりに、下の「雪ダルマ対カカシ」ゲームと、やはり僕が作った小さな樅の木の形をした壁シェルフの写真を見せてくれた。ピン!Tさんに間違いない。

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Snowmen and Scarecrow [now]
Boy, they had gotten old! After all those years, the papier-mâché guys had lost some parts and the coloration tattered, but I was so glad and excited to see them again. I managed to dig out the photo of the same pieces that I took when they were new, and send it back. Mr. T said it was hard for him to handle FB, so his daughter on be half of him wrote the rest of the messages, She, too, was excited to see the old picture I sent. What a wonderful night, tonight.
わっ、みんなとしとっちゃったなあ!長年のあいだに紙粘土のやつら、パーツが欠けたり色が剥げたりしてる。けど、またみんなに会えて嬉しくて興奮しちゃった。そこで、同じ作品のまだ新しい時に録った写真を探しだして送った。TさんはFBに手こずってるってことで、娘さんが代わりにメッセージを続けてくれた。彼女も僕が送った古い写真をみて感激したとのこと。今夜はすてきな夜になった。


Circumambulating the Tower of the Sun

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Circumambulating the Tower of the Sun 太陽の塔を右繞する

I wasn’t necessarily impressed by the Tower of the Sun when the Expo ’70 was open in Osaka. I was only a lad of nineteen then and regarded Taro Okamoto’s monumental tower as an epigone of Joan Miró‘s or some sort. It wasn’t until much later I became fully grown up that I realized Okamoto’s works, albeit influenced by Miro, were really something and unique. However, kids today love the Tower of the Sun so much, and to be honest, I am envious of their innate impressionability to art. I wish I had artistic aesthesia like them, too.
’70年の大阪万博のとき、太陽の塔なんぞ大したことないと思っていた。僕はその頃19のガキで岡本太郎の巨大な塔はホアン・ミロの亜流くらいか何かとしか思ってなかったもん。ずっと後に大人になってやっとこさ岡本太郎の作品は、ミロの影響はあるにしても、独特でちょっと凄いんじゃね?と気づいた。今日びの子どもらなんて太陽の塔大好きだからなあ、、、正直、ガキンチョのアート対する生まれ持った感受性は羨ましい。あ〜あ、僕にもあいつらみたいな美的感性があったらなあ、、、

The other day, I visited the Expo Park and I circumambulated the Tower of the Sun in spite of my self, just like I did around Buddhist Temples in Tibet, though I was in a hurry on the way to the National Museum of Ethnology. Is the Tower becoming not just an objet d’art but an object of worship for me or something?
こないだは国立民族学博物館へ急いで行く途中なのに、チベットのお寺でやったみたく、思わず太陽の塔の周りを「右繞(うにょう)」してしまったよ。太陽の塔は僕にとって芸術作品っていうより礼拝の対象になりかけてんのかね。

Uh, the video was taken on the way back, though. あ、ビデオは帰り道のやつだけどね。