ヒツジの屠殺(モンゴル)

数人でヒツジの脚と鼻先を押さえる。ヒツジは少しもがくがすぐに観念するのか動かなくなる。

ヒツジの腹の胸骨と臍の間の正中線上をナイフで10cmほど切り裂く。ほとんど出血なく、痛がったり暴れたりもしない。

切れ目から手を入れ、心臓の血管を爪で破る。

その瞬間、ヒツジは少し体を震わせるように動くが、すぐに脱力し、息を吐いて絶命する。(ここまで写真なし)

顎の下から喉、胸、腹へとナイフを入れて皮を剥ぐ準備をする。

脚のくるぶし辺りを切断し、服を脱がせるように皮を剥ぐ。

頭が付いたまま体の下に皮を広げ、仰向けの胴体の腹を深く切り込み腹膜の下の内蔵を露出させる。

胸腔に溜まった血液を柄杓や茶碗で汲み出す。

内蔵をすべて取り出し、さらに残りの血液を汲み出す。汲み出した血液は後で腸に詰めてソーセージにする。

頭を切断し、皮を体から離す。

肉を切り分け、内蔵の腑分けをして屠殺と解体の終了。

動物を苦しめず、また地面に血液を全くこぼさない。