英語の宿題(Extended Version)

英語のレッスンで使うため、自ら場面と役を設定し、台詞も考えて「オリジナルの小芝居を作り、憶える」(もちろん英語で)という宿題を出した。

でも、提出されるのはみんな何処か他所の誰か他人の話題ばかりで、目の前の物についてほとんど語らない。ただただ二人の人間が時候の挨拶をし、ひたすら対話するだけの、どうも具体性のないシチュエーションの会話ばかりでき上がってきた。もっと判りやすい「映画のワンシーン」のようなのを期待してたんだけど。。。

こちらの出題自体が抽象的なのかも、というわけで自作自演の「会話サンプル」を作ってみた。『アメリカン・グラフィティ』風味の一人芝居が思いの外うまくできたので、つい面白くなってあれこれ効果音も付け足してみた。それでも足りず、本当に映画のワンシーンみたく映像を加えてついでに字幕も入れちゃった。ただもう、こうなるとサンプルとしては使い物にならないが、、、(笑)

上の動画は無意味にフルHD画質です。軽いの(480p)がいいなら下記のリンクから。↓

http://okamoo.com/blog/wp-content/uploads/2017/07/ConversationExampleS.mp4

 


フィギュアスケートピアノ/または和尚の野望

友人が副住職の寺の本堂床下の補強工事に続いて、ピアノが畳に食い込まないだけでなく、フィギュアスケートの如く自由自在に軽々と滑って移動し回転する仕掛けも作った。

その寺の和尚が2、3年前にお寺の本堂にピアノを置く、という無謀な思いつきを実行した。その後、畳や床下構造がピアノの重量に対応していないことを何とかしたいし、できることなら壁にへばり付いているピアノの角度を変えて聴衆に演奏者の顔や手元がが見えるようにもしたい、という野望も、、、

で、僕になんとかせぇや、と。

元々、思いついたらすぐ実行しないと気がすまないせっかちな和尚。数年前に床の強度などお構いなしにピアノを設置したが、キャスター固定カップが畳にめり込むわ、前に傾くわ、、、でもアイデアだけでなく器用に物作りするひとなんで、2cmほどの厚みの大きな板でピアノ敷きをこちらえてその上に載せた。で、なんとか安定した、、、と思いきや、200kg超の重さに耐えきれず板が歪んでしまった。

そこで、和尚はもう一つ下駄を履かせた。3cm近い硬いケヤキの板。これでやっと落ち着いた、、、が、ピアノの前傾は直らない。更に修正のため5mmほどの薄板をかました。お陰でピアノはカップも入れると畳から6cm以上も高くなってしまった。いや、よく見たらご丁寧に敷板の下には厚さ5mmほどの畳表の敷物も挟まってるし、、、

そうまでしても、これら5層に積み上げられた補強のために、ピアノを必要に応じて動かすという和尚の所期の野望は達成できていなかった。

畳の上に、畳表の敷物、2cmの敷板、3cm弱のケヤキ板、角度調整板、キャスター固定カップ。。。7cmほどの嵩上げがされている。 背の低いピアニストは椅子の座面を上げると踵が床に届かずペダル操作がやりにくくなる。

梅雨前に和尚から相談を受けた。床下を補強する代わりに畳の中身を丈夫な分厚く硬い板にすれば凹むこともなく、キャスターで移動できるのではないか。僕ならその工事ができるだろう、、、と。

畳の中身は伝統的には稲ワラで、今時の安いものはスタイロフォームだったりするが、それを木の板にすれば畳屋さんは畳表や縁の縫い付けに手こずるだろうな。まあ、ゴザを貼ればいいんだけど、、、。それより、いくら中身が硬くなってもイグサでできた畳表の上を200kg以上もあるピアノの金属キャスターでゴリゴリやったら一発で傷んでしまう。

和尚のアイデアは即却下。でも相談受けて「できません」も言いたくないので、畳はいじらずにおいて、その代わり床下の補強工事とピアノの高さを下げつつ軽々移動できる敷板の製作を請け負った。んなこたぁ今までやったことは無い。できると言ったものの内心はちょっと心配だった。

お寺の用意した厚さ5cm近いヒノキの板を加工し、強度を維持しつつ高さを下げるためにカップの部分を円筒形にくり抜き、さらに重量家具を畳やカーペットの上でも滑らせて移動できる「カグスベール プロ」というスキー板みたいな道具を裏に貼り、ジャジャ~ン♪できちゃった。
(カグスベールはテフロン加工のフライパンみたいなフッ素樹脂なのでツルツル、スベスベ)

早速今日の昼に納品。和尚と副住職と3人でピアノに履かせてみた。今まで長い棒をテコにして持ち上げ、何人もかかって移動していたものが、一人でロープを引っ張るだけでスルスル移動する。大成功!

技術的なことだけど接地圧を比較してみた。カグスベール4本を使用した場合、カップ4個の1/2以下の圧力。両足で立つ人間の足の裏の圧力よりもまだ低い。

ピアノキャスター固定カップ(φ12cm)
底面積 6cmx6cm×π=113kg/c㎡ 113c㎡×4個=452c㎡
重量 250kg
圧力 250kg÷452c㎡=0.553kg/c㎡=553g/c㎡

カグスベールプロ(70cm⇒55cmに短縮加工)
底面 6cm×55cm=330c㎡  330c㎡×4枚=1320kg/c㎡
重量 250kg
圧力 250kg÷1320c㎡=0.189kg/c㎡=189g/c㎡

人(成人の足の裏)
面積 140c㎡×2(両足)=280c㎡
体重 70kg
圧力 70kg÷280c㎡=0.25kg/c㎡=250g/c㎡

製作工程

追記

和尚が、以前の敷板を改造して踵のせる台を作った。ピッタリ!

追記の追記

ピアノの重心は背面側に偏っているので倒れると恐ろしく危険。大相撲の逸ノ城(200kg超)にボディ・プレスを浴びせられるようなもので、死人がでてもおかしくない。
スルスル滑るだけに、下手にスピード出すと転倒しかねない。


モグリ稼業

外に出るのは暑いので嫌だ。それでおっつけ涼しい地下室に潜ってる。25〜27℃で快適。若干湿気があるものの除湿機を動かせばすぐに50%台になってサラサラ、、、ってのは先日書たな、、、ボケがまわったか、、、

今日は知り合いの和尚に頼まれた本堂床下の補強工事。場所がひんやりした床下なので優雅に仕事ができるかと思いきや、、、狭い束柱の間に挟まるようにして低い天井、、、じゃね、大引きや根太に頭をぶつけながら中腰で作業。お陰で汗だく、土まみれ、、、クッタクタ。日頃の運動不足で、立ち眩みまで起きるし、やべ、、、

和尚と副住職の二人にガシガシ手伝ってもらえたのでなんとか1日で終わったけど、これが2日続いたらバテていただろうな。。。感謝。

ていうか、お施主さんを手伝わすって、、、申し訳ないこと。でも、せっかちの和尚のおかげて仕事は早く進んだ。ありがたや。

そのうえ、お昼と晩ご飯(僕にとって今年の初鮎!)までごちそうになったし、これで工事代金いただいていいんかしらね。

住職、副住職、奥さん、、、日当いったいいくらになるんだ?

副住職が康兒の工事の肛痔の写真を送ってくれた。

工事開始前の床下の状況。200kg〜300kgの重さのピアノ(右側)を置ける状態じゃない。

地獄から這い出ようとする亡者(帽子)とそれを見守る和尚(右上)

これだけ補強すればグランドピアノでも置けるな。 まあ、タタミがもたんやろうが、、、w

あれやこれや、てんやわんや、、、

ピアノを置いたお寺の本堂の床の補強工事を知り合いのお寺の和尚に頼まれているが、原稿が上がってこなくて発行が遅れているコンゴ民主共和国のNGO「ポポフ」日本支部(http://popof-japan.com/blog/)の年刊ニュースの編集もやらなきゃ、、、で、明日は英語のレッスン。生徒さん以上に勉強しなきゃならんわ、宿題用の音声データも作らにゃならんわ、、、

そういうときに限ってMacが不調になる。立ち上がるがログインすると落ちる。Verboseモードで起動しなおすと、何だかよく判らんエラーメッセージが出る。セーフブートさえできないからコンソールで調べようもない。Sierraにしてからよく起きるな、これ。

寝室のMacかWin機でもパソコン仕事はできるけど、除湿さえすれば地下のほうが居心地良いし、、、ええい、めんどくさいのでTime Machineでシステムごと復元してやった。ごっそり以前の状態に戻ってしまったが、編集中のIn DesignデータはDropboxに逃がしてあるので大丈夫っと(それにTime Machineドライブにも保存してあるし)。ふう。

ニセ3GのMacもどきにはSSDがおごってあるが、Time Machineの復元は30分くらいかかる。Time MachineのドライブもSSDにすれば一瞬なのになあ。。。

根太、大引、束柱の木取りは済んで、既にお寺に運んであるが、せっかちの和尚に電話して床下工事は来週にしてもらった。しかしなあ、食っていくためとはいえ、僕はなんでこんなけったいなことばかりやってるんだろう、、、もうちょっとシンプルに生きたい。


ドア把手の修理

ひょんなことで知り合いの家に立ち寄ったら、ドアの取っ手が壊れて、変な紐がぐるぐる巻いてあった。押し下げレバーを下ろしたままにしてドアラッチがロックされないようにしてあった。反対側のレバーが利かなくなっていて、うっかりすると閉め込まれてしまうから。

別のアンティーク風ドアノブに取り替えるのだとか。直るものをもったいない。こういうの見てしまうと放っておけないので、ついつい修理を申し出た。(故障以外にもネジを締めすぎてバカになっているところがあったり、ひどいのはドアラッチの軸を90度間違えてつけてあったり、、、うーん、機械を知らない人は恐いなあ(笑))

症状からみて、バネが折れたか、ラック&ピニオンの歯が欠けたか、と思ったのでばらしてみたら、そうではなくカムを引っ張り上げる爪が折れていた。その家の道具では足らないのでうちに持って帰ってきた。

アルミダイキャスト製の柔らかい部品だから折れるわな。。。でも、裏返して折れてないところに溝を作ってカムが引っかかる爪を新たに作ってやればいいので、柔らかい素材は加工しやすくてよろしい、、、。

途中で長年使ってきたプラモデルのリューター(模型用ではなく電動工具そのものがプラモデル!)が壊れたので、そっちの修理に時間がかかってしまった。ばらしてみたらモーターのブラシがすり減って折れていた。こういう時に限って、、、ああめんどくせ。でもこれを先に直さないと部品の加工ができない(動画の左下にちらりと写ってる)。昔、母親にプレゼントした同型のリューターが道具箱の底に眠っているが電池の液漏れで駄目になっていた。そっちのモーターの内部を洗浄し、ブラシやその他の接点を磨いてやり、僕のイカレたモーターと取り替えた。これであと10年はもつな(笑)。で、取っ手の作業再開!

とかなんとかやってたら、できた!