僕は彫刻家だという自負がある。が、背に腹はかえられず、いろんな仕事をやっている。だから周りは皆、僕のことを何でも屋とか便利屋だと思っているにちがいない。
いや、それはそれで一向構わない。むしろその方が心地よい、というか「あの人、何やって暮らしてるの?」と訝しがられるのを楽しんでさえいる。
で、こんな面白い修理も頼まれることもある。。。ぐらついている枠を補強してほしい、ついでに地ベタに置いたときに倒れないようにしてくれという注文。
短すぎて意味のない木ネジを打ちまくってある元の修理が酷いので、僕も木ネジを使うことに躊躇はなく、長めのコーススレッドとガセットで強度を稼ぐ。
スタンドには回転して収納できるように木片を底面に取り付けた。軸に平ワッシャーとスプリング・ワッシャーを噛ませてスタンドがふらふらしないようにし、座刳りして木ネジを枕頭した。
先日、同じ流れでチンドン用の締め太鼓の紐を増し締めしに行ったが、あれは出張して締め方のインストラクション込の料金をいただいた。さて、今度のはネジ数本締めただけで、僅か15分の片手間仕事。請求のしようがないなあ、、、それに内緒でチンチンドンドンやってたっぷり楽しんじゃったし(笑)