眺めのいい部屋

隣の庭

椅子やテーブルの事を読んだFacebookの知り合いから、お茶を出すんだったらもっと居心地の良い椅子が要るのでは?という意見が。

いや、まったくその通りで、そういう人たちには二階を開放する予定。

畳部の上でゴロゴロしたり、居眠りしたりするもよし、、、小さい家なんで庭も無いけど、裏の他所様の花木や松を眺めるもよし。簾を上げて、香爐峰ならぬ比叡山の雪を高層マンションの隙間に観るも、また良いかも。(寒いか?)

物干し台越しに見た、去年(今年だったか?)の春の景色をUPしときます。


テーブルの続き (フォールドアウェイ・テーブル)

テーブルに色をつけるか、迷っている。以前の客の足跡のような手垢や輪ジミなんかが小汚く残るのが良い。かと言って人為的に汚れや古色をつけるのもなあ。。。 柿しぶを塗りたいんだけど、ウ◯コのようなまことに結構な香りがしばらく充満するから、ちょっとどうしよう。(今週半ばから用事で月末まで京都を離れるので、塗り逃げすれば帰ってくる頃には臭も落ち着くかも。。。)

あ、電話。

ちょっとでかけるので、とりあえず跳ね上げ式折りたたみテーブルの写真をUPしときます。


テーブルと腰掛けの配置

勢いで長テーブルを3脚作ったけど、狭い場所にどう配置するか、、、堺町画廊から超重い長腰掛けを運びこんで並べてみた。昨日書いたようにチベット通の友人の推すチベタン食堂風の配置、つまり壁に背中をくっつけて座るように腰掛けを置くレイアウトを考えた。

PlanAでは、小さい折り畳みテーブルを一脚跳ね上げてあり、長腰掛けを3脚とも壁に沿わせられるので長テーブルを全部使える。ただ、奥のトイレへ抜ける通路を確保するために、長テーブルを挟んで対面で座れるのは奥の2席だけになる。

PlanBだと、長テーブルを一脚使えなくなる。そのかわり右側の壁にある小テーブルを2台使って向かいあわせで4名座れ、且つ2脚の長テーブルの両側で対面して座れることになる。

Bのほうはキャパが12名。しかし二階もあることなんでそんなに詰め込む必要もないかと思う。それに、せっかく作った長テーブルを全部使いきらないのもシャクだし、、、ま、Aのほうになりそうな気配。

小さいテーブルは折り畳み式なんで、いつでも変更できるから悩むほどのことでもない。もっとも、満員になって欲しいと思っていないし、なるはずもないのでこれ以上考えるのはやめておこう。

(今、画像を並べてみて気づいたけど、二階への通路を除いた客室の座席配置の実効面積は台所と変わらない。。。なんじゃ?この店)

左、Plan A          右、Plan B
 


テーブルと長椅子(つか、長腰掛け)

一昨日に一旦手をつけたけど別の用事で頓挫していたテーブル作りを、今日は夜になってから作業再開。しかし、インパクトレンチのバリバリいう音が近所迷惑になるのですぐ中断。形が出来ているやつの写真を撮った。引越しのドタバタでデジカメが見つからないから廃用になっていた携帯を使ったが、電球の色も相まって何だかなあの画質になってしまった。

一升瓶を入れる木箱に使い余りのランバーコアシナベニヤのっけて、踏ん張り用の足とアジャスターを付けただけのいかにもヤッツケ。ミソは酒のブランドがステンシルされていること。「酒は大関♪♪心意気」とか「清酒月桂冠」なんて有名どころは酒を飲まない僕でも知っているけど「紅乙女胡麻祥酎」なんてのは知らなかった。その名のとおり赤い文字で摺られているが、、、あまり関係ないけど昔観た「赤い高粱」(原題は「紅高粱」だったと思う、、、英題は”Red Sorghhum)て映画をいま突然思い出した。。。

昔といえば、、、この木箱は今から10年以上前、十勝にいた頃に友達からもらったものだ。その彼は廃業した酒屋から薪にでもしろとドッサリもらい受けたらしい。木工職人の友人は箱を叩き壊すのが忍びなく物入れなんかにしていたけど使い切れず、僕のところにも幾つか回してくれた。その後、京都へ戻る時に僕はこの木箱に工具を入れて輸送し、それからも工具棚として使ってきたものだ。積み重ねて使っていたからステンシルのことはすっかり忘れていたが、今回、テーブルにするために改めて眺めてみるとなかなか良いものだ。

酒箱のテーブルと対になる腰掛けも廃材で、明治の始め頃に建てられた蔵の大引または根太(床下の部材)。ガサツな木箱とちがい相当重厚な感じで、実際重い。京都の堺町画廊の裏にあった蔵がずい分前に解体され、その廃材は切断されて風呂の薪として燃やされていた。しかし燃やし尽くす前にガス風呂釜に変わったので、物置の屋根裏にストックされたままになっていたのだ。8年ほど前に画廊の改装に伴い、僕がその材を使って椅子やテーブルを製作した。その時に余った材で長腰掛けを2脚作り、画廊のホームページで売ろうとしたけど、値段を余りにふっかけ過ぎたのか、長らく在庫のままになっていた。今度、茶店をやるにあたり、売れ残ったこの2脚を提供していただけることになった次第。(いずれこうなる事を見越して売れそうにない値段を付けたわけでは、決してない。)

20年来の友人が「チベタンの食堂の椅子とテーブルの配置はああで、こうで、、、」と言うので、んじゃあそのように長腰掛けを使い、壁に沿わせて置くことにしようと決め、テーブルもそれに合わせて低く細長く作ったのだ。

来週早々にもテーブルと椅子が整うので、後は廃材を処分し掃除すればいよいよ茶店開店という運びになる、、、はず。

    


営業許可(はたまたモグリか?)

先日来、保健センター(保健所)とやりとりをしている。
お茶以外一切提供しない茶店でも喫茶店営業となり、営業許可を取らなきゃならない。
しかし、あれこれ疑問点が。。。

調理室(料理しないんだけどなぁ)の床は防水または浸透性のない材質で、水勾配をつけ、さらに排水口が要るんだって。うちは板張り、つか普通の台所。調理なんぞしないのに、学校の給食室みたく水流してゴシゴシとブラシかけろとでもいうのかなあ、、、。お茶しか出さない、ということは理解してもらえているけど、ルールはルール、という感じでこればかりは譲ってもらえそうにない。そこで、2、3畳分ほどしかないのでビニールなどの耐水床シートを貼るから、水勾配付けない代わりに排水口だけは何とか体裁を整えてたらどう?と尋ねたら、上司が不在だったので後で相談して答えてもらうことに。

壁も床から1mほど同じような材質で耐水性が求められる。うちは台所の壁のうち2面が引き戸で、あとは洗面所への開口部と流し台となっている。ところで、規則で調理室と客席を区画する扉が必要なんだけど、その扉は開口部全面を覆う必要がなく、西部劇の酒場の入り口にあるような上下の開いたバタバタドアでも良いそうな。とすると、壁面の耐水性はドアや引き戸には求められないことになる。このあたりを突っ込んで聞くと、あまりはっきりしないのでこれも上司と相談して、という事だった。

あれやこれや聞いたり聞かれたりしているうちに対応してくれたおねえさんの口から「営業許可の要らない形態でやってみては?」という、何やらモグリ奨励を連想させるようなお言葉が、、、。しかし、そんな怪しい商売をせよなんてことをお役所が言うわけがない。実は、茶を提供してその対価を金でもらうという形式ではなく、場所を貸して、お茶は付随するサービスならいいということらしい。客自らが勝手に茶を淹れて、こちらは配膳すらしない。 これぞ、僕の理想とする超手抜き水商売!ていうか、わざわざ中国魔法瓶買ってきて、ハナからそのつもりなんだけどぉ。(ちなみに、客が帰った後で、茶碗を片付けるという配膳の逆の行為は喫茶店営業とみなされるのか、というおバカな質問もしてみたが、微妙であるので上司に聞く、との真摯なお答え。ただ、公僕おねえさんの名誉のために書いておくが、一連の相談においてやなかんじなところは一切なかった。)

営業許可の疑問点については来週はじめには保健センターの上司様のご意見が下されるけど、それを待つまでもなくおねえさん提案の方式で進めようと心に決めているのでありました。(ま、簡略な形で改装が済むのなら喫茶店の営業許可を取るに越したことはないので、もう一度話を聞いてみようとは思う)