便所ブラシが台所ブラシに変身!

何年か前にスウェーデン北部のKungsledenをトレッキングしたとき、山小屋のキッチンに備え付けられていた柄付きの食器洗いブラシが物珍しく、なんだか便所ブラシみたいだな、というあまり相応しくない連想をした。でも、山小屋の少ない汲み置き水で確実に汚れを落とし、且つブラシを持つ手を濡らさずに済むという合理性には感心した。

家に帰ってから百均でヘッドの小さい手頃な便所ブラシを見つけ、長すぎる柄を切り詰めて使ってみたら、これが全くスウェーデンのと同じ使い心地。その記事はこちら。もうあれから5年も経つんだ、、、。

2016-11-01-18-09-26

それが、先日、ポッキリ折れてしまった。これまでも折れて修理したことはあるけど、今度は首のところなので力がかかり修理しても長くは持たないだろうと、新調することに。

また百均で似たようなブラシを買って、切断部分をバーナーで溶かして溶接。前回は柄の中に木の棒を入れて補強したが、今回は余った柄をバーナーでで溶かして柄の窪みに流し込んで固めた。

プラスチックを炙って溶かす時に出る煤が混ざり、あまり美しくない仕上がりだけど、まあこんなもんでしょう。

早速使ってみたが、違和感なく食器洗いができた。

5年前は、探しても似たようなものはほとんどなく、スウェーデン王室御用達みたいなこと書いてるサイトが売ってただけ。それはもうサイトごとなくなっているが、そんかし、同じような形状、機能の食器洗いブラシは幾つか見つかるようになった。中でも、IKEAの「ANTAGEN アンターゲン」という食器洗いブラシは5色もあって、価格は1本たったの89円。な、なんじゃ?!!! 百均より安いやん。ただ、通販対応は内容だから、大阪や神戸のIKEA実店舗まで買いに行ったら幾らになるんかな。(Amazonとかでは売ってるが、同じものが5本セット1100円って、ボッタクリやろ。しかも、5本も要らんし)

ま、負け惜しみじゃないけど、この百均の便所ブラシ-turned-into-台所ブラシのブラシヘッド部分の大きさと形状が食器洗いに絶妙にマッチする。また、あと5年ほど持ちそうだし、当分IKEAのアンターゲンは要らんな。。。(ただ、このヤラシイ桃色は何とかならんかね。。。買い替えたい)


追記:Porsche 912のパトカーをでっち上げる。

追記:そもそも、おかんが乗っていたFIAT 850の画像をでっち上げた話を書いていたんだけど、ついでにおかんが憧れていたPorsche 912(ほんとは911なんだけど、たまたまおかんが初めて目にしたPorscheは京都府警その他数県の交機が名神高速用に導入した912のパトカーだった)の画像もでっち上げることにして、それを「追記」として賑やかしにしようとした、、、のは大間違いだった。フィアット以上に手がかかるし、警察仕様のランプやライトがくっついてるし、、、そんなこんなに手をかけていたら、一旦アップした「追記」が膨大なボリュームになってしまった。そのうえ、一度アップした画像が気に入らず、さらにリバイスしたので、もうこれは別記事でないと、、、というわけ。

そうそう、数年前に神奈川県警の912パトカーが廃車場で発見され、それを引き取った人がレストアして、走らせているというニュースがあった。今回、おかんが名神高速で目にしたものと同時期に導入されたようだが廃車時点でライト回りの形状の違いやバンパー下の補助ライトの欠落、フェンダーミラーがドアミラーに変更されている点など、長年の間にオリジナルと違う形になってしまっていた。それでも、コラージュする素材としては一級品なので、随分参考にさせていただいた。

さてさて、前置きはこの辺にして、、、


以下、追記:

FIAT 850の画像が出来上がったという一つ前のポストから)・・・ところが、これで止まらなかった。。。話は横道にそれるが、ブログに書いた話の中におかんが憧れたポルシェのパトカーが登場する。まだ女性ドライバーの珍しい時代、おかんがトヨタのパブリカで颯爽と名神高速を走っていたら「音もなく、スゥーッっと抜いていった」のがカッコ良かったのだとか。調べてみたらそれは京都府警が高速の交通機動隊に導入したポルシェ912だった。後にワイドボディ化してどんどんマッチョになっていく911とちがい、廉価版の912のスレンダーな素っぴんナローボディーはどこか女性的であり、おかんの趣味に合ったのだろう。フィアット800スポルトクーペもファストバックスタイルのリアエンジンで、フォルムこそ似ていなが全体的に女性的な雰囲気が漂っているから、ポルシェを諦めてこちらを買ったのも今考えるとなるほどな、と腑に落ちる。

とか何とか考えていたら、そのポルシェパトカーも再現してみたくなった。権力の暴力装置であるケーサツは好きではないし、廉価版とはいえポルシェなんぞに突っ込む金はどこから出てるんだとか、そんな高級外車でドライバーを威圧し交通を支配するというヤクザまがいの発想もなんだかな~だが、、、もう止まらない。

今度はWikipediaのPorcshe 912の項から著作権放棄されたパブリックドメインの写真を拝借し、また色を変え、バーツも色んな所から拾ってきて取っ換え引っ換えし、無いものを手書きし、、、また徹夜してしまった。)

そんで、こんなん出ましたけどぉ。

京都府警交通機動隊 ポルシェ912 パトロールカー(不完全)a public domain image borrowed and altered from Wikipedia under Creative Common license (https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Porsche_912E.jpg)

(そもそも、元絵になったこの黄色いのは912eというずっと後期の北米仕様なのだけどねえ、、、色々と違いすぎて、そりゃ大変だわ)

追記の追記:上の画像で一旦アップしたのだけど、ライトやホイールが気に入らず、ていうか、ヘッドライトリムの形状や透明カバーが1967年当時のものとは違うし、手描きしたタイヤもトレッドパターンがなんかトラックのタイヤみたいだし、、、と、いじりだしたら止まらない。ああ、あの頃は三角窓があったとか、バンパーのオーバーライダーは少し前傾してるのが正しいようだとか、バンパーやサイドシルのモールはこんなにゴツくないとか、、、もう際限がない。

Porsche 912 (revised) 先の画像より、より正確になった。a public domain image borrowed and altered from Wikipedia under Creative Common license (https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Porsche_912E.jpg)
最終形のPorsche 912 (revised) でっち上げ画像の最終形。いやはや、なんと手間のかかることよ、、、a public domain image borrowed and altered from Wikipedia under Creative Common license (https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Porsche_912E.jpg)

でも、もう、このへんで堪忍したる。いや、堪忍して、、、。


FIAT 850 Sport Coupé を蘇らせる。

先日、妹からお蕎麦をもらったお礼に、ちょっとしたいたずらを仕掛けた。僕らが子供の頃に母が乗っていたのと同じ真っ赤な『FIAT 850 Sport Coupéを買った』と言って、その写真をメッセンジャーで送った。(もちろん写真はでっち上げ。ちなみに「ぱっぷーちゃん」とはおかんのこと。)

まあ、突拍子もないモノを買う僕だから、というのもあり、妹はこれが本当だと思ったようだったので、こんどは『実は、幽霊のおかんが、幽霊のフィアットに乗ってきたんで譲ってもらったんだ』と。

で、かなり混乱をきたしたところで『あ、消えてもた。。。」と続けた。どうやらこのへんで気づいたらしく、『乗って帰らはった!」とジョークで返してくれた。(話の中では僕がおかんに金を払ったことになっていて、車ごと消えたおかんは生前に僕ら子どもたちが「『貸して』+『くだされ』」と彼女にたかったのを取り返した、という落ちに、、、)

あと2週間足らずで母の10年目の命日。


と、まあ、身内の昔話のネタに作ったコラージュ写真だが、ついでにブログの車ネタに流用した。記事を書いて何度も見直しているうちにちゃちゃっとでっち上げた画像のクオリティに不満が出てきてしまった。

はじめ、黄色いフィアットのロイヤルティーフリーの写真をネットで拾ってきて、おかんのフィアットの色に合わせて真っ赤にバーチャル・オールペイントを施した。細かいところでは日本仕様の右ハンドルにしたり、それに合わせてワイパーを付け替えたり、やはり当時の日本仕様には無かったドアミラーを消したり、はてはナンバーの地名を1文字に、車種区分数字も一桁に、、、と、一応はそれなりに凝ったことをしたつもりだった。

それで妹を騙せたんだから十分っちゃあ十分なんだけど、ミラーが全くないってどうよ。当時の自動車はドアミラーじゃ車検に通らなかったから輸入車も無理っくりフェンダーミラーに変えられていたし、おかんのフィアットも例外ではなかった。それに、写真じゃ合金ホイールを履いているけど、おかんのは純正の鉄チンホイールにクロームメッキのホイールキャップだった、、、などなど。我ながら悲しい性格で、一度は「適当」に切り上げて、もう後は知らん!と目をつむるんだけど、時がたつうちにグジグジと気になって、結局はとことんやってしまう。おっそろしい時間と手間と体力の無駄遣い。(過日、Fiat 500のフューエルポンプ用マウントを作り直したのも同じパターン)

で、できたのがこれ。

昨日、夢の中でウチに来たおかんのフィアット850スポルトクーペ。「母と子」ですよ、わかるかなぁ〜・・・

追記としてPorsche 912のパトカーをでっち上げたんだけど、ちょっとボリュームがあるんで、別の記事として独立させることにした。


おかんのフィアット850スポルトクーペ

僕が最初に所有した車はスズキのジムニーだけど、免許のある無し(ナイショナイショ)にかかわらず運転したまさに最初の車といえばフィアット850 スポルトクーペだ。

FIAT 850 Sport Coupé (ただし、おかんのは真っ赤だった)

その車は僕のおかんので、僕が運転免許を取ってからは好きな時に運転させてもらえた。そのフィアットは僕が18かそこらの時にウチにやってきたが、そんときはまだ免許持ってなかった。にもかかわらず、おかんの留守に乗じて時たま運転した。運転現場を見つかることはなかったから、おかんに気づかれてないと思ってた。今となっては、おかんが僕の悪行を知ってたに違いないと確信しているけどね。

その頃よりずっと以前、おかんはポルシェというもんが欲しいとよく言っていた。1963年といえば、日本最初の高速道路、名神高速が開通した年だ。開通後数年経たないころ京都府警の交通機動隊がポルシェ911の廉価バージョンである912を導入。スピード出したい向こう見ずなドライバーたちを萎縮させるために権威をひけらかし、交通を支配しするって寸法だった。おかんは当時まだ珍しかった女性ドライバーで、どういう風の吹き回しかそんなのに熱をあげていた。(クルマは5速マニュアルじゃないと、という変なこだわりのある人だったし、、、後にはホンダのCRXとかにも乗ってたし、、、)

東京オリンピック(’64)と大阪万博Expo 70のあいだ頃で、日本の経済は急成長していた。そんでおかんの商売もまた好調だった。思うに、おかんが買おうと思えばポルシェも夢じゃなかったはず。でも代りに選んだのがフィアットだった。「なんでフィアットやねんな?」と、ポルシェが来たらいいのにと思いながらおかんに尋ねた。うろおぼえだけど、おかんが言うにはガレージが狭く、特に幅はナローボディーのポルシェですら収まらなかったんだとか、本当かどうか知らんけど、、、。で届けられた(「真っ赤なポルシェ」ならぬ)真っ赤なフィアット850スポルトクーペはめっちゃキュートで僕もひと目ぼれ。

昨日、夢の中でウチに来たおかんのフィアット850スポルトクーペ。「母と子」ですよ、わかるかなぁ〜・・・

下のYoutubeビデオ見て初めて気が付いたんだけどフィアット850とフィアット500のリアエンジンの配置形態その他は– 前者は水冷、後者は空冷の違いはあるけど– 互いによく似ている。850のマウント方法見てみ。エンジンが後端でバネマウントされてるけど、それって500のと同じやん。エンジンフードのストップしかた見てみ。キャッチの機構は丸い滑車使う500のドアキャッチから直に借りてきたやつやん。その他、フロントのトランクにある、ジャッキやらウオッシャー液バッグやら、スペアタイヤとバッテリーの置き方やら、みんな500とそっくり。内装見ても500のそれと雰囲気が良く似てる。まあ、ちょっとだけゴージャスだけど。センタートンネルの上のシンプルで慎ましい小物トレイやシフトレバー、ベダル、その他諸々も、直に500の血を引いているのを示していて、思わずニヤリ。

年月が過ぎ去って年を取り、今さっきまで僕の初恋、、、いや、初車のフィアット850スポルトクーペの細かな部分を忘れてしまっていた。このビデオに行き当たって、いろんなことが蘇ってきたし、結局、車選びということでは知らず識らずにおかんの足跡を辿ってしまったんだなあ、としみじみ。まあ、今日そういうことを発見して嬉しいけどね。


Mom’s FIAT 850 Sport Coupé

日本語はこちら

Although my first car owned by myself was a Suzuki Jimny, the very first car I drove with and without (hush hush) driver’s license was a FIAT 850 Sport Coupé.

昨日、夢の中でウチに来たおかんのフィアット850スポルトクーペ。「母と子」ですよ、わかるかなぁ〜・・・

That car was my mom’s, and after I got driver’s license she would let me use it whenever I needed. The FIAT came to our home when I was 18 or so. I didn’t have driver’s license then. Nevertheless,  I occasionally drove it while mom wasn’t home. I never got caught in action, so I thought she didn’t notice the fact. Now, I am pretty much for sure she somehow knew my misdeed.

Long before those days, mom used to say she wanted to have one of those Porsche sports cars. In 1963, Japan’s first car express highway, the Meishin Expressway was inaugurated. In few years, the Highway Patrol of Kyoto Prefectural Police introduced a Porsche 912, an economy version of 911, to show off their authority and to dominate the traffic so that they can intimidate the speeding daredevil drivers. My mom was a then rare  woman driver and for some reason longed for one like that.

That was sometime between Tokyo Olympic games and Osaka Expo ’70 when Japan’s economy was skyrocketing, and mom’s business, too, was thriving. I think she could’ve bought a Porsche if she wanted to.  What she chose to buy instead was the FIAT 850. I asked her “Why FIAT?”, having been expecting a Porsche to come. I don’t remember exactly what she answered but it was something like her garage was so small especially in width that even a narrow-body Porsche couldn’t fit in– I don’t know if it was the very reason, though. But the FIAT 850 Sport Coupé delivered to our home was cute and I immediately loved it.

It wasn’t until I watched the Youtube video above that I realized the basic layouts of rear-mounted engines of the FIAT 850 and FIAT 500– though the former comes with a water-cooled engine and the latter with air-cooled one– and many other things are very similar to each other. Look at the way the FIAT 850’s engine is mounted. The engine is suspended with a spring at its tail end, which is the same method as that of the Fiat 500. Look at how the engine hood is stopped. The catch mechanism with a nylon wheel must be borrowed directly from that of door catch of  the 500. Other things in the front trunk bay– like the jack, washer liquid bag, the way the spare tire and battery are stored– are all similar to the 500’s. Turning eye to the interior, I notice that the entire atmosphere is close to that of the 500, only slightly gorgeous, and cannot help smiling for the simple and modest shapes of the clutter-catcher on the center tunnel, transmission shift lever, pedals, etc., too, show the fact that they are the descendant of the 500.

Years passed by, and as I got old, I had forgotten miscellaneous details of my first car, FIAT 850 Sport Coupé until just now. Now that I came across the video of the car, many things have revived into my mind, and heartily think, after all, I have ended up with following my mom’s foot steps in terms of the choice of car without noticing it. And I am glad I discovered it, today.