英語資料 その後

英語のレッスンの教科書の使いたかった本が見つからず、仕方なしに記憶を頼りに「似たようなもの」を描いていたら、Facebookで友人が件の本を見つけてくれた。

1945年初版というから僕より年上。。。しかも絶版にならず今も売られている

『絵で見る英語 Book 1 改訂新版』
English Through Pictures Book 1
I・A・リチャーズ (共著)、クリスティン・ギブソン (共著)

なんと、CDの付録まで付いてるし!!!

これでやっと、手間のかかるイラスト描きから解放される!(でも、結構楽しかったな)

ちなみに、50年の隔たりからイラストのStickmanの容姿は僕の頭の中で相当に変貌していた、、、。ま、それはそれでご愛嬌。

50年経ってもはっきりと思い出す一場面がこれ↓。
クマから一目散に逃げる格好がおかしい。

http://www.ibcpub.co.jp/imgt/9784896842654.jpg
IBCパブリッシング(株)Websiteより

本の出だしはこんな感じ↓
なんと「English through pictures」というWebsiteもある。


英語資料 その2

日本語話者にとって普通の「それ」という代名詞が、英語の「it」では置き換えられないと中学校で習んだけど、みんなつい忘れてしまうらしい。

「これ」=「this」、「あれ」=「that」、しかし「それ」≠「it」

英語の人称代名詞「it」が面倒くさいのは、「それ」という中間距離のものを指す代名詞ではないけれど、彼とか彼女という性別を認識できない物(物体、動物など)を指す中性の代名詞であること。さらに、はっきりと目に見える物だけででなく、話者と聞き手(書き手と読者)の間で共有されている話題の対象(知識、概念、意見、思想、アイデア等々)をも指し示す。しまいには「何もない」ものも表すという、日本語では考えられないことまでやってしまうのだ。(”It’s raining.” とか”Take it easy,” の「it」は何も意味しない)

だからこういう始末に負えない「it」は、訳さずに直に状況を見て身に付けるのが良いと思う。

そう思ってわざと一般的な人称代名詞(he, sheなど)と分けてイラスト化していたら、それが出来上がる前にアメリカ人の友人から「『三人称単数中性』が抜けてるよ」と指摘が来た。