歳とったおふくろのために買ったAZワゴンだけど、おふくろがいなくなり、もう必要がなくなって久しい。自分の体は一つしかないのにクルマは2台要らないからFiat 500のチンクエチェントだけにしようと考えている。
ペレットストーブの燃料や木材など工作の材料を運ぶのにチンクちゃんではちと役不足、力不足。そこで、軽登録の小さなトレーラーを曳くというアイデア。でも海外ではいくらでも例があるが、日本では実際にもネットでも見たことも聞いたこともない。はたしてできるのか、、、
今回は、陸運支局と軽自動車検査協会へ行って登録可否の問い合わせのところまでやってみた。
Fiat 500でのトレーラー牽引について考えた:
1,目的:搭載量の少ないFiat 500でカーゴトレーラーを牽引する
2,要件:牽引車両(Fiat=普通自動車)、被牽引車両(軽登録)の両方ともに合法的に登録する
3,手続:連結検討の計算に基づき運輸支局または軽自動車検査協会で車検証(牽引、被牽引車のどちらか、または両方)に牽引可能の記入をしてもらう
4,問題:Fiat 500での牽引登録の前例があるかどうか、また、実際に牽引できるかどうかも不明
5,行動:京都陸運支局に電話問い合わせ、車検場に出向き制動力実測、Fiat 500の連結検討計算をしてもらう、軽自動車検査協会京都事務所で軽カートトレーラーの連結検討の可否を調べてもらう
まず目的は、最初に書いたようにFiat 500だけではあまりに積載量が少なく買い物や仕事に支障をきたすので、なんとか積める量を増やすこと。ルーフトップやエンジンフードに取り付けるキャリアでは燃料など大きく重い荷物の買い出しや移動には無理がある。そこで常々トレーラー導入の必要性を感じていた。(1)
トレーラーを曳く場合、当然のこととして曳くクルマも曳かれるトレーラー自体も適法でないといけないし、物理的に安全な運行ができるかどうかも検討吟味されないといけない。ひとまずの安全の目安として合法的な登録ができたら構造上の安全も担保されると考える。(2と3)
常識的に考えて今の軽自動車より軽く非力なFiat 500にはできるだけ小さいトレーラーが適当だろうということは容易に想像がつく。まあ、せいぜいペレットストーブの燃料(10kg)が10袋、つまり100kgの荷物が積めれば御の字だ。実際、トレーラーそのものは構造計算など設計上の強度が確保され、軽自動車登録が可能なものが幾つも市場にでていて、自重わずか70kgというものまである。
しかし、戦後の物資の少ないイタリアで作られたFiat 500自体はとてもトレーラーを曳くことを考慮しあるとはとても思えない。にも関わらず海外のネット情報ではトレーラーや中にはキャンパーまで曳いている写真が山ほど出てくるのだ。トレーラーヒッチなどのリギングパーツも売られている。翻って日本では、、、その手の情報は全くと言っていいほど無い。(4)
けど、あれこれ気を揉んでいても事は始まらない。先ずは資料集めと運輸支局への問い合わせから始めた。