ああ、予定が被っていけない! (from Instagram)
お友達から「クリスマスプレゼント」と言ってチョコレートスプレッドをいただいた。お礼を言って「クリスマスまでもたないかも」と付け加えたら、「大丈夫!瓶詰めだから」と言う返事。いや、そういう意味じゃないんだけど・ ・ ・「じゃぁクリスマスまで開けないようにしますね」と言って、今帰り道。なぜかプチメックでパンを買う僕・ ・ ・ (from Instagram)
長らく探していた口語チベット語の辞書『現代チベット語動詞辞典 (ラサ方言)』が手に入った。(from Instagram)
17〜8年前に星泉さんが著して今も評価の高い辞書だが、気づいたときには在庫が無くなっていた。もともと発行部数が少なかったので古書として出てくることも滅多にない。たまにヤフオクとかに高額で出品されていたようで、少々高くても落札したかったが行き当たったことがなかった。
それが偶然、数年前に増刷されていたと知ったのはほんの4日前。また乗り遅れたか、と思ったけど、ダメ元で問い合わせみてみたら「在庫あり」とのこと。さらに、オマケと言う訳ではないが、『古典チベット語文法:『王統明鏡史』(14世紀) に基づいて』と言う星泉さんの新刊も配布されていて、どちらも無料でいただけるとのこと。早速「東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築(LingDy3)事務局」と言う恐ろしく長い名前の配布を元に申し込んだ。どういうわけか研究者・大学関係者と勘違いされて送料も免除と連絡があった。チベット研究をやっている知り合いの大学教授と共同編集した大学の刊行物がいくつかあるので、僕まで研究者だと思われたのだろう。チベット関係に限らず、大学や研究所はどこも予算が逼迫している昨今、配布元がそう言ってくれてもこれ幸いと無料でもらうわけにはいかない。丁寧にお断りして、着払いで送っていただいた。
今朝届いて、箱を開けるのももどかしくワクワクしながら手に取って、辞書と文法書を開いた。日本のチベット語研究は仏教を通じて始まったので、古い辞書や文法書はどちらかと言うととっつきにくいものが多いが、送ってもらった2冊はずいぶん様相が違っている。かといって旅行者用の簡易な会話手帳のようなものでももちろんない。星泉さんのお母さんの星三千代さんのチベット語入門書も読んだことがあるが、其処此処に「受け継がれた伝統」のようなものを感じる。
中村哲さんの肖像を尾翼に掲げて追悼と謝意を表したとされるKam Airの画像はフェイクだと、Facebookで書いた。 (from Instagram)
(Facebookに投稿した)その理由は、別画像を上から貼り付けたためにラダー(方向舵)の線が欠落しているということだったが、もう一つ、この画像がでっち上げだと確信する根拠を見つけた。
肖像が描かれた垂直尾翼は画面では機体の斜め前方から角度をつけて見ている。後部ドアの輪郭の丸みからもそれがはっきり確認できる。だとすれば中村哲さんの顔は横幅が縮まって見えるはず。しかし、原画と思しき肖像画を斜めから見ている尾翼のそれと重ねて見るとぴったりと合わさってしまった。これはありえない。
つまり、やはりこのKam Airの肖像画はリアルの尾翼に描かれたものではなく、別々の画像を合成したものだと判断できる。(公開された類似動画を2つほど確認しているが、やはり不自然さがあった。ただ、こちらは上記のような根拠を挙げられないので判断はしない)
Kam Airがこのような画像を公開したのは善意なのだと解釈したい。実際にペイントやラッピングできないまでも、せめて中村哲さんへの気持ちを表そうというのなら、それもありだとは思う。
ただし、そういう手法を採ったと明示すべきだ。 「これは本物だ」と書いてないからOK、という話ではない。絵ではなく「写真」である以上、見る人は「本物」だと受け取る。僕が問うているのは、情報の意図が善意か悪意かに関わらず、事実が曲げられているのに気付かず、恰も「本当のこと」として拡散されることの危険性だ。それがたとえ僕にとっても偉大な英雄である中村哲さんのことだとしても、、、いや、そうだからこそ心配するのだ。
画像の不自然さに気づいていても目をつむり、中村哲さんを賛美するためには少々ウソが混じっても構わない、そのまま拡散してもいい、というのはとても危険なことで、虚飾とは無縁の中村さんご自身なら必ず切って捨てられただろうと思う。
その以前の投稿というのはこちら↓
動画↓
https://twitter.com/i/status/1202916757415047169