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Ciao リアブレーキの保守

いつの頃からかCiaoのリアブレーキの効きが悪くなり、今では坂道での制動はほとんど望めない状態。感触からすると油で滑ってるって感じ。

ばらしてみたらやはり、、、

ブレーキドラムとブレーキシューがベトベト。ここにオイルが入り込むのは車軸ベアリングのオイルシールが傷んでいるからだろう。そういやリアブレーキが滑るようになったのは以前にギアボックスにオイルを継ぎ足してからだったような気がする。

ギアボックスをバラして、ギアの腑分けと車軸のオイルシールを交換するのはメンドクサい。。。ん?いや、外からできるか、、、。でも、いつも買うUgajinさんでは「 欠品中 入荷待ち」となってるんで、どうせすぐには入手できないからなあ、、、

これだけ漏れたおかげで油面は下がっただろうし、今回の後輪脱着でも換気孔から少し外部に滲み出たから、ギアボックス内部のオイルはシールに届かないレベルになってる、、かな、、、。とりあえずブレーキドラムに漏れ出すことは当面ないだろう(と、あれだけ盛大に漏れてたことを「無かったことに」するつもり、、、)。

オイル漬けになったシューのライニングは、本来なら中まで完全に脱脂をしないと、いくら表面をブレーキクリーナーで拭いたところで使っているうちに油気が染み出して効きが悪くなるだろう。ただ、今までリアブレーキは効き過ぎで、タイヤのグリップのなさと相まってすぐロックするくらいだったから、少々ジワっとかかるほうがいいんじゃね?と、これまた勝手に都合のよい解釈。

なので、このままブレーキクリーナーをふりかけまくって掃除して、知らん顔して組み直すことにした。そうそう、ブレーキ鳴きを減らすためにブレーキのライニングに金ノコでグルービングを刻んでやった。

作業の最中に余計なグルービングを始めたりしてたらリアホイールを車体に戻したところで日が暮れてしまった。後は明日だな。


追記:工具を片付けているとブレーキシューの軸留めのクリップがレンチボックスの中に転がっていた。あ”!!!!


追追記:翌日、って今日だけど、後輪クラッチとギヤボックス、ブレーキドラムを再分解し、めでたくクリップを取り付けた。

全てが順調に組み上がって、試運転しようとしたがクラッチがつながらない、、、滑ってる。ブレーキがかかるようになるとエンジンがかからなくなった、、、。ったくぅ!話が滑ってる。。。
(;´д`)トホホ…

ブレーキクリーナーで洗浄したときに、他の部分のオイルが着いたらしくスタータークラッチベルに僅かな油膜ができてしまい、洗浄した意味がなくなった、、、どころか害に。再度分解。クラッチベルを金属タワシとサンドペーパーで磨き、クラッチのライニングも洗浄と磨きをかけて、ようやくエンジンが掛かった。ふう、、、

僕のCiaoはBravoから移植したバリエーターが付いていて、ギアボックス内部のギア比が適切ではない。そのため、始動時にスタータークラッチに大きな力が掛かり、クラッチシューが変形しやすい。今のクラッチシューも、元々変形してしまったものをライニングを削ってごまかしてあるので、そのうち交換しないとなあ。


手袋の中の何か、、、

Fiat 500 のエンジンマウント、というか正確にはギアボックスのサポートがずり下がっているような気がして、思い切ってジャッキアップ。

潜り込んで見たら、やはりボルト・ナットが長穴の一番下に。先日来、なにかギシギシという音がするので、これかもしれない、、、と、締め直しをしたのだが、結局、異音は直らなかった。ま、少々ズリ下がっていても、それを引っ張り上げても、性能や機能にはあまり関係がなさそげな場所ではある。

「ウマ」(ジャッキスタンド)をカマされたチンク嬢は、四つん這いで尻を高く上げたような、何かちょっと恥ずかしい格好。僕は仰向けになって後ろの方から下に潜り込んで、人間の躰で言えば下腹部に当たる場所をゴニョゴニョいじる、、、と書くと語弊があるが、時折すぐ傍を通り過ぎる近所の人たちはこれをどう見ていたんだろう。

ま、結局、炎天下の作業は何の結果ももたらさなかった。ただ淡々とネジを緩め、また締めただけ。ふう、、、。

途中で一度、ギアボックスとサポートのホルダーの間に敷くゴムシートと工具を取りに家に入り、戻って来てまたクルマの下に潜り、地べたに置いてあった作業手袋をはめ直したら、親指の先に何か異物を感じた。ゴムみたいなグニョっとした感触で、「あれ?何でさっき切ったゴムシートの破片が入ってるん?」と思って手袋を脱いだ。

親指を抜くと、一緒に出てきたのは15〜20cmくらいの黒光りするムカデ!!!

覚えてないけど、きっと変な声をだしただろう。慌てて手袋を振り投げ、クルマの下から飛び出した。それまで暑さでぼーっとしながらの作業だったけど、一気にテンションアップ。「ぼーっと行きてんじゃねぇーよ!」と怒られたのかも。

でも、もうシャキッとしたんだし、ムカデにその辺をウロウロされたら堪らないので、手袋を工具でつついてみたが居なさそう。クルマの下に滑り込むために敷いていたダンボールをめくったら、ゴムでできた作り物みたいにツヤツヤに黒光りした「奴」が慌てて、ガレージジャッキの下に走り込んだ。ガレージジャッキはギアボックスを支えていたが、仕方ないので一旦下げて、奴が潜んでいないか確認した。どうやら、直ぐ側の側溝の蓋の孔から逃げていったようだ。

しかし、あのまま手袋の上から押さえたりしていたら、恐らくムカデに噛まれて、作業どころではなかっただろう。毎年、一度や二度は家の中でも見かけるけど退治したりせず、いつも丁重に出ていっていただく。害虫を食ってくれるからねえ。でも、まさかほんの数分放置しただけの手袋の中に潜んでいたとは。。。 危ない危ない!(さすがにムカデの写真を撮る余裕は無かった)


Fiat 500 トランスミッション・ディファレンシャル ギアオイル交換実施

昨日、ギアオイルの交換準備で加圧式の給油缶を作った。なかなかうまく出来てるんじゃね?(笑)

ホースをつなぐまえの給油缶

今日はそれを使う。自転車用空気入れで加圧できることは確認済み。いよいよ缶にオイルを入れて、、、ていうか、気の早い僕は昨日のうちにオイルを給油缶に移し替えてあるから、、、後はギアボックスに入れるだけ。

水平面に駐車した状態でないといけないので、家から50mほど離れた場所で作業開始。オイルを入れるには、ジャッキアップして傾けられないので、ちっさいチンクチェントのケツの下に潜るのがとても面倒くさい。地べたにダンボール敷いて、ズリズリと滑り込む。

Fiat 500 のトランスミッション・ディファレンシャルギアオイルはゲージがないから、給油口から溢れ始めたらそこが適正レベル。まず、クルマの下で給油口のプラグボルトを外し、ドレーンボルトを外して古いオイルを抜くのだが、そこでレンチを取っ替え引っ替えして作業するのは本当に疲れる。しかも梅雨の晴れ間は暑いし、蚊も飛んでくる。

ドレーンから出てきたギアおいるは、、、なんと500ccもないかもしれない。どこにいっちゃったんだろ?下からダダ―っと漏れてる風でもないが、よく見ると、ドレーンプラグに僅かにしずくが付いていた。滴下してないので一日置いても1滴あるかないか、、、1年半でこんなに無くなるのか?しかし、危ないところだった。このところはコロナのご時世で遠出をしてないから、壊れずに済んだが、、、。それと、プラグボルトには鉄粉回収用に磁石が付いているはずなのに、外したのには何もない。当然鉄粉もついてないが、幸いオイルは減ってはいたがキラキラ鉄粉が浮遊してる様子はない。とりあえず潤滑性能の高いオイルを規定量(1.1リッター)入れてやらねば。

何とか古オイルが抜けたのでドレーンボルトを元に戻し、ホースを給油口に差し込んで、外に出た。いよいよオイル缶に空気入れをつないでポンピングしてみたら、、、軽い!これなら潜り込んでやる面倒なネジ外し作業を補って余りある楽チンさだ。これでギアオイル(80W90 LG-5)を1缶、1リッター、それでは少し足りないのでさらに100cc+αを注入し、プラグボルトを戻して、作業完了。ご丁寧に緩み防止のワイヤリングが施されているので、一応その脱着も含めて、作業は15分もかからない。いや、10分だったかも。

ポンピングの様子↓

復旧がすべて終わり、下から滑り出ようとした瞬間に、車体の下からはみ出した下半身の半ズボンとスリッパの素足にポツリポツリと雨が落ちてきた。工具を濡らしたくないので、とりあえずダダ―っとかたしてガレージに運び込み、運びきれなかったダンボールその他を取りに行く頃には土砂降りで、びしょ濡れになってしまった。あと数十秒、作業が長引いていたら、、、。チンクの下で雨宿りになったかも。あ、でも、工具は濡らしたくないから、やっぱ出ただろうな。