今の今まで普通に使えてたインクジェットプリンタで年賀状を刷ろうとすると、紙詰まり、印刷位置ズレ等でまともにプリントできない。去年はできたのに、、、せっかくのお年玉付き年賀ハガキがボツの嵐、、、
(;´д`)トホホ…
原因:
- 紙送りローラーの汚れ/経年硬化。ゴムローラーの表面に紙の粉が付着、または劣化して硬くなって、コピー用紙より厚くて硬いハガキをトレイから引き込めない、奥へ送り込めない。
対応:
- 普通の人は「買い替え時」と考える。わずか数千円で新品が買えるからね。けど、ハガキ以外は普通に使えるものを捨てるのか?タチが悪いのはスキャナ付きの複合機。普段から一般家庭でのスキャナの使用頻度はプリンタより低く、ほぼ新品状態ってのが多い。これも一蓮托生?
- 「メーカー修理」に出そうかと思う人もいる。しかし数千円で買ったものなのに保証期間が過ぎて修理を依頼すると、ン万円の見積もりとか返ってくる。または有償修理のサービス期間終了で受け付けてすらもらえない。
- だいたい送りローラーなんて一個数十円のもの。「自分で修理」してやろうという猛者もいるだろう。しかしプリンタの代替わりが激しいので部品保有期間も数年と短いうえに「一般の方にはお売りできかねます」と供給を拒否される。
解決:
- プリンタ用のクリーニングペーパーでローラーの汚れを掃除する。経年劣化したローラーも掃除とわずかに表面を削り取ることで摩擦が増す可能性がある。
- インク交換用の蓋をガバっと開き、送りローラーを露出させて、アルコール(除光液やシンナーも使えるがおすすめしない)と綿棒でローラー表面の紙の粉を拭き取る。機種によってはメンテナンスベイを開けるとインクカートリッジが移動してくるので電源を切って行うこと。
- ハガキの送り込み方向の端(上辺)を鉛筆や筆の軸でしごいてカールさせる(巻く方向に注意。後述&イラスト)。
- 一枚ずつ手差しする。またフロントローディングのトレイより、背面トレイや背面差し込み口があればそちらを使う。
- 上記をいくつか、またはすべてを組み合わせてプリントすると成功率が高い。
ハガキの曲げ方:(イラストを作ったので参照のこと)
- プリンタの機種により、印刷面が上(表)向きと下(裏)向きの違いがあるので注意。
- 曲げるのはプリンタに最初に入っていく「上辺」で、内部のローラーに巻き込まれる方向に曲がりを合わせる。
- ハガキの「上辺」を手前にして机に置き、丸棒(鉛筆、筆、丸箸等)を乗せて片手で固定し、ハガキ下辺を持ち上げて上方へ引いてしごく。
- ハガキ全体を曲げる必要はなく、上辺から5cmくらいまでを強くカールさせ、そのあとトレイに入る程度に丸みを少し戻す。
- ハガキをプリンタにセットする時も曲がり方向に注意。