— 「旧」は25年前に買ったAsoloのバックパッキング用ブーツRambler S。山用ではなく、歩く靴。磨り減った靴底をビブラムにリソールして、、、と思っていたが、手入れしているうちに革の重さと硬さが気になった。登山用としての再生はやはり無理があるかも。(靴そのものの問題ではなく、軟弱になった僕自身の堕落のせい)
http://okamoo.com/blog/2015/04/13/%E5%8F%A4%E3%81%84%E7%9B%B8%E6%A3%92/
— 「現」は5年前から履いているKeenのTarghee II Mid。これも本格登山靴ではない。軽くてつま先の圧迫感もなく、重いバックパック担いて長距離を歩くには丁度良かった。が、ソールの貼り替えは不可能。白神山地でアッパーとソールの合わせ目に隙間が開いてきた時はさすがにあせった。
— 「新」は今度買ったHanWagのBadile Combi GTX 。またまたバリバリの岩稜登りじゃなく、アプローチシューズも兼ねられる軽量な山靴。ソールも十分固く、いっちょまえにセミワンタッチのクランポンも付けられる剛性があり、一応登山靴と呼べる部類に入る。それでいて540gは驚異的な軽さ。
— これまで履いていたTarghee II Midは500gほどだっけど、ソールの柔らかさによる歩き易さと引き換えに岩の上ではグリップには不安があった。今度のBadile Combiは信頼できるビブラム底で、アッパーには保護と剛性をアップさせるラバーブリムもしっかり巻いてあるのにここまで軽量化されている。
— ファブリックの登山靴は中学の時に初めて使ったキャラバンシューズ以来だなあ。あれは内側がゴムびきのナイロンアッパーで、中身はゴム長靴みたいだった。通気性を確保するためにハトメが打ってあった。ソールもグリップもへったくれもなく、それを補うために土踏まずの部分にギザギザ金具が付いていた。まあ、言ってみれば登山靴モドキだった。それでも、それまで運動靴で山道を歩き木の根で滑って捻挫し、ゴム長で雪深い北山へハイキングに行って凍傷で足が腫れ上がらせていたのだから、初めてキャラバン履いたときはイッチョマエのアルピニスト気分になったものだ。(現在のキャラバンブランドのマウンテンブーツはちゃんとしたものに進化しているらしいけど)
— 昔のキャラバンと違って今どきの登山靴はゴアテックス。Badile Combi のGTXって車のグレードみたいでチャラいなと思っていたけど、どうやらゴアテックスの略らしい。これまでアッパーは革でなくっちゃって思ってたのに、もうこの歳になると布でもなんでもいい。装備は軽いに越したことはない。ちょっと気恥ずかしい赤、黒、シルバーの配色も何のその、だ。