知り合いの買ったMac miniのシステムディスクのSSDが250GBと小さいので、データストーレッジ用のSSDを追加した。
元からのSSDはPCIe、追加するのはSATAの接続となる。HDDやフュージョンドライブ用に2.5インチ用のベイが空いていて、そのスペースに組み込むことが可能。ただし、マウント用のラバーブッシュやネジ、それにSATAケーブルは付いていない。
追加ディスクは起動デスクじゃないからバリバリに早くなくてもいいので安いHDDにしようかとも思ったが、SSDもずいぶん安くなってきているし、システムに容量を食われないので500GBもあれば知り合いの用途ではお釣りが来る。安くてそこそこの性能で発売日があまり古くないSanDiskの480GBのものを選んだ。下位機種とはいえSSDの速さはHDDと比べ物にならないからなあ。
ところで、Mac miniのSATAケーブルセットが売られている。2014年用専用のものはかつて7〜9千円だったが、今は2011〜2014年までの各型共通のものが半値の3千5百円〜4千円くらい。安くなって良かった、、、って思ったが、よく考えてみたらケーブルとは言うもののペラペラの樹脂フィルムに導線がプリントされ、両端にコネクタが付いているだけだから、おそらく原価は10円もしないだろう。それに、付録のトルクスレンチその他の工具やネジ等もチャッチイおもちゃまがいの安物でやはり10円もしないであろう代物ばかり。半額でも結構あくどい儲け方だ。
ネット上では2014モデルに対応を謳っていない「旧型/サーバー用ケーブル」が時代遅れになって千円ちょっとで投げ売られている。いろいろ調べてみたら、サイズも形態も機能もコネクタの位置も全く同じ。上述のようにプリント配線なのでケーブルの途中でわざわざクロスさせてピンの配置を変えたりはしないだろうし、使えんじゃね?と思っていたら、やはりネットで使用可能という情報が見つかった。
知り合いには低品質な安物は使わないと言ってあったが、これは特に低品質というわけでもなく、販売者が対応機種を知らないだけのこと。そこで「試し」に買ってみることにしたが。まあ、駄目でも千円少々の勉強料、っていうかリスクはほぼゼロ。これを知って、やらないほうがおかしい。
というわけでMac miniをちゃちゃっと分解し、ぱぱっとSSDを組み込んでみた。(ifixitがとても参考になる。ありがたや)
ちなみに、上述のケーブルセットに付いてくる専用工具はさすがに2014には対応しきれないので、トルクスという特殊工具のなかでも更に特殊ないじり止めに対応したセキュリティトルクスが必要。(セットを購入したが、必要なのはTR6のみ。他は付属品で間に合う)
組み終わって、Command+Rで起動し、ディスクユーティリティで新規取り付けたSSDのマウントと反応を確認。一旦消去して再フォーマットし、ディスクをStorage SSDに変更。ケーブルはちゃんと機能している。しめしめ!
ついでにOSを最新のHigh Sierraへ。(それは次回)