遠くからのお茶、もうひとつ

昨日、用事で友人の家に行ったら笹の葉茶とオハギをご馳走してもらえた。昔住んでいた京都北山の花背別所はクマザサが絶滅状態だけど、そのお茶の笹は飛騨かどこか遠くで採ったものだそうな。香りも味もシンプルで美味しかったので、ついオカワリを所望してしまったくらい。

家に帰ったら、東京の友人T君からパケットが届いていて、中には珍しいお茶が入っていた。何時まで経っても、ぐずぐずと明日延ばしにしている茶店の開店に業を煮やしたのかな。先日書いたダージリンのシェルパ、Chewang君は僕の茶店計画を知ってか知らずか紅茶を送ってくれたけど、この東京の友人は知らないどころか、茶屋で使う魔法瓶を羽田で受け取り京都まで運んでくれた人だ。彼は僕の旅不精、出不精を慮って旅先から手紙やメール、写真などをよく送ってくれたし、日本に居る時も時たま異邦の香りがする飯屋へ行った報告をしてくれるし、変わった食べ物を送ってくれることもある。

で、今度はパキスタンからアフガニスタンにかけて飲まれているカワチャイだ。T君の友達が北パキスタンのフンザから持って帰ってきたものだそうで、そのおすそ分け。うれし!(「知人のフンザ土産です。残り少ないですが、北パキの乾いた空気を思い出しながら味わって下さい」というメールも届いていた。優しい奴だなあ。。。)

カワチャイは僕もカラコルムハイウェイ経由で新疆へ向かう途中、フンザやチトラール辺りでよく飲んだものだ。

T君によると、カワチャイはハーブのような植物の葉(小枝も入ってるけどね、写真)の干した物にカルダモンを加えたもので、今は砂糖を入れて飲むのが旅行者の間では一般的だが、土地の人たちは岩塩を入れるらしい。

20年前の怪しい記憶を辿ると、砂糖入りでも塩入りでもどちらでもなく、またハーブでもなかったような気もする。つまり普通の緑茶にカルダモンのスパイスが入ったものだと思っていた。なぜ緑茶だと思っていたのか、、、それは、カルダモンの香りのせいで茶葉の香りを嗅ぎ分けられなかったのと、茶屋や宿の軒先に”Tea – Produce of Kenya”と書かれたクレートを見かけたことがあったからだ。北パキスタンあたりでは普通の緑茶とハーブティーの両方が混在するのか、単に僕の記憶が混乱して不確かなのかは定かではないが、、、。

で、今日になって、いただいたお茶を早速淹れて普通の茶葉かそうでないのか確かめてみた。そのため最初はカルダモンを入れずに味わってみた。あれ?さっき飲んだ笹の葉茶とよく似てる。つうことは、、、少なくともこのカワチャイは茶の木の茶葉ではなさそうだ。。。が、ま、詮索はその辺にして友人に教えてもらったとおり、カルダモンを爪で割りもうひと煮立て。晩い午後の陽が射す部屋中にいい香りが漂う。

その後、陽気に誘われてエレキフィドル担いで京都御所へ。ギコギコ弾いていると、愛知県から来た看護大学生だというおねえさんに声をかけられた。試験明けの休みで京都見物。あれこれインチキ楽器について質問をうけ、ひとしきり話し込んたけど、後で思うに、せっかくだからお茶にでも誘えばよかったかしらん。。。(でも、バイオリンでナンパするおやじなんてなあ。。。)

「遠くからのお茶、もうひとつ」への1件のフィードバック

  1. インチキお茶とインチキデートで幸せ一杯。
    インチキって、好きな言葉です。
    でも、インチキ政治家、インチキ環境、インチキ思想、インチキマイナスイオン、インチキグローバル化、インチキ新自由主義は嫌だな。

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