むかし住んでいた家が空き家になるので、昨日明け渡し確認と鍵の受け取りに京都市北部の花背別所へ行った。標高600mの小さい集落にはまだ少し桜の花が残っていた。
昔なじみの土地の人はみな「今年の花は早うて、期間もあっちゅう間やったなあ」と言っていた。
僕の住んでた頃は毎年、市内中心部からひと月遅れの連休中が花の真っ盛りだったので、今日あたり見頃だろうと思っていたのに、、、
別所に着いてみたら山桜はとっくに散り終わり、枝垂れもかろうじて半分ほどが残っているだけ。廃止されたスキー場の真ん中にある僕のお気に入りの桜もすっかり葉桜に。ただ、大工さんちの遅咲きの八重だけはまだ盛りだった。
すっかり忘れていたけど、春の遅い花背でも端午の節句は暦通り。そのため桜と鯉のぼりという取り合わせが見られる。東北、北海道なみ。。。
スキー場に寄ったついでに谷の反対側にある別所のお宮さんに詣でてきた。
段々畑の奥の杉木立の中の、いかにも「奥ゆかしい」小さな神社。杉の大木が御神木として小さな舞楽殿の横にそびえているが、十坪ほどしかなさそうな狭い境内では尚更大きく見える。
用事を終えて、別所よりさらに奥の大悲山峰定寺(と言っても、誰も知らないか、、、)の近くに住んでる友人夫妻を訪ねた。
先月、彼らはカンボジアを旅してきて、おみやげに買ったのが写真の「アンコールワット・クッキー」。旅話を聞きながらお茶と一緒にいただいた。ココナツ味やらカシューナッツ味やら、数種類あるらしいが、僕が食べたのはパイナップル味。ほんのり酸味があって、結構イケるじゃん。
帰りに、何枚か持たせてもらい、今、これを書きながら食べている。