煮桃

2015-07-23 01.51.16Mod僕はアレルギー反応が酷いので桃が食えない。

桃だけじゃない。反応が出るのは主にバラ科植物の生の果実、すなわち、桃、スモモ、サクランボなどなど。。。

ただ、熱を通したジャムやコンポートなどはOK。

だったら、モモも煮たらいいじゃん?!と去年やってみて大OK。甘味は失われず、皮もツルンとむき易い。

今年もモモをいただいたので、早速、桃煮に。

沸騰したら弱火で10分、都合15分ほど茹でたが、皮付きで煮るので果肉から甘味が水に滲み出さないので、めっちゃあま~い!!!

ただ、茹で上がって、皮を剥いているとそこはかとなくワイセツ感が漂うのでありまする。


Madisonの部屋

いつだったか、おふくろのフィルムスキャナで院生時代の作品スライドをスキャンしたことがある。その中に作品じゃないスナップショットも幾つか紛れ込んでいた。

古い写真を探していて、ネットワークにぶら下がっている別のマックを漁っていたら、散らかった学生アパートの部屋の一枚が出てきた。壁のカレンダーにはNovember 1989とあるが、はて、、、あのころは、Mifflin St. のアパートだったか、Marion Hallか、その裏のFrancis Apartment かも、、、

壁にはキャンパス・ムービーの予定表が4種類も貼ってある。学内のいろんな映画サークルが毎日どこかの教室や講堂で映画を上映していて、安い学期の通し券を買って名画のハシゴをしたものだ。小津や黒澤の映画を初めてちゃんと観たのもMoorheadやMadionのキャンパスだったなあ。

よく見ると机の上に日本語ワープロが立てかけてある。学部生の頃はコンピュータ・サイエンス学科に出向いてApple IIeでペーパーを書いていたが、もうこの頃はMacが出ていた。ただ、おっそろしい価格で学生の分際でおいそれと買えるシロモノではなかった。代わりにスペルチェッカーの付いたワープロ専用機を日本から持って帰って、ペーパーからレジュメ、スライドマウントのラベル作成にまで使っていた。機種は文豪ミニ5だったかなあ、、、アメリカの110Vの電圧に耐えられず煙を吹いたりしていたが、よう働いてくれた。

Liteのビール缶があるが僕のじゃない。誰かが遊びに来て残していった空き缶を、折れたカッターナイフの刃入れにしていたやつだと思う。救世軍のリサイクルショップで買った電気スタンドも懐かしいなあ。その横に学部生の頃から今も使っているスライドケースも写っている。まさにこの写真のスライドが入っているやつだ。電話機はTime誌を定期購読してもらった安物のちゃっちい景品。床のダンボール製書類ケースはまだウチの押し入れで現役だし。。。

ああ、、、とりとめもなく下宿部屋の写真を眺めているうちに、四半世紀前、地球の裏側で使っていたあの椅子やカウチの手触り、座り心地まで思い出してきた。

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