個人的には、リアルな絵の中に見えないはずの応量器の重なりあった断面がうっすら見えているってのが良いかなって思うんだけど。
それぞれ別々に描いたもので、片やリアルに現物の器を一つ一つ実測して線におとしたもの、片や妄想空間をパソコンのソフト上で構築したもの。
なのに、重ねたら縦横比以外ほぼピタッと一致。これには驚いた。いちばん外側の器の外輪郭だけじゃなく内側まで、映り込みの壁と床の境界その他のラインと線画の曲率が「え?ホント」って描いた本人がびっくりするほど同じで、全く破綻していない。
もっとも、本当に映り込んだらこんな曲線にはならないんだけどね。
それにしてもまあ、できすぎの話に聞こえるだろうな、でも重ねてみたときは、ちょっとゾゾッとした。
ひと月も前のことなので忘れていたけど、以前にUPした本物の応量器を撮影した写真が間接的には下敷きになっていると思う。記憶を頼りに描いたものと見比べたら天井の高原ランプの位置関係はかなり近いが、見る角度や輪郭の丸みがかなり違う。(苦労した小皿の映り込み、、、この写真を見て描けばよかった!あ、でも、写真は5個セットなので小皿が映って無いか、、、)
皮肉なことに、この時の撮影ではカメラと撮影者である僕自身を写り込みから排除するのに腐心している。(笑)
レンズ1個の写真と両眼で見る実物では感じがかなり違う。もちろん実測図とも違うから、リアルなイラストをでっち上げるときはある種のデフォルメが必要になる。
今回の応量器の絵も丸みを強調して輪郭を描いたつもり、、、なのに、写真より実測図にぴったり合致したってのは、、、何だろね〜?