ガレージジャッキを下からカマして一人でも下ろせるくらいのちっこい空冷エンジンだけど、いざとなったら根性入れてやらないと、、、やってる最中にゴロンと転んだら指でも潰しかねない。とかなんとか言い訳をして、去年、とうとう整備工場送りにしちゃったチンク。
今朝、工場から電話があり、エンジンがかかったとオヤっさんの嬉しそうな越え。早速飛んでいって、、、と思ったら、原付Ciaoのドライブベルトが滑っている。なんで今やねん!と罵りながら、急ぎベルトの締め直しをして工場へ駆けつけた。(一昨日の夜、ランプを直したばっかじゃん!)
着いて見たのは、新春早々にワックスがけをシてもらっている可愛いやつ。(可愛いとか言いつつ実は、僕は車を洗わない、磨かない。)
オヤっさんが「ご自分でエンジンかけてみてください」ってんで、運転席に乗り込んだ。が、すっかりスタートのシークェンスを忘れている。
とりあえずキーを回してイグニッションスイッチをオンに。それから、、、あれ?スターターのボタンとかあったっけ?
あ、そうでした。。。先ずチョークを引いて、、、てか、チョークどこ?
ボー然。 シートの上で凍った。
ややあって、気を取り直したら助手席との隙間にはえてる2本のレバーのことを思い出した。左がチョーク、右がスターターモーターのスイッチとギアを駆動するケーブルにつながっているんだった。
後付のレバー式キルスイッチを回して通電させ、キーでスタースイッチをオンにしたら、後付けの電磁ポンプがカシャカシャいい出した。スターターレバーをけっこう力入れて引くと、クェッ、、クェッ、、、、クェッ、クェッ、クェッ、クェッ、ブスン、クェッ、クェッ、クェッ、クェッ、ブスブス、ババババ、、、、ブ~ン!
やたー!エンジンに異音はなさそげ。つか、力強く良い音。イタロス-ポーツ版650ccは、オリジナルの500ccと同じ110Fというエンジン形式で、クランクケースまわりやシリンダーヘッドは共通の単純なボアアップバージョン(キャブは違うかも)。チンクの最後期型の純正600ccよりじゃじゃ馬なんだろうな、乗り比べたことないけど。。。
ただ、ランプ類が点灯せず。。。ウィンカーリレーは反応しているが、変な音で固着しているみたい。ヘッドライトもパッシングしか点かない。ブレーキランプだけOKという。(これくらいなら自分で直せるけど、ここはひとつ、プロに任せることにした。
前のオーナーがわけの解らん改造をして、キルスイッチの増設とイグニッションスイッチ(実はスターターは別なので電装系のマスタースイッチ)とバッテリーやヒューズボードの移設など、電気系統はぐっちゃぐちゃ。おかげで、大ベテランのオヤっさんでも頭を掻いている状態。でも、まあ、後は時間の問題。たのしみ~!!!