花盛りの桜の木の下で記念撮影。そしてクルマ屋さんの店先に置いて、最後のお別れ。振り返ってもう一枚。
日別アーカイブ: 2018年3月27日
AZワゴン
驚くほど写真が少ない。あれだけよく働いてくれたのに、僕は彼女をこき使っただけだったんだろうか、、、
一生乗ると思っていたホンダ・ビートを手放して、年とった母を乗せるために中古で買ったAZワゴンを、僕はどこかで歓迎してなかったのか。母が亡くなってから手に入れた趣味の車Fiat 500とは明らかに違う扱いをしてきた。
母を乗せた月日はわずかで、その何倍もの間、僕の馬車馬として故障もなく黙々と働き続けてくれた。
昨日、買ってから初めて室内を掃除し、外を洗った。洗車しないのは錆びさせないためで、20歳近い車齢で塗装は傷だらけ、それにずっと屋外駐車なのにほとんど錆びていない。
見た目の綺麗さには気を使わなかったけど、エンジンや足回りに機械的な負担をかけないよう、大切に扱ってきたつもりだ。日々最初のスタートはどんなに急いでいても暖機運転でエンジンにオイルを回し、街へ下りた帰り道はエンジンに無理がかかる原谷の峠越え急坂を避けて、遠回りでも谷底の川沿い道を通るようにしたので、バルブシールの経年劣化による僅かなオイル下がりがあるだけで、構造的にも機械的にもずっと好調を維持している。
決して可愛がったわけではないにしても、ムチ打つようなまねだけはしなかった。このまま潰されないで、誰かが乗り継いでくれるならまだまだ元気に走ってくれると思う。ぜひそうあって欲しい、、、