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Fiat 500 ウインドシールド交換(ボヘミアングラス!)
台風で割れたチンクのウインドシールド(フロントガラス)を交換した。宛先不明で川崎東郵便局で止まっていたチェコからのガラスが「正当受取人判明」でやっと今日届いた。
すぐ交換作業に取り掛かりたかったけど、コーキングが無いと雨漏りが心配。それに、古いガラスを外したら枠がサビサビだったらどうしよう、とサビチェンジャー(正式名は知らないが、赤錆に塗ったら黒く固まって被膜になる液体)も要る。材料買いに割れたガラスで最後のドライブ。
そんなこんなで、まずはルームランプ、ドライブレコーダー、ETCアンテナなどの配線を外す仕事に取り掛かったのはもう3時前。しかもその後のガラスを外すのにえらい手間取った。というのも、古いウェザーストリップ(ゴム)は飛んできた物がぶち当たって切れてはいたが弾力もあり、ひょっとしたら再利用できるかも、というスケベ心が働いた。さっさとカッター切れば2分で済むものを、マイナスドライバーでゴムの縁をネチネチ押し込んで20分もかかってしまった。
とまれ、無事にガラスは外れたが、、、下から出てきたのは以前の修理でいい加減に剥がしたシール(コーキング)の残り滓と、その上に乗っかった接着剤のようなシール材。このままだと水漏れの原因になるので丁寧に剥がし、ペイント薄め液で残りを拭き取る(ラッカーシンナーはダメよ)。これにも数十分。サビは幸い大したこともなく、サビチェンジャーを少し隙間に流し込むだけで済んだ。
次に、新しいガラスにウェザーストリップを嵌め込み、隙間にシリコンコーキングを打つ。はみ出てもいいようにマスキングをするが、マスキングテープが思うようにくっつかない。手近にあった養生テープのほうがよく着く。
ゴムを窓枠の内側に引っ張り込むためのヒモをウェザーストリップの溝に埋め込んだり、はみ出したコーキングを拭き取ったりしていて、ふと気がついたら日が傾いて、薄暗くなっていた。
ガラスを所定の位置に載せたらもう5時半。急がねば。
ま、あとはヒモを引っ張るだけだから、日が暮れてもできるわな。。。
ヒモ引きの儀は下辺、両脇と順調に進みあとは上辺のみ、となったところで、なんかちょと手応えがない感じ。外から見ると上のコーナーをまわったあたりからヒモがゴムを引っ張り込んでいないのが見える。押したり叩いたりしてもガラスは入りそうにない。ままよ、とそのまま最後まで引っ張った。あかん、、、上辺は全く浮いたまま。。。ガクッ。。。
ウインドシールドの交換は、外からガラスを押さえたり叩いたり引っ張り下げたりする手伝いと「二人でやれ」といろんなところに書かれているが、独居老人には猫の手もない。
黄昏どきに心までタソガレてきたが、そう言っても誰も手伝ってくれないので気を取り直し、、、内側から、外すときの丁度反対の作業、つまりゴムをマイナスドライバーで少しずつ引っ張り込むことをちまちまと地道に行った。で、やおら外側からゲンコツでウェザーストリップとガラスをゴンゴン叩いたら、ゴソっという感じで納まってくれた。
ゴムの巻き込みが無いか確かめて、マスキングテープを剥がし、コーキングの汚れを拭き取り、最後にドライブレコーダーとETCアンテナ、それに車検シールを移植して完了。日はとっぷり暮れていた。
新しいガラスは、当たり前だけどあまりに透明で、たよりないくらい何にもないように思える。サイドの窓と見比べたら透明度がまるで違う。白内障の手術を受けたらきっとこんなふうに見えるんだろうな。
以上、めでたく作業が、、、終わってない!
外部からもコーキングを施す必要があった。これは暗いとできない仕事。明日の昼にでも打ってやろう。。。
追記:
外側のコーキングも終わり、ガラス交換作業完了。
Good-bye, broken windshield!