Macの「システム環境設定」ドックアイコンに赤丸が付いていて、ソフトウェア・アップデートが利用できるアップデートがあると言ってくる。
じゃ、お任せね、と進めていくと「ほかのアップデート」である「iLife」をダウンロードしようとするのだけれど「ファイルが壊れていてできないから破棄した」となってしまう。思い出せないけど、ここ数ヶ月どころじゃないずっと以前からこの調子。スクリーンショット撮り忘れたので、似たような画像(この場合、iTunesに問題がある)を貼っておく。
ていうか、iLifeなんて使っていたっけ?調べてみたら既にインストールしているGarageBandやiMovie等を統合したスイートらしい。そういやiMovieを立ち上げようとしても途中でダウンしてしまう症状がここんとこずっと出ていた。ひょっとしたらこのiLifeのアップデートをパッチできてなかったからか?
GarageBandもiMovieも最近はとんと使わないけど、アンインストールしてしまうのももったいないという貧乏根性。かと言ってずっとアップデートに失敗し続けるのも気分が悪い。そんでまた調べてみた。
すると「ターミナル」でアップデートの状況を調べたり強制的にアップデートさせるコマンド「softwareupdate」を実行してみる、というのがあった。-dと-aのフラグでアップデートに用意されているものをすべてダウンロード。
sudo softwareupdate -d -a
Password:
Software Update Tool
Finding available software
Downloading iLife サポート
Downloaded iLife サポート
Done. |
やっぱiLifeのサポート。これで今一度ダウンロードできたので、続いて普通にインストールしてみる。
sudo softwareupdate -a -i
Software Update ToolFinding available softwareDownloading iLife サポート
Done.
Error installing updates. |
なんじゃい。やっぱダメ。じゃ–forceで強制的にやってみる。
sudo softwareupdate -a -i –force
Password:
Software Update ToolFinding available softwareDownloading iLife サポート
Done.
Error installing updates. |
それでもダメか。。。
softwareupdateコマンドのヘルプに「–dump-state」で/var/log/install.logに状況が吐き出されるとある。
で、install.logを覗いてみたら、「iLifeMediaBrowser_215.pkg」というファイルをダウンロードしてインストールしようとしているらしい。既にダウンロードされたファイルへのパスも書かれているがディレクトリが無かったり、管理者でもアクセス権の無いフォルダだったり。。。まあ、ファイル自体が元から壊れてるんだからこれは捨て置く。
記述の中にダウンロード元のURLがあるのでダメ元でそれをブラウザにコピペしたらなんとかダウンロードが始まった(こういうのって普通の人がやっても、お高くとまってるAppleが許さないこともある)。
http://swcdn.apple.com/content/downloads/29/34/041-88099-A_S1MAC4TY4L/ds3jxqea3w7o90jdvzkjhywvirr6dn4puc/iLifeMediaBrowser_215.pkg
首尾よく保存もできて、.pkgファイルを展開するとインストールが始まった(管理者で実行するのを忘れたが問題ないようだ)。
無事にインストール終了!
試しにiMovieを立ち上げてみたら、
ってのが出てきて、アップデートされているのが確認できた。。。つぅか、iMovie立ち上がってるじゃん!!!(いつからぶり?)
もっかいシステム環境設定のドックアイコンを見たら赤丸が消えて、、、いない!(汗)
・・・あ、それはMac OSの「Catalina」へのアップグレードを促すものだった。(これをやると古い32bitアプリが動かなくなるのが嫌でMojaveのまま運用中)。それ以外のアップデート情報は無くなってるから、積年の「iLife壊れてますけど」問題は霧散したのでありました。
めでたしめでたし、どんどはれ!