「Kungsleden」カテゴリーアーカイブ

ロシアビザ

火曜日は大阪のロシア領事館のビザ発給時間は12時半までとなっている。午前中ダラダラしていたら出かけるのが遅れて、豊中にある領事館近くのコインパーキングに着いたのは12時半を少し回っていた。  

慌てて電話したけど「時間が過ぎてるからダメ」って。当たり前だな、役所だもん。でも、そこを何とか、、、とねばっていたら「申請か?それとも受け取りか?」と聞かれた。おっ、脈がありそう。受け取りと答えたら「ちょっと待って」と言われてそのまま電話が切れてしまった。もう一度かけなおしても同じ状態。  

そうしているうちに領事館まで来てしまった。門の前には日の丸担いだオヤジが一人で何やら抗議していて、警備の警官が前回より多い。門に近づいたら警官に制止され「ビザ申請は12時半まで終わってるからダメ」って言われ、開けてもらえない。いつから日本の警察はロシアの下請けになったのか?とは言わず、「電話してあるから大丈夫」って言ったら、意外とあっさり入れてくれた。うん、確かに電話はしてある。返事はもらってないけどね。だから確かめに来たのさ。(大丈夫か、警察)  

領事館の中に入るとロシア人のお姉さんがにこやかに待っていてくれて、日本語で「どうぞ」とビザのシールを貼った僕のパスポートを渡してくれた。彼女のお昼休みを5分ほど削っちゃったのは申し訳なかったな。。。お詫びにランチにでも誘えばよかったか、、、(笑)

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要塞みたいにゴツい白壁のロシア領事館の外に出てビザをパチリ
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ロシアビザはスタンプじゃなく、シール。ホログラムとか入っていて、20年前とはずいぶん変わったな。。。

Optimus 123R Sveaのカバー

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これまでスベアのカバーはもう履かなくなったラグビーシューズの袋を使っていたが、ちょっとでかすぎる。

コッフェルを一人用の小さいものに変えたので、スベアがその中にすっぽり入る。ナベの内部コーティングに傷を付けないため、スベアを袋に入れる必要があるが、食器の中に靴袋はなあ、、、それに元から大きいので余った部分が入りきらないし、、、

で、思い付いて専用のカバーを縫うことにした。

でっきるかな?でっきるかな♪   

むふっ!ピッタリできた。

(だれもこれが破れたアンダーパンツの端布だとは気がつくまい。。。って、靴袋とどんだけ違うねん!てへ)


Optimus 123R Svea クリーニング

オプティマスのストーブを整備してタンクは新しくなたけど、長年の赤ガス(自動車ガソリン)使用で煤けた真鍮製風防は真っ黒け。  

円筒形の風防の中には仕切板があって、これがバーナーの炎からタンクの加熱を防いでいる。タンクはある程度温まらないと燃料がバーナーへ押上げられない。かと言って熱けりゃいいというものでもない。一昨年は、安全弁の不調で危うく爆発するところだった。仕切板が黒いってのは熱を吸収するので良くないかも。  

なので、黒いままよりは、せめて中仕切板だけでも綺麗に磨いて熱を反射させてやろうと思った。(もっとも反射云々は実効性ではなく、気休めなんだけどね。煤は赤ガスに含まれる添加剤のせいでなんとなくベタベタした感じ。だから、おそらくこの添加剤が安全弁固着の原因だろう)  

もとより「道具は使えりゃええ。ピカピカに磨く趣味なんぞ無い」、つまり整備はするが清掃はしない、という信条。きったなくて平気。とはいうものの、やり始めたら妙に熱中したりもする偏った性格なんで、つい。。。(笑)  

中仕切りだけ磨くつもりで、冷蔵庫の中で長年眠っていた安物の醸造酢を薄めた液を作ったら、作りすぎたので風防をまるごと浸けた。液面が低く全体が沈まないのでキッチンペーパーで露出部分にも液が回るようにした。しばらく置いて古歯ブラシでこすったら煤が落ち、真鍮の地肌が見えてきた。それでも落ちないところは台所クレンザーと砂消しゴムでゴシゴシ。ああ、なんとも気恥ずかしいほどピッカピカ。25年物とは思えないね。  

見た目はチャラくなったけど、オマケとして、粘り気のある煤(スス)が取れて、ストーブ扱うときに手が黒くならない(笑)、さらには風防の脱着がスムーズになった。  (中仕切りが真鍮なのに赤みを帯びているのは、酸性液に析出した銅が再度真鍮表面に沈着して銅メッキ状態になっているから)  

山屋さんの世界では今や軽くて扱いやすいガスバーナーが主流の中で、100年も前に開発された手間のかかるガソリン燃料のSveaを使う。これ、お洒落(と自分では思うんだけど、、、ただの頑固と人からは言われるだろな)。  

ちなみに、Sveaというのはスウェーデンを支配したスウェーデン人のこと。英語のSwedeという単語の元になった民族の名称だそうな。かの地では女性の名前にもなっているとか。これからはSvea嬢と呼んであげよう。

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Optimus 123r Svea

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一昨年の秋、北上山地のタイマグラでキャンプ中に、安全弁固着による異常圧力でタンクが変形してしまったスベア。1989年にブータンへ行った時からだからもう四半世紀以上も使っていたんだなあ。。。

eBayで買った新古のタンクに取り替えて、ついでに分解整備した。試運転、上々。(自動車用ガソリンなんで炎が赤っぽいけど、、、)


Barbour Jacket Reproofed バブアージャケットのリプルーフ

バブアーのオイルジャケットが古びてカサカサになっていた

重いのであまり山用ではないんだけど、、、雨具と防寒具を兼ねて今度の旅に持って行こうと思うので、オイルとワックスの混合液を塗りたくってやった。一応バブアー純正品だけど、20年前に着ていた別のオイルジャケット用に買ったやつなんで、、、w。でも、フタを開けてないから大丈夫だろうと。

湯煎してワックスを溶かし、固まらないようにドライヤーかけながらボロ布で塗り広げて、もう一度ドライヤーかけながら余分を別のボロ布で吸い取りながらまんべんなく均す。作業は丁寧にさえやれば難しくはない。ただ、いくらポリエチレンの手袋をしていても結局は手がベトベトになってしまった。

My Barbour jacked was getting worn out and needed to be reproofed with oil-wax mixture stuff called “Thornproof Dressing”.

Though heavy, it is very useful for cold and rain protection. However, because of its bulkiness and weight, I kind of hesitated to take it to my journey of making my Oshirasama Morin Khuur to the Tohoku and Hokkaido Region two years ago. Then, I thought twice and said to myself “other than out in forests, where do I wear this heavy-duty stuff, heh?” I didn’t even have to answer the question. The tough jacket, like a guardian angel, really made my outing comfortable while in the nature of the North.

I happened to have an extra can of the dressing– left over from another oiled jacket that I used to wear two decades ago. The treatment wasn’t too difficult; it was just a matter of sticky hand.