光学手ブレ補正の機能が暴走して、激しい目眩のような振動が止まらなくなった。機械的に壊れたのか、制御するソフトの問題なのか、、、。OSをアップデートした直後から発生した症状なので、後者ではなか?(そうあって欲しい)という希望的観測というか、正常性バイアス?みたいな楽観主義が働く。
まずは原因がOSじゃないことを願いつつ、iPhone作り付けの「カメラ」アプリじゃない、数多あるカメラの無料アプリをいくつか入れて試してみた。そしたら、改善、というか震えが止まって写るときもあれば、そうぢゃないことも、、、。震えていてもiPhoneの天地を逆にしてやるとピタリと止まったり、背面を下にして地面に平行に保つとブレが徐々に収束し、ゆっくり起こすと撮影ができたり、、、。でも、何か撮りたいと思ってから、やおらスマホをあっちゃこっちゃ向けている姿は美しくない。(誰がどの顔して言うてんねん!W)
アプリによっては動画の手ブレ補正をOFFにする設定ができるものもある。が、これも動いたり動かなかったり。要は「何だか解らない、、、」だ。一度、iPhoneをリセットしてシステムを上書きするということもやってみたが、やはりダメ。時間の無駄だった。純正カメラアプリはダメだけど、それ以外では「若干」改善するのは、純正がバックカメラの機能をフルに使い切るのに対し、カメラの機能(特に光学手ブレ補正)をあまり使わない(使えない)シンプルな外製アプリを、数撃ちゃ当たる式に入れてみたら、どれか使えるんじゃね?とか、変な方に走り出しかけた。
が、「ええかげん、目を覚ませや!」という天の声が聞こえてきて、ソフト的修復(ていうか無料アプリの爆ポチリ)に見切りをつけた。そうなると、今度は「修理」か「買い替え」という選択が出てくる。
2015年秋の発売以来、6年も経過したiPhone 6s Plusは、それでも先日のiPhone OSの最新バージョン14.6が使える。毎年毎年、高価な新型iPhoneを発表して売りつけようとするけしからんAppleだが、僕の先代のiPhone 5sも(さすがに14とはいかないがiOS12.5.4のアップデートが先月出ているので)いまだにサブ機として現役だし、5sと6s、この二つの機種をサポートしてくれているのだから、中古しか買わない僕が文句言う筋合いはない。
実際、現時点でiPhone 6s Plusに何の文句もない(故障したカメラを除いて)。iPhoneのバックカメラは数千円で手に入るから、修理を自分でやれば買い替えよりはるかに安くつく。(水没修理、バッテリー交換など、何度もやってるし、その時の工具も残ってるし、、、)
ところで極小の5sから特大の6s Plusに替えたとき、大きい画面で見られる上に、カメラの機能がうんと良くなって初めは良かったんだけど、だんだん手に余るようになってきた。体の割に手が小さい僕はよく落とす。壊れないようにとイカツイ保護ケースに入れてるので、さらに輪をかけてデカくなってしまった。たまに5sを手にすると「携帯」電話という言葉の意味が実感できる。
今、出ているiPhone 12 miniは、サイズは5sに毛が生えたほどだが、ベゼルが狭く画面は5sよりはるかに大きい。次、飼うんだったらこれだろな、と思っている。12 mini は不評らしく、秋には13miniが出そうだがそれがiPhone miniのラストになるとかいう噂もある。何にせよ、13がでたら12の中古価格は下落するだろうから、買い換えるにしても秋以降だな、と。
じゃ、当面はカメラなしでiPhone 6sを運用するか、SIMが使えない5sをモバイルルーターで使うか、数千円を張り込んで修理するか、の選択となる。
前二つはいろいろ邪魔くさそうなんで、ここは一つiPhone に最後の奉公をお願いするための投資をしようと決めた。
ネットで漁っていたらバックカメラが数百円で売られているじゃない!送料いれても1000円しない。飛びついてポチリ。翌日到着。早速分解してカメラを取り付けるも、全く反応なし。アプリを開くとカメラが無いみたいなこと言ってくる。ダメじゃん、バッタもんは、、、。「掴まされたか?」と、よく見たら、これは「iPhone 6 Plus」用!!!!「s」がないのを見落としていた。すんません、値段に目がくらんだ僕の責任でした。
同じ店から今度は間違いない、けど値段ば倍する「6s Plus」用を買った。それでも、よく考えたら普通に売ってるのと変わらないか、あるいは安いくらいだ。・・・と自分に言い聞かせる、今日このごろ、、、(笑)
で、また翌日の午前中には届いたので、早速、カメラの交換を行った。(いつものように、こちら⇒「iFixit 」を参考にさせてもらう)
今度は、全く問題なし。水没したときにもカメラの保護ガラスは拭かなかったので、今回、丁寧に掃除した。そのせいか、少し暗い色のくもりが無くなった(ように思える)。また、これも気のせいかもしれないが、アクセシビリティの拡大鏡アプリ(ふふふ、老人!)でオートフォーカスが早くなった。色味がどうの、ダイナミックレンジが何の、といううるさいことは言わないので、これでよし。秋には買い換える気が満々なので、数ヶ月もってくれたら良しとしよう。(と言いつつ、とことん使い倒すのだろうなあ、、、。だってiPhone 12 miniって高いんだもん。)
左、純正カメラ(アップルマーク有り)。右、バッタもん(ちゃんと写る。今のところは)
仮組み状態で電源ON。起動おけー。
仮組み状態でカメラもOK.
機能確認後に、コネクター類復旧。カバー取り付け。
復旧して、再度カメラ確認OK。壊れたカメラを撮ってみる。