ウチの1Fのトイレは引っ越してきたときから床に固定するボルト・ナットが腐っていてガタガタしていた。(実は2Fのトイレも問題が発生しているが、それはまたにする)
おとなしく座っている分には判らないし、水漏れやニオイも無い。が、錆びたネジが膨張して化粧キャップ(カリメロが頭に被ってる卵の殻みたいなやつ、、、と言ってもわかんねえだろうなW)がぶっ飛んで、茶色く見苦しくなっている。あまり見えないところだけど、知らない人がふと目をやったら糞が落ちてると勘違いしそうで、ずっと気になっていた。
で、水洗便器を床からゴッソリ外して、固定するためのフランジを取っ替えることにした。基本的には、床のネジ4本と給水管を外すだけ。とは言うものの、洗浄便座も付いてるし、水タンクもある。しかも錆びたネジは回りそうにないし、、、。狭いトイレで這いつくばっての作業はやだなあ。。。(と7~8年放ったらかしてきたんだけどね)
意を決して作業。便器の脱着自体は難しい作業ではない。フランジは汎用で街のホームセンターでも売っているし、ずぶのシロートでもできる。問題は錆びたネジをどうやって外すか、、、。面倒なのでボルトの頭をディスクサンダーで切り落とすことにした。まあ、作業の流れは写真のキャプションで。
ぱっと見は問題なさそげ。
しかし、便器を床に固定するフランジボルトが片方は完全に腐り切って無くなっている。
反対側も化粧キャップがひび割れてサビが、、、中は推して知るべし。
おもむろに作業開始。まず止水栓を閉め、タンクと洗浄便座につながるホースやパイプを外し、タンク内部の水をすべて流しきる。
パッコンでトラップに溜まった水を押し出そうとするも、全部は排出できず。
やりたくなかったけど、灯油用のチュルチュルサイフォンで吸い出す。
わずかに残った水はトイレットペーパーに吸わせる。どうせ後で流すから取り出さない。
タンク底面の固定ネジ2本を外す。
タンク内部が黒カビで汚い。
風呂場で漂白剤でカビ退治。
本当は一番最初に外すべきものかもshれないが、、、
さて、本題のフランジボルト外し。
やはり錆着いたナットは回らない。無理にまわしたら、内部でフランジが割れて空回り。なら、そのまま外せる。
フランジボルトじゃない方のネジも外す。
はい、外れました。。。きったねぇ!
昔、タイだったかインドだったかでこんな穴だけのトイレを見たことがあるような、ないような、、、(笑)
フランジを床に固定しているネジを4本抜く。
フランジと下水の塩ビ管はカラーを介して接着されているので、バリバリと割って外す。
本来はカラーもヒートガンで炙って外すが、面倒なので再利用することに。接着しないと汚水のニオイが漏れるが、面倒なのでパテで代用。
外した便器に残っていたフランジボルトをサンダーで切断して外す。錆をこそげ取って、便器取り外し作業完了。
さて、取り付けだが、ちょっとしたトラブル、、、ていうか事故。中腰で作業中にタイルで滑って、手を着いたら親指を突き指してしまった。久しぶりにひどく痛いという感覚。楽しくない。今もまだ疼く。まあ、便器を抱えて居るときに転ばなくてよかったか。
突き指はともかく、復旧作業は順調で、これで揺するとガタガタする落ち着かない状況は解消できた。
フランジは汎用性が高いので、たいていのメーカーのものと互換性がある。床面に打たれたアンカーともピッタリ。付属のパテ状のシールクッションを定位置に置いて、便器を乗せる。
前のボロ錆ボルトはメッキだったのだろう。今度のはステンレス製。
タンク、便座を戻して完成。
座ってみたが、ガタつきもないし、水をフラッシュしても漏れている様子もない。メデタシメデタシ。
ところで化粧キャップはフランジを買ったときに売り場で見つからなかったので、便器の脱着が完了してから通販で買おうと思っていた。ネットで調べたら2個セットで100〜200円そこそこ、安いのは数十円なのに、どれも送料が700円とか。ペットボトルのフタみたいなちゃっちいプラ部品が、1個400円ですよ!近所の水道屋さんに部品として取ってもらえるか電話してみたら、一般人は相手にしないと。大手メーカーのInaxやTotoに頼むのも大仰なんで、通販でもしゃあないか、、、と思い始めて、よく考えてみたら、特殊なフランジが普通に売ってるんだから、もう一度ホームセンターを調べたらよかろう、と。行ってみたらありましたわ。ふつーに何食わぬ顔で。200円。(笑)
ということで、フランジ交換から10日も経って仕上げ作業完了。
そうそう、タンクのミッキーマウスの柄は、前の住人の趣味。自分の趣味には合わないが、ペイントじゃなく焼付けのようなので剥がせない、、、。(とか言いつつ、お揃いのペーパーホルダーのカバーも洗濯しつつ使い続けてる。ツッコまれそうW)