この記事はこちらからの続き
注文していた必要部品が届いたので、作業再開。
Ciaoの自動変速化は、Bravoの機構(前後プーリーとギヤボックス、ベルト)に交換してやるだけなので、本来ならポン付けのはず、、、、だったが、、、
Ciao後輪のスポークが数本折れているのが発覚!それにタイヤの摩耗が限界だったので、ドナー用にとってある赤い不動Ciaoから横流し、、、同時に3台のバイクから部品をシャッフルすることになった。
まあ、手間が掛かるだけで、特段難しい作業は何もなかった。
1,後部クラッチベル内にあるペダル側クラッチシュー新品交換
2.VベルトをCiap PX(バリエータ―付きCiao)用の短いもの(幅13mm、外周978mm)に交換
3,ブレーキシューとリアホイール(タイヤ、リム、スポーク、ハブ、ブレーキドラム)をドナー用の赤Ciaoから移植
4,前後プーリーと変速機構(バリエータ―)、ハブ内部ギアボックスをBravoから移植
5,チェーン・ベルトカバーをドナーCiaoから仮移植(オリジナルの同色塗装カバーを改造して復旧取り付け予定)
結果は、今までペダルアシストしても登れなかった急坂を、一切ペダルをこぐこともなく、楽勝で登れるようになった。(最後に動画あり)
めでたしめでたし。
追記:ネット情報では、BravoとCiaoでは、バリエータ―の有無や車輪サイズの違い等々で、減速ギア比が違うとのこと。同じエンジンとはいえ条件の違うCiaoでは高速が伸びなくなるのでは、という記事も目にした。ただ、後輪径の大きいCiaoはおそらく高速側に強く、逆に低速のトルクが得られないのでは、と僕は心配だった。試運転では、登坂能力に問題がなく、また高速側でも(おおっぴらに公言はできないけど)50km/hプラスの速度がでるし、それ以上に回転が延びようとするのでオーバーレブと焼付きが心配になり、最高速は試していないが、単速のCiaoと遜色ないスピードは出る。エンジンや駆動系に無理がかからなくなった分、より長寿命になったと思う。さらに、バリエータ―のおかげて摩耗しやすいVベルトのテンションを気にする必要も亡くなった。
後は、ドナーたちをどうするか、、、嵩張るからばらして鉄くず、、、いやいや、共通部品が多いので、フレームだけ廃棄かな。
Bravoのペダル側クラッチに若干の摩耗。まだ使えるが、バラした機会に交換。後ろに見えるのが袋に入った新しいクラッチとVベルト
新しいペダルクラッチ組み込み
Ciao PX用(変速用)とBravo用のベルトの比較。
Ciaoのは外周で8cm短い。
Ciaoの後輪フリーホイールとハブ
スポーク折れが発覚。それも片側だけで3ヶ所!
リアショックのないCiaoは衝撃がモロに車輪にかかるから、しかたないけど、、、
後輪移植のためにドナー用の赤Ciaoを引っ張り出す。
後輪のない三姉妹。。。
後輪なし三姉妹、横から、、、
ドナーCiaoの後輪。ブレーキドラムがサビサビ。
下のギヤボックスは現行Ciao(変速なし)のもの。
赤Ciaoは走った形跡が全く無いので、ブレーキも減っていない。ばらしたついでに交換しておく。(Ciaoはシングルのブレーキシューという経済的だけど異常な構造)
Ciaoに組み込んだBravoのギアボックス。下のCiaoのオリジナルとは内部ギヤ比が違うらしい。なによりプーリーの軸の長さが違う。(変速機構があるため長くなる)
手製特殊工具とラチェットレンチで後部の変速機構の取り付け
後プーリーとクラッチの取付。クラッチベル内部にあるのは新品のペダル側クラッチ(これはBravo用でないといけない。赤Ciaoのは不可)
後輪の可変幅プーリーとクラッチ
前プーリーとバリエータ―(遠心変速機構)
変速機構(前後プーリーとVベルト、ギアボックス)取り付け完了!
プラスチック感まる出しの後期型Ciao用グレーのベルト・チェーンカバーは安っぽくて気に入らないけど、バリエータ―の収まるスペースがあるので、一時的に取り付け。
さあ終わった!と思ったら側溝にレンチを落とす。。。
母の形見の道具(なんて名前か知らない)でつまみ上げる。
試運転動画: