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旧車 Fiat 500のトレーラー連結検討2

トレーラーの登録に付いて:

ユーザー車検や指定部品の取り付けなど、最近のルールは以前ほど規制一本槍ではなくなってきている。牽引に関してもいわゆる950登録という新方式の登録方法(曳くことのできるトレーラーの積載や総重量などのデーターを牽引する自動車側の車検証に記載)というのが出てきて、ネット上でもその検討計算式などが公開されている。この方法で登録した成功例が沢山紹介されているので、とりあえず950登録をやってみることにした。

参考サイト:http://www.kaizoushinsei.com/shorui/135

まず、950登録に必要なのは自動車の諸元、つまりエンジンの馬力、ブレーキの制動力(主制動装置と駐車ブレーキ)、重量(自重と総重量)など。これらは国産車であれば陸運事務所が過去の登録情報として保有していたり、なければメーカーに問い合わせればOK。ところが50年も前に並行輸入されたFiat 500には信頼に価する諸元などない。イタリアのフィアット社に問い合わせても、望むデータを公開してくれるかどうか、、、。

Wikipedia Fiat 500

あれこれ当たっていたら、何と運輸支局の車検場で制動能力の計測をしてくれるとのこと。それも、車検と違い予約は不要、料金も無し!ブレーキのサーボ(倍力装置)が付いてないFiat 500で必要な制動力が得られるか一抹の不安はあったが、、、やってみるしかない。

もう一つ必要なのはエンジンの馬力データ。カタログなどには18HPと出ている。実はこの値ではネットで公開されている計算式に代入すると、牽引できるトレーラーの重量がマイナスになってしまう。一か八か京都運輸支局に電話をかけて、正式な諸元表が無いので正確な馬力が判らない旨たずねてみた。そしたら、何と!Fiat 500は22HPだというデータが運輸局には登録されているとのこと。脈がありそう!


旧車 Fiat 500のトレーラー連結検討1 

歳とったおふくろのために買ったAZワゴンだけど、おふくろがいなくなり、もう必要がなくなって久しい。自分の体は一つしかないのにクルマは2台要らないからFiat 500のチンクエチェントだけにしようと考えている。

ペレットストーブの燃料や木材など工作の材料を運ぶのにチンクちゃんではちと役不足、力不足。そこで、軽登録の小さなトレーラーを曳くというアイデア。でも海外ではいくらでも例があるが、日本では実際にもネットでも見たことも聞いたこともない。はたしてできるのか、、、

from fiat500owners.com

今回は、陸運支局と軽自動車検査協会へ行って登録可否の問い合わせのところまでやってみた。
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Fiat 500 ヘッドライトの改造(右側通行用⇒左側通行用)

冒頭から追記(2021/10/13):この改造は、やってはみたもののあまり期待したような結果は出なかった。一つには、古いレンズ・ミラー設計のCarelloのランプが今どきのLEDヘッドライトと相性が悪く投影パターンが綺麗にでないこと。もう一つは、たとえパターンがくっきり出たとしてもはたして配光や光軸は夜間走行の安全を確保できるものなのか判らない、ということ。

よって、この投稿も「こういうこともできる」程度の参考にしていただきたい。たとえば、割れたレンズの移植などには使える技術ではある。

元々、古い車は車検の時に、ヘッドライトが「走行」(つまりハイビーム)で検査される。ロービームがどちら側通行のランプかは問われない。だからと言って右側通行用のヘッドライトを使用して良いといものではない。右側通行用ヘッドライトはロービームでも対向車を幻惑して危険だ。

別の解決策をアップしたので、そちらを参照されたい。↓↓

FIAT 500 ヘッドライトの総取っ替え(ていうか、でっち上げ)


以下オリジナル:

もとから付いていたCarello左側通行用ヘッドライト (CARELLOの文字は水平)

チンクチェントがうちに来たとき、幾つかの予備部品が一緒に付いていた。その中にCarelloのヘッドライトもあった。レンズのカットが日本と違う右側通行用なので、おそらく輸入されたときに装着されていたオリジナルか、と思ったのだが、、、うちのチンクちゃんは右ハンドルなので、いまクルマに付いているものがオリジナルのはず。(なので、わざわざ改造する必要なんぞない)

CarelloのライトはFiat 500乗りには好まれているらしく、中古でも結構高い。しかし右側通行用のライトなんぞこのまま持っていても使いみちがない。で、考えた。レンズを若干ずらしてやれば左側通行と同じように機能させることができるかもしれないと。。。(もっとも、正規のものがあるのにヘッドライトをもう1セット予備に持つ意味はあまりないんだけど、、、) 続きを読む Fiat 500 ヘッドライトの改造(右側通行用⇒左側通行用)


Fiat 500 のヘッドライト カラーチェンジ

LEDヘッドライトに被せるガラス管。う~ん、なんか思ってたより黄色い、、、

車検対策で取り付けたLEDランプの白色が気に入らなくて、「4300K Warm White」(4300ケルビン、暖白色)に色温度を下げるという触れ込みの、超安物ガラスチューブを買った。まあ、言ってみればカラコンを装着したよなもんだ。

しかし、安物買いの銭失い、、、

はるばる中国からやってきたものは、ミドリがかった黄色。。。フォグランプみたいだ。ああ、キモい!

黄色のヘッドライトは現行ルールでは車検に通らないが、旧車は黄色も認められているから、これで走行しても問題はない、、、

とは言うものの、やっぱやだなあ、、、

黄疸か?小学生のときに検便を提出しなかったら、寄生虫がいると見做されて無理やり飲まされた駆除剤サントニン(薬名は忘れもしない!)の副作用(世の中が黄色く見えた)を思い出す。ああ、チンクちゃんには可哀想なことをしてしまった。


Fiat 500 ホイールボルトのトルク

先日の車検前に、中古で買ったホイールとタイヤに履き替えたが、車検時にはホイールキャップは外しておいた。寒い日が続いたのでずっとそのままにしてあった。やっぱちょっと見苦しいんで、ホイールキャップを再装着した。

普通のクルマは、ハブから突き出たスタッドボルトをホイールの孔に嵌めて、外側からナットで締め付ける。一方、チンクチェントは外側からボルトをホイールの孔を通して、ハブのネジ孔に捻じ込んでホイールを固定するようになっている。

調べてみたら、Fiat 500は車重が軽いのと、ネジ孔の間隔が広いために、締め付けトルクが普通のクルマの半分ほどの5kg・m前後で、うっかり強く締めるとボルトが伸びたり折れたりするとか、、、ていうか、そんな華奢で良いのか?

普通のクルマのホイールナットの締付けトルクは体で覚えているので、先のホイール入れ替えのときにチンクもカンでやってしまったが、やはり気になるのでトルクレンチで再度確認し、締め直しすることにした。

これで安心。ついでにホイールキャップも取り付け。この銀の皿は単なる飾りではなく、ホイールキャップの縁がボルトの頭の位置になるので、たとえネジが緩んでもホイールボルトの脱落を防いでくれる。ホイールキャップ自体は中央のボルト1本でとめてあるだけなので、回転して外れないようにスポンジを付けてホイールボルトの頭に押し付けるようにしておいた。