1階のウッドデッキは全て張り終えて、あとは2階のベランダをどうするか、、、
腐った梁を取り除き、防腐とシロアリ対策をして、板でフタをしたが、、、中央部の梁が無いので、このままではベランダの床が張れない。思案中。でも、雪が降る前に何とかするか、何もしないで春まで置くか、決断しなきゃ。前者なら強度を考慮した図面を引かないと、、、。多分、後者だろうな。
知り合いから応量器(持鉢、鉄鉢とも)のイラストを描くよう頼まれている。それで本物の応量器を預かってそれを元に描こうとするのだけれど、写真を山ほど撮っても、ものさしであちこち測っても、どうも微妙な丸みをイラストレーターやCADのラインに写せない。
テクニカルな図面に近い、無機質なベクターラインでさらっと仕上げたいのに、シンプルであればあるほど応量器の張りのある3次曲面を紙の上の曲線に置き換えるのが難しい。とくに一番外側の頭鉢は、釈迦の頭蓋骨を模したとされ、高台がなく底まで丸いので苦労する。
子供の頃、雑誌の写真を見ながら飛行機の絵を鉛筆でよく描いた。僕は芸術的なセンスはともかくとして、機体全体のバランスや比率、胴体の丸み、翼の微妙な膨らみ、そして補助翼などの舵面に至るまで正確精密に表現するのに長けていた。そのため飛行機を実際に存在するかのように描くことができた。大人、それもそこらのシロートじゃなく、技術系の、いや航空関係者に見せても、これはきっと飛ぶ、と唸らせる自信があった。
が、それも今は昔の話。鉛筆で絵など描かなくなって何十年経つだろうか。マウスやペンタブでモニター上のベジエ曲線のアンカーやハンドルを引っ張り回すばかり。
こういう生活が嫌で昨年、作業場を飛び出して放浪のオシラサマ馬頭琴の旅をしたんじゃなかったか。。。 でも、それもまた今は昔。子供の頃のような絵に対する情熱もテクニックもなく、こざかしくデジカメやパソコンを頼る日々に戻ってしまっている。
昨日、せめてアナログ(アナクロかも?)な道具を使ってみようと思い立った。「型取りゲージ」という櫛のような道具を曲面に押し当てると曲線の型取りができるというシロモノ。
借り物の応量器は繊細な黒漆塗り。傷つけないように形を写しとるのに緊張するし、道具に頼るにしてもパソコン上で写真を下敷きになぞるよりは「手仕事」をやっている実感が得られるから、良し、としておこう。
チンクの新しいエンジン(と言っても中古だけど、、、)が手に入った。
Italo Sportという会社だかショップだかが50台だけ生産したスポーツモデルに載っていた650cc版110Fエンジン。
運送屋さんは、木箱に入ったエンジンを一人で抱えてトラックから降ろし、玄関横のガレージに持ってきた。まちがっても車のエンジンだよ!
世間のウワサでは、チンクのエンジンは一人で車から取り外せると言われているけど、指を挟んだりする怪我のリスクを考え、長らく躊躇していた作業だ。
長らくって、1年半。。。車にコケが生えるほど放ったらかしだったし車検対策にも問題山積なので、ここは一つ、奮発して、、、じゃなくて、腰砕けで、プロのお世話になることにした。
その前に、夏の終わりに東北へ行っているあいだにパンクしていた後輪のタイヤ入れ替えをした。(しかし不動車が勝手にパンクするか?イノシシが牙で突いたみたいにタイヤのサイドウォールが破け、チューブもまさに破裂状態。不思議な現象だわな)
工場からオジサンふたりがやってきて、チンクェチェントちゃんと新エンジンは軽トラに引っ張られて、同じ原谷にある自動車整備工場へ。ドナドナド〜ナ、ドオナ、、、♪
後から、追っかけ工場へ行ってみたら、なんと一年半かけて栽培したコケが洗い落とされていた。あああ、、、残念。
花脊の家を直しに行く途中、久しぶりの今井食堂で昼飯。
昔は婆ちゃんの切り盛りする、ちょっとヤレた店構えに、学生さんたちが古びた壁に向かって黙々食べる定食屋さんだった。
今は改装されて小奇麗になった。壁向かいの座席配置は変わらないが、店内には観光客風の人たちが何人かいて、ちょっと客層が変わったかな、、、味は前のままなのでまずは安心。
ここの名物はサバ煮込み定食だが、目移りして今日はおすすめ定食(サバの小と串カツとコロッケ、味噌汁、つけもの付き)にした。
でも、サバ煮込みがやはり小さい、、、まあ、美味いから良いのだ。
家の修理を手伝ってくれるT君はきっぱりとサバ煮込み定食。皿にでかいサバの切り身以外何ものってないいさぎよさ。
横目でそれをチラ見しながらちょっと後悔。。。