出町うさぎ 2度め Demachi Usagi for the 2nd time

2015-04-16 21.04.19Mod出町うさぎ今度は夜に。前回はプレオープンで、かつランチタイム閉店時間直前の駆け込みだったのでメニュー選択の余地なしだった。

友人とある用事の打ち合わせを兼ねて会食。前菜にサラダ三種盛りと、北海道のアスパラと自家製パンチェッタ。めちゃウマ。柑橘系の香りと酸味のソースがグリルされたポークのセイヴォリーさによく合う。それとアスパラ。大きいのに柔らかくて美味しい。お店のゆっこちゃんは北海道のひとだから、どこかに仕入れルートがあるのかなぁ。。。

2015-04-16 21.19.21Modメイン、僕は炙りサーモンの丼。連れはマグロの漬け丼。ぐふぐふ、ウメっ!焼けた香ばしさととろとろと脂の乗った生のサーモンの風味が口の中で混ざり合い、、、言うことない。至福。。。(でも、漬け丼も美味しそう、、、さすがにシェアしようとは言えず、、、)

食後にイチゴのソルベを頼んだけど、友人はマルベリー(桑)と豆乳のアイス(僕は桑の実大好き!)。こちらは、僕の目が泳いでるのを知ってか、わけてもらえた。。。(相当いじましい顔つきだったのだろうなあ、、、恥)

店を出てから、一緒した口の肥えた友人に料理と店の批評を聞きそびれた。一応は満足そうだったが、、、ま、彼女がどう言おうと僕にとって美味いものは美味いので、いいんだけどね。

ともかく、行ってよかった。お伴してくれる相手がいて、財布が許すならまた是非行きたい。二人でこれだけ食べて、友人はビールを飲んで、5,000円でお釣りがくる。世間の標準では決して高くはない。それでこの店の面白い設えの雰囲気と美味しい料理を楽しめるのだからむしろ安い。。。が、普段、一日数百円の食費で糊口をしのいでいる身としたら、そうそうはできないたまの贅沢。
(;´д`)トホホ…

そうそう、出されたお茶は焙じ茶のように香ばしい香りに憶えがある。たぶん一保堂の番茶ではなかろうか、、、連れの友人は「火事のような」香りと評していたが、別に貶していたわけじゃないと思う。でも、それを言うならラプサン・スーチョン(正山小種)のほうがもっと煙突やら火災現場のようだと僕は思う。。。 (あ、話が脱線)


古いマックにはこれでしょう、、、

2015-04-13 23.00.56ModSoundsticks(Harman Kardon製)という、昔のガラス製ハエ取り器みたいな(笑)ウーファーが付いたスピーカーセットを持っている。

安い中古には値段なりのワケがあって、ウーファーはOKだけど、左右のサテライトスピーカーの音がビビりまくる。

前のオーナーも修理を試みたらしく、こじ開けたために片方のアクリル筐体にヒビが入り、しかも下手くそなボンド付けで閉じてあった。

2015-04-13 22.57.53Modビビリの原因は左右に各4個ずつ付いているスピーカーの金属製コイルカバーが長年の振動で剥がれていたこと。こいつらを固定し直すために透明アクリルのケースをスパチュラで慎重に開く。

経年劣化でほぼ全てのカバーが外れていた。本来なら強力で柔軟性のあるシリコン系接着剤を使うべきだけど、めんどくさいので百均の瞬間接着剤を元の位置に戻したカバーと支持爪の隙間に流し込む。瞬間接着剤は表面張力が小さく、隙間にどんどん浸透するので、これでヨシ。(とする)

前の酷い修理でこびりついた糊を除去し、本来ならアクリル用の液体接着剤を注射器などで嵌合したケースの隙間に流し込むんだけど、あいにく切らしている。瞬間接着剤を使う蒸気で白く粉を吹いたようになり、せっかくのクリアケースが台無しになってしまう

そこで、さっきはめんどくさいと使わなかったシリコン系、具体的にはセメダインのスーパーXを嵌合の凹部に塗り、はみ出るのを見越してマスキングテープを施して作業。 ああ、まことにメンドクサイ!

修理完了は夜中の11時をとおに回っていた。いかに天井も床も壁もコンクリートの地下部屋といえど、さすがに試運転は最大ボリュームで出来なかったが、以前は中程度の音量ですらビリビリいってたのが全く出ない。まずは成功だろう。


古い相棒

2015-04-12 20.12.33Mod210何年もの間、お蔵入りになっていた靴を掘り出した。この靴と一緒にアジアのいったい何カ国くらい行ったことだろうか、、、

1990年の春、大学院を終えてアメリカを発つ前に買ったASOLOのRambler Sというバックパッカー・ブーツ。本格的な登山靴ではないが、トルコのイスタンブールからチベットのカイラス山周回巡礼路を経由してラサまでを陸路で移動するのだからと、あらゆる地面、舗装路も地道も山も河原も歩くことを前提に選んだ。

チベットを目指す途中で高地順応のために立ち寄った北パキスタン、フンザ周辺の日帰りトレック、特にウルタル氷河を訪れた時は通常のアプローチではなく切り立った岩壁断崖に刻まれた水路沿いの狭い小径も不安なくこなせた。

結局は行かなかったが新疆の西域南道からケリヤ川を遡上し崑崙を越えてチベット、チャンタン高原を経由した場合、2週間は補給なしで歩くつもりだったから靴は命綱、デザインや軽さより堅牢性が大事だった。その後の別の旅、モンゴルでもネパールのムスタン・ローマンタンでも信頼に答えてくれたから、期待通りのオールマイティーな靴だった。

旅のあいだ山ばかりではなく舗装路も多く歩いたので、すっかり踵がすり減りソールの凸凹も低く丸くなっていつの頃からか履かなくなったが捨てられなくてしまいこんで、その後すっかり忘れていた。。。

若いころ履いていたハンス・ワグナー(今はハンワグという)の、昔ながらの縫い付け製法のソールは張り替えたことがあるが、Rambler Sはセメント製法(接着剤で靴底を着けてあるタイプ)。以前、「伝説のバックパッカー」の異名を取りチベットやインドヒマラヤ、北パキスタンで濃いフィールドワークを行ってきた友人のT君に、何度もソールを張り替えた歴戦の山靴を見せてもらうまで、うかつにも僕はセメント製法の靴底は貼り替えができないと思い込んでいた。

2015-04-12 20.10.56Modしかし、さっき発掘した僕の靴を見ているうちに、なんとか復活させたいと思った。いま履いているキーンのトレッキング・ブーツ(写真左側)のソールが去年の旅以来、剥がれる兆候を見せているから、その次の山行き靴にしたいと。。。 たとえ貼り替え料に軽くて慣らし履きも要らない今どきの山靴が買えるくらいかかるとしても。

今から古い相棒との山の旅を夢見てる。


『エクアドル報告会』 鉱山開発はいらない!!

昨日の日曜、京都の堺町画廊での「エクアドル・インタグの鉱山開発を考える実行委員会」の一井リツ子さん、一井不二夫さんの報告会に行ってきた。

『エクアドル報告会』
鉱山開発はいらない!!

森と大地と共に生き、抵抗する住民たち
~南米エクアドル・インタグ地方で起こっていること~

日時:4/12(日)PM3:00~5:00
場所:堺町画廊

民衆運動の支持を得て政権についた南米エクアドルのコレア大統領の反米、反新自由主義政策について、ぼんやりと革新的な社会改革をやっているとか教育に力を入れているくらいしか知らなかった。

しかし、インタグ地方での環境、共同体社会、家庭と個人の生活の破壊を「合法的」に推し進める政府と国営企業の銅鉱山開発のむちゃくちゃなやりかた(どうむちゃくちゃかはこちらのブログを読んでください)を一井さんたちから聞き、一面的な知識の危険さを再認識した。

教育に関してもSANE:「エクアドルの子どものための友人の会」の杉田優子さんの報告では、教育の無料化や機会均、無料給食等とは裏腹に、昔、社会構造を考慮しないで「教育改革」を推し進めたソビエト連邦やモンゴル人民共和国の混乱を想像させるものだった。

皮肉なことに、というか、問題の根が深いのは、まずコレアがこれまでの「泥棒」のような大統領ではなく、専制独裁的であっても少なくとも理想的な憲法の錦の御旗の元に改革を行っているということ。あまりにも酷すぎた過去の権力者よりは「まし」だということで、今も全国的には支持を受け「改革」を推し進めている。

しかしそれは、前述した第一世代の社会主義国がその成立からあまり時間を置かずに理想とはかけ離れて民衆を弾圧していった轍を踏んでいるように見える。さらに進んで、それらソ連、モンゴルの社会主義体制が崩壊した後に起きた貧富の差の拡大やそれに伴う教育の不平等化を見ると、シベリアの奥地、ゴビの辺境の子どもたちにも教育の光が当たっていた社会主義時代のほうが、ストリートチルドレンのいる社会よりは「まし」であったとも言えるかもしれないこと。。。

お話の中でも出てきたが、インタグなど一地方での開発や教育の問題がエクアドルの国民にどこまで理解されているか、振り返ってみると日本における沖縄の基地問題と類似した状況ではないかということ。。。

幾重にもややこしい話を重ねてしまったけど、昨日の2時間ほどの短い報告を聞きながら思ったのは一言ではとても言えない複雑な思いだった。

2015-04-12 23.57.15Mod 2015-04-12 23.54.44Mod帰りにエクアドルのフェアトレード・チョコレートを買った。乳化剤を使わず、カカオ栽培からチョコレートの製品化まで全てエクアドルで行われている、フェアトレードとしては珍しいケースだそうだ。いろいろ種類があったなか目についたのは「Nib」という名のココア豆のクランチが入ったのを選んだ。クランチの歯ざわりは今まで食べたどのナッツとも違う、不思議なサクサク感があった。美味い。地球の裏側への僕ができるささやかな協力。2015-04-12 23.59.18Mod


iPhone vs iPod touch

先の投稿で、買ったiPod touchにカメラが付いてなくて返品したと書いた。

実は、中古のiPhone 5sにするかiPod touch第5世代にするか迷ったあげく、Appleのサイトで整備済みのiPod touchを安く見つけて注文したのだった。それがあの始末。

話はふりだしに戻り、ネットでこれは、というiPhone 5sを見つけて、たまたま京都の寺町のショップだったので現物を見に出かけた。

途中、通りがかったリサイクルショップを、まさか無いだろうとは思いつつ覗いてみたら、返品したやつと同じ値段の1,6000円で容量が倍の32GBというiPod touchが置いてあった。手にとって見たら、ほぼ使用された形跡がないほどの美品(想像だけど、ゴルフのコンペなどの賞品にもらったけど、使わないのでこちらに流しちゃったんじゃないかな)。これは買い得。

ああ、こりゃ何かの縁か?ただ、色が真っ赤なのがちと気に入らない。スペースグレーとかだったら即買だったけど、とりあえず寺町へ向かった。

目当ての中古iPhoneは16GBで値段が倍の3,2000円。iPhoneのメリットはGPSが付いていることと、iPod touchに比べてCPU処理速度が4倍の早さ。後は大差ない。色はスレートブラック。色ならこっちだけど、、、

バッテリーの持ちは中古の場合、全く判らない。が、リサイクルショップで見たものは全く使用感がなく、いくらかリスクが少ないように思える。一方、寺町のパソコン屋に売り飛ばされた物はどうなんだろ。。。

色についてはどうせ保護カバーをかけたら見えないし、実は先の返品iPod touch用にグレーのカバーを買ってしまっているからそれを使えばなんとか我慢できる。

しかも、1万円そこそこでApple認定の外付けGPSデバイスがiPod touch/iPad用として売られている。。。

心は大きく真っ赤なiPod touchに傾いている。。。

でも、、、iPod touchは2年も前に発表されたものでCPUが3世代前のA5 (デュアルコア) 。iPhone 5sは最新のiPhone6より一つ前のA7というチップ。AppleはMacでもそうだけど、古い機種を平気で切り捨てる。まだまだ現役で働けるのにOSがアップデートできなくなるのだ。おそらく現行のiPod touchは時期iOS9に対応できなくなるのではないかという噂も。(うちの初代iPod touchはただの音楽プレーヤーに成り下がってるし、、、あ、iPodは音楽プレーヤーだったな。忘れてた。ははは、、、)

なら、やっぱりiPhoneか、、、 一度はiPod touchに決断したんだけど、う~む・・・