毎月1日はお弁当の日

ゆきちゃん(あれ?ゆっこちゃんだったけ、いつからかゆきちゃんに固定してるな、、、)から、お弁当のお知らせが来たので、迷わず注文。

配達ついでに受け渡しということだったけど、余分な僕の一個を持って回させるのは申し訳ないので、自宅近くまで受け取りに行くことに。そういや、前々回もそうしたんだっけ。(前回、鴨の河原で受け取ったとき、自転車での配達に苦労していたけど、ついにUber Eatsみたいなバッグを買ったんだとか。これで高野から四条烏丸まで行くんだって。かなり気合が入ってる)

ともかく、約束の時間に落ち合って、ずっしりと重いお弁当をいただいた。ゆきちゃんが北海道出身ということで、受け取るときにいつも僕は懐かしさのあまり北海道ばなしを繰り広げてしまうんだけど、大学で東京に出てからは北海道に住んでいない彼女にとっては何だか迷惑な話かもしれない。でも、まあ、笑顔で受け流してくれているんで、、、。

昼も遅かったので帰りに鴨川沿いのどこかで車を停めて弁当をごちそうになろうかと思った。しかし暑い。もう夏か?土手を下りて木陰で食べればいいんだけど、駐禁が心配。とかなんとか思ってるうちに、あっと言う間に北大路まで来てしまった。そのまま加茂街道を辿って上賀茂あたりまで行けば良いところもあるにはあるが、もうエアコン無しの車は暑くて、さっさと原谷に戻ればずっと涼しく、緑濃い谷間を見下ろしながら食べる方が良い、という結論になった。

家に着いたら食い気が先走って、景色も何も忘れ、ひたすら貪り食うことに。ふと気がついたら目の前には空っぽの弁当箱。ああ、余裕のない人生を送ってる時分が情けなくなる瞬間だった。

ときたま、こうやって体に良さげなお弁当をいただいたり、友人ちで手作り料理をごちそうになったり、普段のいい加減な食生活を補ってもらえるのは有り難いことだなあ、、、とつくづく。

ベジ弁当。たっぷりの量といろんな種類のおかず。

んまぁ〜!
息つく間もなく完食。

蒸し器の図面

蒸し器の製作を頼まれてからこの一年、断続的に打ち合わせや、構想の練り上げを続けてきたが、ふと気がついたら、外箱、内箱、台、内枠、木取り図、ポリカの切り出し図、等々、、、いっぱい描いてた。その数、使ったものだけで13枚。ボツを入れたらその倍じゃきかないし、それぞれ改訂バージョンを重ねているから、図面引いてる時間の方が、実際の製作時間よりながいんじゃね?

それ以外にも、発注者への説明用の分解図や、ステンレス枠外注用の図面もあるし、、、 何やってんだか、、、


蒸し器 完成間近

頼まれ物の蒸し器、と言っても蒸籠とかじゃない、がようやく形になってきた。

コンロに応じて高さ調整ができる台の製作から始まって、桧材の外箱、ポリカーボネートを折り曲げるベンダーのでっち上げ、そのポリカで内箱作り、生地を吊り下げる針の曲げと内枠への取り付け、、、と、やってもやっても終わらない、まるで倒すたびに強くなって向かってくる怪物と格闘しているような作業の日々だった。ふう。。。

後は、温度計測用の孔を外箱と内箱に穿って、そこから蒸気が漏れないようにする蓋をつければ、いよいよ試運転。あ、動かないから運転とは言わないか。。。明日、とりあえず温度計を突っ込んだ状態で蒸気を充満させてみるが、内部の温度ができるだけ100℃に近づいてくれることを祈るのみ。

この蒸し器はせっかくそれだけ手をかけたんだし、内部が高温・高湿度になる外箱を丈夫で長持ちさせるためには、すぐ割れたり痩せたり腐ったりするようなチャチな木材は使えない。思い切って2.5cm厚の桧材を選んだ。しかも節の無い高級品。恐ろしいほど高価。。。儲けが飛んだどころか、完全に足がでている、、、(;´д`)トホホ…。それはともかく、この2.5cmの厚みが断熱効果を発揮して吉と出るか、はたまたその熱容量が想定外に大きくてなかなか内部の蒸気温度が上がらず凶と出るか、、、こればっかりはやってみないと判らない。楽しみのような怖いような、、、


ポリカーボネートの蒸し器内箱

頼まれて染色の絵付けした生地を蒸して色を固定するための蒸し器を作ってる。先日、その内箱をポリカーボネートで作るのに必要な折り曲げ器(ベンダーという特殊工具)をでっち上げた話を書いた。

材料を手近な有り物で間に合わせたら、長ネジが短すぎて車載用パンタグラフジャッキの一番低いポジションで荷重をかけることになり、かなり無理をさせていることが発覚。また微妙に傾くので長ネジ上部のナットを締め込むことで曲げ角の微調整をした。

とりあえず、思ったように曲がってくれたので、ほぼ図面通りの内箱ができあがった。

一番大きい部品である内箱の胴は4面のパネルを接着せず、分解できるようにビスとナットで留めた。問題は複雑な形の底に部分で、鍋との連結や、結露した水を鍋に返すための水勾配など、めんどくさいことこの上ない。

蓋も水勾配を考えないといけないが、三角形が組み合わさっただけなのでいくらかは簡単になる、と思いきや、耐熱性のある接着剤(セメダインのスーパーX)が扱いにくいこと、扱いにくいこと、、、。アクリルのようにシャバシャバの接着液を隙間にスーッと流し込むようには行かない。両面に塗布してしばらく放置し、粘着性が出てきたらエイヤっとくっつけろと説明書には書いてあり、底はその方式でやったがポリカ板が透明なので接着剤のムラムラや泡々が透けて見えるし、あまり美しくない。底とちがって蓋は目に触れる場所なのでもう少しきれいにしようと、大量に塗布してムラや泡を押し出そうと試みたが、空気に晒すオープンタイムを取らなかったため接着剤の固化までやたら時間がかかり、その間に接着剤が流れ出したりして、結局、泡を消すどころか余計にきたなくなってしまった。

ま、美術品じゃないんで機能すればよし、としよう。。。(でも、やっぱきれいなほうがいいんだけどなあ、、、)


Fiat 500 点火プラグチェックとポイント、点火時期の調整

ここんとこ、高いギヤでアクセルを踏み込むとほんの少し息をつくような感じ。また連続で高速運転するときも音にばらつきや振動も増えたような気がした。微妙にデトネーションを疑う。スターター回すときにも、エンジン切るときも僅かな違和感。これは点火時期の狂いや点火プラグの不調かもしれないと思った。(エンジンの始動も少し渋くなってるような気がしていたし、、、)

そういや点火プラグのチェックは長いことやってなかった。ズボラでちゃんとした記録を付けないから憶えてないけど、キリの良い距離でやったかもしれない。だとしても距離計が最近25000kmになったばかりだから、多分5000kmはやってないだろうな。ひょっとしたら15000kmも放ったらかしだったかも、、、(汗)
ごめん、チンクちゃん。m(_ _)m

で、プラグを外して驚いた。何ジャコレ~!? アカンでしょう、、、。

半分真っ白に焼けすぎ、半分真っ黒に煤けてる!デポジット大量。。。

半分真っ白、半分真っ黒!まあ、真っ黒の方は油気とか無いし高速で回せば燃えちゃうだろうが、真っ白はいけません。焼けすぎじゃん。それだけじゃない、アース側の電極や碍子にデポジットが大量に付着している。点々とかツブツブどころじゃなく、分厚い層を成している。溜まったデポジットをカッターナイフの背中やマイナスドライバーでコリコリ削り落とすと、プラグ自体は電極の摩耗も無さそげだけど。。。こんな燃え方させたんじゃエンジン壊れるし。プラグの熱価を上げて少し冷ましてやらないといけないかも、、、。プラグが原因と決まったわけじゃないので、とりあえず手元にあったほとんど使ってない同じ番手(NGKのBP6HS)のプラグに交換。

不調は最近だけど、この堆積物はいつから溜まってるんだろ?

焼けすぎとデポジットの原因は何だろ?

間違ったプラグ選択−Yes & No(そもそもがItalo Sportのチューンドエンジンだし、、、でも、ずっと使ってるNGK BP6HSを変えてないんだけど、、、)

  1. オイル上がり/下がり−No(排気ガスはきれいだ。オイルは減らないし、汚れ方もひどくない)。
  2. 粗悪なガソリン−Yes(貧乏性で、誘惑に負けて安いところで入れてる。でも、ずっとここで入れてんだけど、、、)。
  3. 濃い混合気−Yes(前のエンジン、薄すぎでピストン溶かして孔を開けちゃったんで少し濃くしてある)。
  4. 点火時期狂い−Yes(プラグ同様、ここんとこチェックしてなかった。ポイントも荒れたり減ったりしてるだろうな、、、)。

2は同じ店で入れているが今まで問題はなかった。もっとも店がガソリンの質を落としたらどうしようもないが、、、。3のキャブのセッティングも大事だけど、まずは簡単にできる点火時期から調べてみなきゃ。

自作のチェックプレートとタイミングライトで角度を見ると点火が早い、つまりピストン上死点手前の角度が大きい方(反時計回り)にズレていた(写真を撮ったけど発光が同期せず、写らなかった)。多分コンタクトブレーカー(ポイント)のヒールが摩耗して、点火時期が狂ったのだろう。

タイミングライトを当てたが、カメラのシャッターと同期せず写らず。肉眼では白い線が10°より少し大きい位置に見えている。

四の五の言うより、ディストリビューターを開けた。そんでポイントを開いて接点を覗いて見た。したっけ、接触面が汚れている。てか、荒れていしまってる。どうせこの後ギャップとディストリビューターの角度調整はやんなきゃなんないから、構わずヤスリでゴシゴシ磨いてやった。

しかし、荒れどころか窪みまでできているようで、いくら磨いても白い点が消えない。予備のコンタクトブレーカーは持ってるので取り替えてもいいのだけど、ここでもついボンビー性(症か?w)が出て、一旦このまま使うことに。(買っても数百円の安い部品なんだけどね)

発電機のプーリーボルトにラチェットレンチかけて、エンジンのクランクシャフトをゆっくり回して、ポイントの開き具合をチエックした。ゴシゴシ磨いた後で、規程の0.5mmより見るからに狭い(1/3mmくらいか?)。そんで、ネジを緩めてギャップを広げ、そこに隙間ゲージ挿し込んでやるんだけど、0.48mmだとスッと入り、0.51mmだと抵抗があるところで固定するのが難しい。ここぞというところでネジを締めるとギャップがわずかに開いてしまう。ネジを締める間、何かで押さえつけろとか言われても、狭いデスビの内側でそう上手くはいかない。まあ、何度かやってギャップをズレを見越したところに持っていってから固定ネジを締めると。(もっときっちりした正規のやり方があるのかも知れんけど、結果よければ全て良しで、いつもこの方法)

ついでに、コンデンサーがサビサビなんで接触不良になるとポイントも早く消耗するので手持ちの予備と交換しておいた。

点火時期の狂いの原因がポイントの摩耗(正確にはカムに乗っかってるヒール部分がすり減って、ギャップが狭くなること)だとしても、このポイントのギャップ調整で直る保証はない。ヒールの摩耗やポイント接触面の研磨で微妙にドエル角(ポイントが閉じている角度)も変わってるはずだし、、、

エンジンをかけ、再びチェックプレートを装着して、タイミングライトを当ててやったら、案の定、点火時期の線(プーリー上の長い白線)は大きく左にズレたまま。ていうかズレが悪い方へ大きくなっている!

プーリー上の長い白線をエンジン本体の矢印マーク(プレートの0°の線)に合わせた時にピストンが上死点にある。エンジンがかかった状態でタイミングライトで照らした時、この線の13mm(角度にして10°)右側に引かれている細い線がエンジン側の矢印マークの場所に来るよう点火時期を調整うする(あるいは長い白線がプレートの10°の線に揃うように、ディストリビューターを捻って調整する。この写真では大きく20°ほどズレている。

即、点火時期調整が必要だった。ディストリビューターの裏のやりにくい位置に固定ネジがあり、それを緩めるとディストリビューターを左右に捻って点火時期を調整できる。すでに調整域の捻じりしろが少なく、ゴニョゴニョやってようやくギリギリ10°に近づける事ができた。しかし、もう目一杯なのでやはりポイントの替え時なのかもしれない。ポイントの摩耗や新品ポイントへの交換がこの部分にどう影響するのかは今のところ判らない。近々、ポイントを交換してみようと思う。(新品にして更に悪化するようなら、ディストリビューターの駆動ギヤを一山ずらさないと。これも面倒な仕事だ。やるたくないなあ、、、)

ディストリビューター捻った後にタイミングライトで点火時期の再確認。プレートを装着し忘れたので、エンジン側の矢印(白三角)とプーリー上の追加の線(赤矢印)で点火時期の角度を見る。

とりあえずポイントのギャップと点火時期はほぼ正規に戻ったので試運転。結果、セルを回す時間が以前のように短くなり、加速時の初動の息つきも、高速回転でのばらつきや振動もなくなった。エンジンのシャットダウンもガツンと止まる感じはしなくなった。この手の症状は少しずつ進むので気が付きにくいが、調整して直してやると、劇的とは言わないが、かなりはっきり体感できる。なにより、エンジンが壊れるのを防げたわけだ(ならもっと早く、症状が出る前に定期的にチェックしろよって言われそ)。もっとも、ポイントそのものの交換、ガソリンの質やキャブの空燃比調整の問題についてはまだ手を付けてないから、今後どうなることやら、、、。

あと、もう少し走ったらプラグのやけ具合も再度チェックする必要があるし、今回の調整で完全解決と言うのは時期尚早だね(イリジウムやルテリウムの高級点火プラグにしたいのだけど、この辺をきっちり押さえておかないと合わないもの買ってカネをドブに捨てることになるし、、、)。