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蒸し器 製作前の実験

染色用の蒸し器を作るにあたり、IHコンロと寸胴鍋ではたして各辺が60cmもある立方体の内部を水蒸気で満たし、はたして温度を100℃ちかくまで上げられるのか、、、悩んでいても仕方ない。やってみないと判らないので、ダンボールで箱を作り、アルミフォイルとポリ袋で防水して実験してみた。(ついでに倍の高さ、120cmの箱でも試してみた)

ダンボールだけではグニャっといきそうなので木枠を仕込んだ。ダンボールの利点は、ロッドタイプ温度計のプローブをブスッと突き刺せること。これで蓋を開けることなくかなり正確な温度を測ることができた。

IHコンロでは思うように温度が上がらず、せいぜい90℃どまり。ガンガンやっていたら結露した水が漏れてポタポタ落ちるので、コンロの周囲にタオルを巻き付けた。そしたらパスッっと音がしてIHが死んでしまった。IHコンロの底にはファンが付いていて、IH自体は発熱しないんだけど、鍋からの熱が伝わって加熱しないように冷却している。そいつがタオルで窒息して、温度ヒューズが飛んでしまったようだ。

仕方なく非常用に置いてあったカセットコンロを持ち出して実験続行。あら、何と!温度がガシガシ上るじゃない。IHは1400Wもあるのに90℃しか行かなかった、、、始めからこっちを使えばよかった。

めでたく99℃を達成。これで蒸し器の目処はついた。