東京オリンピック誘致のためのダシにつかわれた新国立競技場がデザインも構造もトンデモな代物で結局お流れになったばかりなのに、続いて出てきたのがボランティアのユニフォームのダサさと、エンブレムの盗作疑惑。
韓国嫌いのネトウヨ系のやつらに言わせるとユニフォームは李朝の武人装束のパクリだとか。日本嫌いのコリアンからも同様な反応があるようだ。パクリかどうかは判らないが、言われてみれば確かに似ている、空目目アワ〜♪。僕は生まれて初めてネトウヨと意見が一致した(笑)。しかも、ベストとネクタイをプリントしたというあのダサさ、チープさ加減、ハンパない。その点でもコリアンは怒るだろうな。(もっとも、新調費用25億円!は製造する韓国に落ちるらしいが、、、)
しかし、エンブレムの方はそんなホノボノなことでは済まされなくなりそうな勢いだ。
リエージュの劇場ロゴとの類似が言われだしたはじめのうち僕は、能力不足と努力不足のデザイナーが、ありきたりでシンプルなコンポーネントをお手軽に組み合わせたために起きた「偶然」の空似だろう、と思っていた。
興味があってこのデザイナーの作品をネットであれこれ見てみたが、まるで学生レベルの仕事しかできていない。なのに何でこんなに売れっ子なのか、、、不思議でならなかった。今のトレンドが理解できない、感性にも響かない、ああ、俺も時代に付いて行けない歳になったのか、とも思った。
違う違う!いかにもプロらしく小奇麗に小ざっぱりまとめるための表面的でテクニカルな力量など、じつは学生でもすぐに身につけられる。それさえあればあとは取ってきたものを組み合わせるだけだ。ウィキペディアをはじめネット上からコピペ剽窃してレポート出す小狡い学生と同じ感覚なのだろう。というか、このデザイナーは、さすがに学生の頃はネット時代じゃなかったろうが、社会に出てからあれこれツマミ喰いしてはウンチにしてヒリ出す小賢しい方法を憶えたんだろうな。(いや、ウンチにするほど消化すらしてない。カジッては吐き戻す程度やな)
【東京オリンピック・エンブレムはもう無理筋】という記事が、ネトウヨ系の低レベルな批判じゃなく、これ以上擁護つづけると傷が広がる、と結構手厳しく書いているが、その通りだと思う。
エンブレムだけじゃなく、可哀想だけど、佐野研二郎のデザイナーとしてのキャリアも終わるだろう。というか元々その器じゃなかったのだ。
話をオリンピックに戻す。組織委員会の森喜朗は「半年もかけて国際社会に照会している」と言って擁護してるけど、半年経ったら時効とかいう話じゃないし。こいつ、また新国立競技場のザハのデザインのように後になって「始めから好きじゃなかった」とか言い出すんじゃね。
競技場といい、ユニフォームといい、エンブレムといい、東京オリンピックはカネをドブに捨てる場であるということが明白になったな。やめれ、やめれ!
東京オリンピック、ひいてはオリンピック自体がオワコン化してるし。。。