火時期の調整に使う器具を作ろうと、あれこれ計測して図面を引き、実物大のモックアップ(木型)も作成したら、、、なんと、ベニヤ板のモックアップで十分使えることが判明してしまった。
でも、もう材料を買ってしまったので、作るしかない、、、
ここんとこ忙しかったので図面をプリントアウトして、ジュラルミン板に貼っ付けたところでストップしていた。ところが、昨日締切のはずの原稿がまだ来ない、、、。昨夜は徹夜覚悟で晩くまで起きてたけど、来ない。今朝も来なかったので、、、いつでも止められるこのプレートの切り出し加工を始めた。
結局、夜になっても未だ原稿は来てないので、とうとうロウ付けもやり、終いにゃ磨きもかけてプレートは出来上がってしまった。。。しかも2個も!
まだあと2個分の材料もあるけど、、、モックアップでも実用に間に合うのだからもう作らないだろう。余った完成品は、知り合いのチンク乗りの人にあげよう。
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実用テスト結果は次回↓
https://okamoo.com/blog/2019/03/05/fiat500%e3%81%ae%e7%82%b9%e7%81%ab%e6%99%82%e6%9c%9f%e8%aa%bf%e6%95%b4%e3%83%97%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%9f%e3%83%b3%e3%80%81%e8%87%aa%e5%ae%b6%e8%a3%bd/
以下、作業の様子
材料の下準備↓
3mm厚のジュラルミン板と外形15mm、内径11mmのジュラルミンパイプ。
ジラルミン板に型紙をスプレー糊で貼る
ベニヤ板を定規にして刻印打ち
紙の上から刻印すると食い込みが悪い。
点火時期を合わせるメモリ線を刻む
刻印がガタガタだけど、まあいいや。
プレートの切削加工↓
ジュラルミン板の切り出し。線の0.1〜0.2mm外側を切る。
サンディングして断面をなめらかにする。
下孔開け。
電気ドリルのリーマで孔を拡大する。
孔の内径の微調整は手で微調整。
プレートをクランクケースのナットに留めるジュラルミンパイプで作る。切れ込みはクランクケースのなったに食いつくようにするためのもの。
パイプのロウ付け、磨き、メモリの色差し↓
接合部分にフラックスを塗る
ロウの溶かし込み。アルミ合金は灼熱する前に溶けるので難しい。かといって炙りが足りないとロウは流れない。。。
ロウ付け完了後、水洗いをして、ワイヤーブラシをかけてフラックスを取り除く。
刻印やモモリの溝に色を差す
しかし、彫りが浅く対して目立たない、、、
テスト装着↓
予備エンジンにテストフィット
車載エンジンにもテスト装着
完成品の裏表とモックアップ
図面の上に乗せてみた。
表面をもっときれいに磨いたら売れるかも。(笑)