Fiat 500 Cinquecento

2016-01-08 11.34.25ガレージジャッキを下からカマして一人でも下ろせるくらいのちっこい空冷エンジンだけど、いざとなったら根性入れてやらないと、、、やってる最中にゴロンと転んだら指でも潰しかねない。とかなんとか言い訳をして、去年、とうとう整備工場送りにしちゃったチンク。

今朝、工場から電話があり、エンジンがかかったとオヤっさんの嬉しそうな越え。早速飛んでいって、、、と思ったら、原付Ciaoのドライブベルトが滑っている。なんで今やねん!と罵りながら、急ぎベルトの締め直しをして工場へ駆けつけた。(一昨日の夜、ランプを直したばっかじゃん!)

着いて見たのは、新春早々にワックスがけをシてもらっている可愛いやつ。(可愛いとか言いつつ実は、僕は車を洗わない、磨かない。)
オヤっさんが「ご自分でエンジンかけてみてください」ってんで、運転席に乗り込んだ。が、すっかりスタートのシークェンスを忘れている。

とりあえずキーを回してイグニッションスイッチをオンに。それから、、、あれ?スターターのボタンとかあったっけ?
あ、そうでした。。。先ずチョークを引いて、、、てか、チョークどこ?

ボー然。 シートの上で凍った。

ややあって、気を取り直したら助手席との隙間にはえてる2本のレバーのことを思い出した。左がチョーク、右がスターターモーターのスイッチとギアを駆動するケーブルにつながっているんだった。

後付のレバー式キルスイッチを回して通電させ、キーでスタースイッチをオンにしたら、後付けの電磁ポンプがカシャカシャいい出した。スターターレバーをけっこう力入れて引くと、クェッ、、クェッ、、、、クェッ、クェッ、クェッ、クェッ、ブスン、クェッ、クェッ、クェッ、クェッ、ブスブス、ババババ、、、、ブ~ン!

やたー!エンジンに異音はなさそげ。つか、力強く良い音。イタロス-ポーツ版650ccは、オリジナルの500ccと同じ110Fというエンジン形式で、クランクケースまわりやシリンダーヘッドは共通の単純なボアアップバージョン(キャブは違うかも)。チンクの最後期型の純正600ccよりじゃじゃ馬なんだろうな、乗り比べたことないけど。。。

ただ、ランプ類が点灯せず。。。ウィンカーリレーは反応しているが、変な音で固着しているみたい。ヘッドライトもパッシングしか点かない。ブレーキランプだけOKという。(これくらいなら自分で直せるけど、ここはひとつ、プロに任せることにした。

前のオーナーがわけの解らん改造をして、キルスイッチの増設とイグニッションスイッチ(実はスターターは別なので電装系のマスタースイッチ)とバッテリーやヒューズボードの移設など、電気系統はぐっちゃぐちゃ。おかげで、大ベテランのオヤっさんでも頭を掻いている状態。でも、まあ、後は時間の問題。たのしみ~!!!

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『のんびり』と古本

先日、秋田県のフリーマガジン『のんびり』を頼んでおいたレティシア書房へ取りに行った。今号は角館/田沢湖の劇団わらび座特集でたのしく読んでいる。(次に秋田に行く時には是非観劇に訪れたいな)

ついでに(といっては本屋さんに失礼か、、、)久しぶりにゆっくり古書店の書架を眺め回して、気に入った文庫版の古本を二冊選んだ。小さなレティシア書房だけど、どの棚にも僕の欲しい本がキラキラしてる。

高校の後輩の奥さんとは何度か話したことがあるけど、今回初めて店主と言葉を交わした。ちょうど客の切れ目だったこともあり、15分くらい話し込んでしまったが、彼は『のんびり』を褒めちぎっていた。2015-12-29 01.26.04


柘榴

東京へ帰った友人が置いていったザクロ。ていうか、彼の居たふた月弱のあいだ、ずっと食卓の上に転がっていた。だから干からびている。

食堂と台所の片付けが嫌になって現実逃避とばかりに、ふと思いついて切ってみたら、、、外側は色を失うほどしらっちゃけ、乾いてかっちかちに固まっているのに、中身は瑞々しいルビー色。頭のなかにパラジャーノフの映画が蘇る。2015-12-28 16.23.36 2015-12-29 00.00.452015-12-29 00.12.57