げっと

日本を離れる友人からパソコン椅子や除湿機などなどをもらった。加えて、彼の連れ合いと娘さんから下記のものも頂いちゃった。。。

友人が家族と離れていたあいだ飾っていた家族写真と、オシラサマ馬頭琴にちなんで宮澤賢治の絵本も。

娘のMちゃんの描いてくれた絵。悲しげな目と大粒の涙滴は何を意味してるの?聞きそびれた。

友人の連れ合いSちゃんが焼いてくれたドライフルーツとナッツの入ったパン。うめー!

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遠くへ帰る友達

科学技術の用語を精神世界などあっち系の現象に使うのには、ほぼ嫌悪に近いような強い抵抗を感じるのだけれど、思考や感情における他人とのシンクロ具合がただならないと感じるときには僕も「波長が合う」という言葉を使用する。(それだけ稀なことなんだけど、、、)

学部生だった時の指導教授と院での指導教授とは、まさにこの言葉がぴったりだったと言える。(ちなみに、前者がこの言葉「Wave Length」を教えてくれたのだった)

上記の二人とは師弟の間柄だったが、波長が合う関係は必ずしも密接な、濃厚な付き合いの関係である必要はない。意気投合とか親友とかとも違う。たまにしか会わない、、、いや、それどころか普段はメールの交換すら滅多にないような友人でもあり得るわけで、事実、ほんとうの意味で波長の合うと言える友人とはそんな関係だ。(長年生きてきたけど、波長の合う友人は数えるほどしかいない)

数少ない波長の合う友人が日本を去ろうとしている。元々無口な彼とは、夜を明かして語り合ったとか一緒に何か事を成し遂げたとかいうことなぞついぞ無い。それでも少ない言葉の後ろに隠れている彼の心の動きが、理屈なんぞ抜きでこちらの心に響いてくる。まさに波長が合い、同期し、共鳴しているのだ。

福島の事故後、家族を自分の実家があるドイツに避難させ、彼ひとり日本に残って仕事をしていた。今度、日本の仕事に見切りを付けて彼も帰ることになった。

今後は今まで以上に会う機会は減るけれど、物理現象ではない「波長が合う」という関係は、会う間隔や頻度に影響されないのと同じく、物理的な距離、地理的な隔たりにも関係がないので、ちっとも寂しくはない。

惜しむらくは、パーカッショニストでもある彼が提案したダラブッカの改良を、仕事の遅い僕のぐうたらで未だ実現できてないこと。。。まあ、お互い生きていれば、いつかできるだろう。。。



ちょっと古くなったけど、、、

安倍の首相談話を読み始めて、いきなりヲイヲイだった。

西洋諸国の植民地化について言い始めたと思ったら、とたんに恩着せがましく「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」だって。

そのあとには、経済のブロック化を進める欧米諸国が日本を戦争に追い込んだ、みたいに続く。日本が正義の味方で、日露戦争はアジア・アフリカの人々から支持されていたし、日本が太平洋戦争に進んだことも悪いのは日本の首を絞めた西洋列強だと言わんばかりだ。

よしんばそれらがある程度の事実を含んでいたとしても、最初にそれを言っちゃあおしまいよ。あとは何言ってもうウソ臭く虚しく響くだけ。

一応、最後まで目を通したけど、そう思っちゃったもんだから白々しい言葉の羅列にしか見えなかった。。。

もひとつ、日本が戦争に向かったことに対して「国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった」って言ってる。時代が違っても、こいつが進める「安全保障関連法案」に歯止めがかからないっていうことを認めるマヌケさ。

全体に、よく出来た学生の作文みたいで、一生懸命色んな所から歴史的事実を引用してきて、当たり障りなく、体裁よく書かれているが、学校の歴史のお勉強じゃなくて、わざわざ発表するのはお前の本音を言いたかったからだろ?だったら、正直に書きゃええのに。本音が垣間見えたのは先に書いた日露戦争の自慢や西洋諸国への責任転嫁だけだな。

クソ面白くもない駄文だ。