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Ciao バリエーターVベルト、汎用品に交換 その後

バリエーター付きに改造したCiaoのベルトのコスパを上げるために、安い汎用品を装着してみようといろいろやってみたが、ちょうどよいベルトは汎用でもあまり安くなかった。

まあ、それでも「いつでも入手できる」という安心感から、ためにし使い続けてみようと。

前回の投稿では、ベルトの張り具合(ていうか前後プーリーのバランス)の塩梅を探りながら、最終的にエンジン位置を中間にして終わった。ところが、しばらく走ってみて、時速30kmを少し超えたら何か「ガガガガガガ~ッ」って異音がして、ベルトが滑るというよりエンジンブレーキが掛かったように減速してしまう減少が出始めた。まあ、原付一種なんで法定速度で走れば問題ない、っちゃあ問題ないんだけど、、、。

でも、やはり何か異常があるわけで、せっかく新しくしたベルトが切れても嫌だし、少し手を加えてみることにした。

まず、新しい三ツ星のベルトはコグ付きだけど、ロープロファイルとはいえDaycoやMarossiのより高さ(厚み)がある。そこで、コグの凸歯をカッターナイフで切り取った。これで「底づき」はなくなるはず。

で、試運転したが、それでも症状は収まらない。

さらに、中間にしていたエンジン位置をDaycoやMarossiを装着したときと同じ最後部に戻してみた。ベルトが後プーリーの外周部で回るようになり最高速は伸びなくなるが、高速回転での後プーリーでの底づきはなくなるはず。

はたして、アクセル全開でも件の症状は出なくなった。ちょっとマズイので何km/hだったかは書けないけど、ともかく高速運転でも思いの外頭打ちは早くなく、心地よく回ってくれる。しかも上り坂でのトルク感も悪くない。(コグの切り落としは不要だったかも、、、先にエンジン位置をもっとしっかり見極めておけばよかった。次回はいつになるか判らないけど、ベルト素のままで試してみよう)

以上、その後でした。ちゃんちゃん。


Ciao バリエーター用Vベルト覚え書き

Ciaoのリアブレーキ修理で久しぶりにベルトのカバーを外してみたら、バリエーター(自動変速機構)のベルトに「ケバ」が出ていた。今までのところ、ベルトが滑ったりはしてないが、こういうものを見つけてしまったら、やはり交換しておかないと、と思う。(ギアボックスのオイル漏れからは目を背けたくせに)

ケバが出たMalossiのVベルト。
上が使用中のMalossiのベルト。下はDAYCOの。

今まで使っていたのはイタリアMalossiの61 7227というVベルト。手持ちの予備にアメリカDAYCOのLE-7153というのがあるので、これを使う予定。

どちらも「Ciao バリエーターモデル用」。汎用品としては三ツ星やバンドー化学の一般的な巾12.8mmのA形Vベルトも使えそうだが、ただ厚みがDAYCOやMalossiの6mmより厚い9mmなのでプーリーの底着きしないか心配。三ツ星にはe-Power AX形をいうのがあって、これは巾13.1mmと若干広いが誤差範囲だろう。しかしこれも厚みは9mm。コグタイプなので曲げは心配ないんだけど、、、。

そうそう、DAYCOのはサイズデータが12.8(13)mmx978mmで価格はUgajinさんで1.500円前後。

Malossiのは以下のようになっている。
品番:61 7227、巾: 13mm、厚: 6.5mm、周長:978mm、角度:34°、価格:Malossi Sales Japan 2,400円+税
品番:6116830 ケブラーベルト(上に同じ、価格:Malossi Sales Japanで5,100円+税!)

三ツ星のは、
品番:e-Power AX-37、巾13.1mm、厚:9mm、37inch*、角度:36°、価格:1,500〜2,000円

*以前、三ツ星のを買ってみたが、その時に周長をMalossiのサイズからインチ数を割り出そうとして「978mm ÷ 2.54 ≒ 38.5inch」となり、若干短めでAX-38を買ったところ、ほぼ1インチほど長過ぎて使えなかった。次に買うとしたらAX-37が適当だろう。(追記:元々、Malossi製もDaycoも、ベルトの張り調整幅をいっぱいに広げた状態で丁度良い感じ。だったら、いっそ36インチでもいいかも、とAX-36を使った記事を後に書いた。こちら

結局DAYCOのを宇賀神さんあたりから買うのがよろしいかと、、、(ただし、かなりの期間欠品のままになってるけど)

上、三ツ星e-Power AX形(38は1インチ、オーバーサイズで使用不可)

 


Ciao、自動変速化完了!

この記事はこちらからの続き

注文していた必要部品が届いたので、作業再開。

Ciaoの自動変速化は、Bravoの機構(前後プーリーとギヤボックス、ベルト)に交換してやるだけなので、本来ならポン付けのはず、、、、だったが、、、

Ciao後輪のスポークが数本折れているのが発覚!それにタイヤの摩耗が限界だったので、ドナー用にとってある赤い不動Ciaoから横流し、、、同時に3台のバイクから部品をシャッフルすることになった。

まあ、手間が掛かるだけで、特段難しい作業は何もなかった。

1,後部クラッチベル内にあるペダル側クラッチシュー新品交換

2.VベルトをCiap PX(バリエータ―付きCiao)用の短いもの(幅13mm、外周978mm)に交換

3,ブレーキシューとリアホイール(タイヤ、リム、スポーク、ハブ、ブレーキドラム)をドナー用の赤Ciaoから移植

4,前後プーリーと変速機構(バリエータ―)、ハブ内部ギアボックスをBravoから移植

5,チェーン・ベルトカバーをドナーCiaoから仮移植(オリジナルの同色塗装カバーを改造して復旧取り付け予定)

結果は、今までペダルアシストしても登れなかった急坂を、一切ペダルをこぐこともなく、楽勝で登れるようになった。(最後に動画あり)

めでたしめでたし。

追記:ネット情報では、BravoとCiaoでは、バリエータ―の有無や車輪サイズの違い等々で、減速ギア比が違うとのこと。同じエンジンとはいえ条件の違うCiaoでは高速が伸びなくなるのでは、という記事も目にした。ただ、後輪径の大きいCiaoはおそらく高速側に強く、逆に低速のトルクが得られないのでは、と僕は心配だった。試運転では、登坂能力に問題がなく、また高速側でも(おおっぴらに公言はできないけど)50km/hプラスの速度がでるし、それ以上に回転が延びようとするのでオーバーレブと焼付きが心配になり、最高速は試していないが、単速のCiaoと遜色ないスピードは出る。エンジンや駆動系に無理がかからなくなった分、より長寿命になったと思う。さらに、バリエータ―のおかげて摩耗しやすいVベルトのテンションを気にする必要も亡くなった。

後は、ドナーたちをどうするか、、、嵩張るからばらして鉄くず、、、いやいや、共通部品が多いので、フレームだけ廃棄かな。

試運転動画: