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FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY9)

本日の作業(昨日アップしてなかったので本日じゃないけど、、、):ブレーキランプとバックアップランプのスイッチ~ランプ間の配線。


未だに車体後部の配線が終わらない。正確に言うと終わったと思ったが実はブレーキとバックアップの配線を忘れていた。ブレーキの方は配線図にちゃんと描いてあるのだがスイッチの場所や取り付け方が正規と違っているので、配線をボンネット下から今一度、車室に戻したが、そのままでは長さが足りない。ところがラッキーなことにブレーキペダルの付け根付近のマイクロスイッチから出ているリード線を切らずに残していたので、それと合流させた。そうしておいて後部コンビネーションランプに来ている赤線とボディー(アース)の間にテスターを噛ませてピープ音の出る導通チェックモードにセット。フットブレーキを踏んで音が出るのを確かめた。

カプラー(ギボシ端子)の付いた青黒線と赤線がブレーキペダルに行く線。そこから分岐してるのはバックアップスイッチに行く線(未接続なのであらぬ方向へ向いている)。

バックアップランプのスイッチも、本来ならFIAT 126などに準じてギアボックにスイッチを取り付けるべきなのに、シフトレバーの基部(センタートンネル内)にマイクロスイッチが設置されている。いずれにしてもバックアップランプはFIAT500の配線図に出てこないから、まるっきり新たに電線を敷設する必要がある。元からあった線は全く信用できないのでバチバチ切ってしまってるので、好きなように引き回すことにした。

まず電源はブレーキランプのものを二股ギボシ端子のメスで分岐させて使用。スイッチからランプへ向かう方は、センタートンネルの助手席側に全く使われている様子のない小さな孔があり、ここにグロメットを嵌めて配線をその孔から引っ張り出した。助手席側の足元を横断してサイドシル沿いに走るメインハーネスに合流させた。ちょうど溝になっていて 足で踏まれても絶縁ビニールが傷みにくいし、注文してある細いコルゲート管が明日来ればそれをかぶせて更に絶縁を2重にする予定。

一方、後ろのバックアップランプは一度交換しているのだが、配線はそのまんま。ご丁寧にアース線が付いていたが、金属バンパーにボルト締めしてあるのでアース不要のはず。実際、テスターで導通チェックしたり、古バッテリーの12Vかけて点灯を確認したが、アース線は要らなかった。車体助手席側を走るメインのハーネスにはコルゲート管を被せてしまったたので、後部座席の後ろの防火壁の孔を通すのが結構メンドクサ!

ブレーキランプスイッチの電源である青黒線から二股ギボシ端子経由で別れた青線は 、シフトレバー付け根のバックアップスイッチに。さらにセンタートンネルから写真で上向きに出ている青白線が後部の バックアップランプに向かう。
車室から来たバックアップランプへ向かう青線は防火壁後方(エンジン側)に出たところで防水カプラー経由で再び青白線になってランプに向かう。
バックアップランプに繋がる防水ギボシ端子。以前は非防水だったのでビニールテープぐるぐる巻き状態だった。(ビニテは防水に鳴らない!)

バックアップの配線を取り替えていたら、ふと気になったエンジンフードの配線もこれまたかなり怪しいのでついでに取り替えることにした。フードのナンバー裏辺りは排気管に近いので相当の熱を受ける。チンクがウチに来たときからここにあるはずの遮熱板が無かったので、配線に被せてあったコルゲート管はカチカチ・ボロボロでその中にあるビニール被覆も硬化が進んでいた。取り替えついでに配線図どおりの黄線にした。ボディーとの結合部はこれまで2極のコネクタだったが、これも傷んでいたので防水ギボシ端子に替えた。

ナンバー灯の旧配線。溶けているのはアース線なので大事に至らなかったが、、、。
ナンバー灯の配線交換。 
エンジンフードを仮置してみる。(ナンバー灯は未結線)

 

 

 


マウスのチャタリング修理

チャタリング(接点異常でマウスボタンを押すとダブル/トリプルクリックのようになる現象)が起きた無線マウスをもらったので修理してみた。

裏側の摩耗状態から使用時間は少なそうなのに、、、案の定、使いにくい。チャタリングもそうだけど、左ボタンは強く押し下げないと反応が鈍い。で、やっと反応したら単に選択したつもりのファイルが開いてしまう。ファイル名をシングルクリックで変更することもできない。

以前に、長らく愛用しているLogicoolのM500という有線マウスのチャタリングを直したことがあるが、あれはマイクロスイッチの交換というハンダ付けを伴う本式の修理だった。今回は、マイクロスイッチの内部に発生したカスやゴミを「接点復活剤」のスプレーで洗い流して清掃するだけにとどめた。これならネジ回し一本で事が済む。(実際は、スプレーはもちろん、ピンセットやカッターナイフなども要るのだが、、、)

やったことは以下の順序:

  1. マウスのスイッチをOFFにして、裏蓋を外し電池を抜く。
  2. マウス裏側前方の一番大きいソール(滑り)を剥がす。(剥がし始める取っ掛かりに注意)
  3. 電池ベイのシールを半分剥がして下にあるビスを露出させる。
  4. マウス裏側に見えているビスを5本すべて外す。
  5. マウス上部のカバーを外し、コネクターを抜く。
  6. 左クリック側マイクロスイッチのカバーをこじて外す。(フックのキャッチ折れ事故発生)
  7. 内部が露出したマイクロスイッチの回りをティッシュペーパーで養生して接点復活剤を吹き付け、溢れたスプレー液を拭き取る。
  8. マイクロスイッチのカバーから白い押しボタンのプラ部品が脱落しないよう、テープで留める。
  9. マイクロスイッチカバーをマイクロスイッチに被せる。
  10. 以下、コネクターとボディーカバーを復旧し、ネジ留め、シールとソールの貼り直しで作業完了。

2番めのソール剥がしには、固く固着した両面テープを上手くマウス側から分離するために、縁取りが切り欠いてある「取っ掛かり」部分から尖ったものを差し込んで剥離し始めるとよい。

尖った道具を縁取りの切り欠きからソールの下に差し込んで剥がす

6番目の「事故」とは、元々分解することを想定していないマイクロスイッチのカバーを引き剥がすときに、フックの受けがひび割れてしまったこと。ゼリー状の瞬間接着剤をボタ盛りして対処。

さて、ファイルアイコンをクリックしても選択されるだけで、うっかり開いてしまうということは無くなった。ファイル名の変更もクリックで受け付けてくれる。使用頻度の少ない右クリック側と比べて左側はスプリングが若干ヘタっている感は否めないが、実用に不便はない。いよいよヘタってきたら、左右のマイクロスイッチを入れ替えるか、新品部品に交換すれば良い。(ハンダ付けがメンドクサイから今はやらないけど、、、)

メデタシメデタシ

あれはどんどはれ!