10何年もの間、お蔵入りになっていた靴を掘り出した。この靴と一緒にアジアのいったい何カ国くらい行ったことだろうか、、、
1990年の春、大学院を終えてアメリカを発つ前に買ったASOLOのRambler Sというバックパッカー・ブーツ。本格的な登山靴ではないが、トルコのイスタンブールからチベットのカイラス山周回巡礼路を経由してラサまでを陸路で移動するのだからと、あらゆる地面、舗装路も地道も山も河原も歩くことを前提に選んだ。
チベットを目指す途中で高地順応のために立ち寄った北パキスタン、フンザ周辺の日帰りトレック、特にウルタル氷河を訪れた時は通常のアプローチではなく切り立った岩壁断崖に刻まれた水路沿いの狭い小径も不安なくこなせた。
結局は行かなかったが新疆の西域南道からケリヤ川を遡上し崑崙を越えてチベット、チャンタン高原を経由した場合、2週間は補給なしで歩くつもりだったから靴は命綱、デザインや軽さより堅牢性が大事だった。その後の別の旅、モンゴルでもネパールのムスタン・ローマンタンでも信頼に答えてくれたから、期待通りのオールマイティーな靴だった。
旅のあいだ山ばかりではなく舗装路も多く歩いたので、すっかり踵がすり減りソールの凸凹も低く丸くなっていつの頃からか履かなくなったが捨てられなくてしまいこんで、その後すっかり忘れていた。。。
若いころ履いていたハンス・ワグナー(今はハンワグという)の、昔ながらの縫い付け製法のソールは張り替えたことがあるが、Rambler Sはセメント製法(接着剤で靴底を着けてあるタイプ)。以前、「伝説のバックパッカー」の異名を取りチベットやインドヒマラヤ、北パキスタンで濃いフィールドワークを行ってきた友人のT君に、何度もソールを張り替えた歴戦の山靴を見せてもらうまで、うかつにも僕はセメント製法の靴底は貼り替えができないと思い込んでいた。
しかし、さっき発掘した僕の靴を見ているうちに、なんとか復活させたいと思った。いま履いているキーンのトレッキング・ブーツ(写真左側)のソールが去年の旅以来、剥がれる兆候を見せているから、その次の山行き靴にしたいと。。。 たとえ貼り替え料に軽くて慣らし履きも要らない今どきの山靴が買えるくらいかかるとしても。
今から古い相棒との山の旅を夢見てる。
岡本さん こんばんは!
大変遅くなってしまったのですが 申請していたのが内定しましたが。減額されてしまいました。少し自分たちの自腹を出さなければならないのですが、でも通ったので行くことになりました。と言うより、行かなければなりません。
かなり財政緊縮の旅です。
予定では、予定の6月1日から13日までの約10日間。
もう一つの案は、7月中旬頃です。
岡本さんの予定はいかがでしょうか?
時間が経ってしまいましたので何とも申し訳ありません。
返事をお待ちしております。
梅田さん、連絡ありがとうございます。こちらではアレなんで、メールで返信しました〜m(_ _)m