うちのチンクエチェント嬢は、こちらに来たときからハンドルを切り返してもウィンカーが自動では落ちてくれず、昔の単車のようにいちいち手でOFFに戻してやらないといけなかった。
調べてみると、オリジナルの500は如何に旧式といえど、ちゃんとウィンカーキャンセラーが付いているそうだ。つまりいまどきの車となんら変わらず、ハンドルを中立方向へ回せばウィンカーは自動で切れるということらしい。
チンクちゃんもハンドルやウィンカースイッチ類は無改造なので、これはどう見ても故障の部類に入る。たまにウィンカーを出しっぱなしで走ってしまうことがあり、小さい車なので危ないなあ、、、と。
ホーンボタンを外しステアリングホイールをコラムから抜いてウィンカーを分解修理することにした。
この状態のままで、スイッチを分解するまでもなくキャンセル機構が露出している。キャンセラーのラチェット(下の写真の白い突起)を押すためにステアリングホイールハブの裏側に在るべき2本のピンが折れてなくなっていた。何でこんな所が折れるかねえ、、、
ステアリングホイールはベークライトか何かの樹脂だけど、ハブ部分は鉄やアルミダイキャストなどの部品が嵌合してある。件のピンはダイキャストで一体成型で作られていたようで、破断したピンの四角い断面が一つは黒く、もう一つは銀色にに見えている。アルミ鋳物は強度がないから組み付けや使い方が荒いと折れる可能性はあるな。鋳物だから鬆(す)がはいっていたのかもしれない。
なんにせよ直すのは難しくない。折れた部分に新たにピンを2本立ててやれば良いだけのこと。元のピンが在った位置に3mmの穴をあけて、硬くて錆びにくいコンクリート釘の頭を切ったものを打ち込んでやった。
外したものを再度組み付けて終了。キャンセリング機能も戻った。めでたしめでたし。
買い物ついでに試運転に行ってこよ。
>コントローラー電源線の赤線をバッテリー直結で青線のヒューズが飛ぶ、というのは解せません(ていうか全く想像もできなかったことなので頭を掻き掻き回路図を見ながら迷宮に入った感じです)
そこまでありえないことであるなら、私が、間違ってミツバの青線をバッテリーに繋いでしまったのかもしません。その場合、ミツバの赤線+青黒線、ミツバの青線+バッテリーとなっていたのでしょう。そういうミスをした可能性は否定できません!(が、再現実験してみる気力がもうない!)
私の話は、もちろん実体験や知識に基づいてはいますが、半分は机上の空論的な思考実験みたいなもんです。なので頭掻き掻き回路図を見ていたのですが、あまり気になさらないでください。「ありえない」というようなたぐいの断定も、あくまでワイヤリングハーネスが完全に回路図と同じになっていることが前提です。
元々、バッテリーからヒューズとメインスイッチを経由しているだけの青黒線がバッテリー直結と理論上は「同じ線」というのも、オリジナルの配線であるという前提です。また、青白線がパーキング回路で、これを切断したらスローダウンは働かないというのも同じ根拠です。そのうえで「何かがどこかで違っているのだろう」という推論も、理屈としてはご理解いただけると思います。それ以上のことは実地にワイヤリングハーネスを見ていない以上なんとも言えない、、、ていうか、なにか言ったとしても、ほぼ意味のないたわごとになっちゃいます。(急に腰砕けみたいな話ですみません)
それより、実際にコントローラーが思い通りに稼働してくれている、というのがまずは大事です。また、私の的はずれな解説や推論はともかく、そこまで持っていかれた.R.さんの努力が実を結んでいるわけで、言葉は悪いかもしれませんが「結果オーライ」で良いのでは?古いクルマとかバイクを現役として活かすのは博物館に展示するのとは違い、製造当時そのままを再現する必要はないと思います。そもそもワイパーコントローラーを付けること自体そのような改変だし、どこまでやるかはオーナーの趣味(あるいは必要性)の問題です。あとからあれこれ配線についてうかがったのは理屈好きな私自身の純粋に興味の問題なのと、オンラインマニュアルに書くときに少しでも理屈を整えておきたかったからです。あまり惑わすようなことを言って困らせようとか意地悪な考えは全くありません。何より、試行錯誤を繰り返して動作させられた努力に感服しています。(上手く行ったら、とりあえずそれ以上はいじらないほうが良いので、たとえ気力があっても再現実験はお薦めしません。W)
僕も、前のワイヤリングハーネスだったとき、別の場所で何度かヒューズを飛ばし飛ばししながら配線の正解を得るのに苦労したことがあります。まるで目隠しで図形パズル問題を解くような感じで、作業中は上手く行ったり行かなかったり悲喜こもごも、、、でも、解決したときは嬉しかったし、時間切れや解決できずに目を瞑って誤魔化した箇所が後から火を噴きそうになったときは自己嫌悪に陥りました。そのあげく、配線の全交換を決意したのですが、覚悟を決めるまで10年ちかく引きずりました。(笑) ⇒ https://okamoo.com/blog/2017/10/17/fiat-500-%e3%81%ae%e3%83%95%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%ba%e7%84%bc%e6%90%8d/
そうそう、先に「ヒューズ」もテスターの一種のようなことを書きましたが、ヒューズの容量以下の電流では飛ばない、超えたら飛ぶ、という究極の2進法デジタル表示です。でも、ヒューズはそんなに高価じゃないけど無駄にメンテや修理のコスパを下げることもないので、テスターをお持ちになるのをおすすめします。あまり高価なものは要りませんが、デジタル式のクランプ付きであれば線を外さずに電流が測定できるし、デジタルだと有線で端子のプラス・マイナスを間違えても壊れることはありません。僕は昔、Amazonで買った中華製の安物を使ってますが、そんなので十分です。電気は不得手ということだそうですが、だからこそテスターで技術や知識の不足を補うのも必要かと。(たとえば、ヒューズが飛ばなかった、というかヒューズを挟んでいない線に大電流が流れたら線が加熱して火傷のおそれがあるばかりか、配線が燃え、ひいては車が燃えちゃいます!)
おせっかいな話はこの辺にしておきましょう。ではでは〜
非常に参考になります!いま配線の確認も兼ねてヒューズを差し込み式に変えようとしています。
ところで、先の「追伸」でご質問頂いた内容について、画像付きで返信しているのですが、もしかして届いてないですかね?
いつも見ていただいてありがとうございます。コメントに写真がつけられるかどうか、自分で作ったサイトなのによく知りません。(笑)
メールに送っていただいたのでしょうか?
追伸にあったご質問に、画像を添付して回答したのですが(メールでなく、この投稿に返信)。もしかして画像を添付するとそちらに届かないのかもしれないですね。
で、今日、走ってる最中、ちょうど雨が降ってきたのでコントローラーを使ったのですが、長時間使ってみた結果、なんか動きが怪しい気がします・笑。(数分、数回のテストで正常、と判断するのは早計だった?)
以前のように露骨に変な止まり方はしませんが、停止位置を超えて次の動き行きかけるようなな動きをしたので、やっぱ青白線なしじゃ駄目っぽいですねぇ。(それでも以前より改善された感はある?)
まーとりあえず様子見。
こちらのブログの更新楽しみにしております。
では!!
せっかく画像を送っていただいたのに受け取れないようです。残念。お手数をおかけしました。(こちらの好奇心にこれ以上お付き合いさせるの忍びないです)
そうそう、ワイパーについて短くひと言だけ。(もう見られてないかもしれませんが、、、)
青白線なしにした場合、停止位置の行き過ぎが発生するのはワイパースタート直後ではなく、少し長く作動させてモーターが熱を持ってきた頃です。本来のダッシュボード上のワイパースイッチでも、コントローラーでも発生します。おそらくウォームギアのグリス等が温まり、全体の滑りが良くなりすぎてストップさせるカムスイッチ(と言ってもギアに付いてる突起が接点をお仕上げて電流を切ってるだけですが、、、)が行き過ぎてしまうのだと思われます。これが酷くなるとワイパースイッチでは全然止まんなくなって、メインスイッチを切る、つまり車を停めるしかなくなるところまで私の場合は行っちゃいました。(パーキング回路の青白線なしで「スローダウン」とおっしゃっていたのは、たぶんワイパーコントローラーが効いてワイパーの動くサイクルがスローダウンした、ということなのでしょうね。
余談ですが、私のチンクは右ハンドルの所為かワイパーの振れ幅が小さく、目障りにならないよう停止位置を下に下げたら、上死点でAピラーに近づかず拭き残しエリアが大きくなります。これが嫌で、そのうちにワイパーモーターのクランクを数ミリ伸ばして拭き取り範囲を広げようと思っています。クランクのアームを切って、金属板で当て金を作ってロウ付けか溶接してやろうと考え、いろいろ作図してシミュレーションしてみたのですが、どうもしっくりこない。ていうか、失敗して長すぎるとピラーからはみ出してしまう恐れもあり、未だ踏み切れていません。とはいえ、雨や、特に雪の日などは視界が妨げられて危険なので、明日のばしではいけないな、と思いつつ、、、、。最近、企んでいるのはくっつけるのではなくネジ止め。しかも当て金に長穴を開けてそこにビスなどをねじ込んで、ダメだったら調節ができるというシロモノです。最近売られている旧500のワイパーモーターはクランクのアーム部分だけネジで外せるのに、古いのはカシメてあり、ちょっと手こずりそう。。。でも、まあ乞うご期待。
あ、またまたダラダラ書いちゃいました。「何が『ひと言』だぁっ!」って怒られそう。
>おそらくウォームギアのグリス等が温まり、全体の滑りが良くなりすぎてストップさせるカムスイッチ(と言ってもギアに付いてる突起が接点を押し上げて電流を切ってるだけですが、、、)が行き過ぎてしまうのだと思われます。
なるほどーー!!
そんな罠まであるのかー。そりゃ本来必要とされる配線を外してるんだから正しく動作するわけない、というシンプルなオチなのかなぁ。また再挑戦する気持ちがもたげてきました。
「蛇足」について、まったくお気遣いなく!どのお話も非常に興味深いです。
次の記事も期待しております!(サイレント読者ですが必ず拝読しております)
では!!
車検も合格したので(毎回、こちらのブログを参考にしてチャレンジしております)、早速、ワイパーに取り掛かってみました。
私なりによーく配線を確認。おそらくオリジナルの通りだと思われました。
で、2番ヒューズに色々ぶら下がっていたドラレコやらなんやらを外し、指示通りに繋げて始動してみると、なるほど、ヒューズは飛ばなくなりました。
が、ワイパーの間欠動作は作動せず、メーターのインジケーターの方が点滅。(黄色線を繋げる、廃止する、どっちでも同じ)
じゃーあとはつなぎ先だけ変えればOK、と思われたのですが、ここから先がなかなか難解で・・・というか面倒で(途中から、すべての配線が黒いテープで一括りに巻かれてるので開けないと分からず…)
そこでちょっと質問なんですが、
「ミツバのワイパーコントロラーの赤い線を、本体の青黒線に繋げる」という工程ですが、これ、二股に別れた青黒線のワイパースイッチに分岐していく方に、赤いコードを繋げないと駄目なんでしょうか?(ワニ口を使って、カプラー内の端子にくっつけてテストしたんですが、これでは駄目?)
車検合格おめでとうございます。
ヒューズが飛ばなくなったとのこと。良かったですね。私も一応は自信があったのですが、何分古いクルマは回路の途中がどうなっているのかブラックボックス的なことが多いので、だめなこともあり得ると気をもんでおりました。ちょっと気の利いたテスターがあれば件の経路にどれだけ電流が流れているかで残りの容量もわかるのですが、、、。ヒューズも超原始的なテスターではありますがね。(笑)
ところで、この青黒線の元にある8Aのヒューズの下流にはワイパーモーター以外にもブレーキランプ、ウインカーインジケーターランプ、ウインカーランプ、ウインカーサイドランプ、ウインカーリレーと盛りだくさんで、それぞれのワット数からアンペア数を出して普通に足し算してみると20Aを軽く超えています。ただしウインカー関連は点滅するし、モーターも起動時以外は消費電力も少ないのでそんなに(瞬間的なサージは別にして)大電流が流れ続けることはなく、たとえブレキーを踏みながらハザードを点灯し、ワイパーを動かしてもヒューズは飛ばないということらしいです。
それでもカツカツであると思われるので、このヒューズが担当する経路には余計な電気機器を挟み込んではいけないのです。ていうか、前にもお話したかもしれませんがチンクの時代は後付けの電気機器を想定していなかったので、回路全体に余裕がありません。取り付けるなら別に専用の配線をバッテリーから直で引き出し、その線に応じたヒューズを設置して、その先に色々と取り付けるのが良いかと。
あ、また脱線。しかも年寄りの繰り言のようなデジャブ状態。
さて、ご質問の「赤線を、二股に別れた青黒線のどっちに繋げば良いのか?」について遅まきながらお答えします。
正解は「どっちでもOK」です。
理由は、どちらも同じ経路上にあり、その間に電圧を変えてしまうような機器が直列で挟まっていないのでバッテリーからの電位も等しいからです。(分岐は並列なので無関係)
Online manual@wiki(https://w.atwiki.jp/fiat500-onlinemanual/pages/316.html)の図を見てください。バッテリーからヒューズ、メインスイッチを経て青黒線を辿ると、カプラーの手前で分岐していますが、カプラーに入って行く線があろうが無かろうが、ワイパースイッチに向かう線は同じひとつの経路ですね(その間に何も挟まっていません)。なのでこの青黒線には等しく12Vの電圧がかかっていることになります。つまり、赤線を繋いで12vの電気を取り出すのは、メインスイッチONで通電する青黒線上であればどの位置でもOKということです。
なお、赤線はコントローラーの電源線ですから、なんなら青黒線にこだわらず12vが確保できる他の電源線でも、バッテリー直結でも可能です。経路が複雑になって後で混乱するでしょうが、、、(笑)
例によって長くなりましたが、お解りいただけたでしょうか?お役にたてれば幸いです。
ご教示ありがとうございます!
つまり、ミツバコントローラーの…
・赤線で電源を取る
・白線は赤線に接続
・黄線は不要である
・青線を青線に繋ぐ
で、動く筈ですよねぇ。
ヒューズは飛ばないものの、なぜかワイパーが動かず、代わりに
インジケーターが点滅する。この問題を解決すべく土日に格闘してみます!
インジケーターって、ウインカーのですか?!
それはおそらく、同じ電源(青黒線)を共有しているウインカーリレーの結線が混乱しているからではないかと思います。リレーの中身がよくわかりませんが、ウインカーリレーの紫線(あるいは白黒線)にコントローラーの青線(以後「Ctrl青線」)をつなげば似たような症状が出そうです。
Ctrl青線はコントローラーをオンにしている間、一定時間ごとに一瞬だけ通電します。つまり、本来のワイパースイッチを一瞬だけONにしてすぐOFFにもどすのと同じで、ワイパーは1サイクルだけ動いて止まります。で、またしばらくすると同じことを繰り返すわけです。もしも(ウインカーの?)インジケーターが、このような点滅をするのであれば、上記のような結線間違いの疑いがあると思われます。(.R.さんが間違えたのでなくても、以前のオーナーがあれこれいじっていたら配線の色が本来とは違っていてややこしいことになっているもしれません)
仮に本体の配線に間違いがないとして、今一度、次のことをやってみてください。
黄線が不要かどうかは実地に確認していないので、ダメ元で黃線を本体青線につないでみてください。(オンラインマニュアルに余計なことを書いてしまい、混乱させて申し訳ないです)
また、
・Ctrl青線を本体の青線つなぐ場所は、上記の黄線をつなぐ位置よりワイパースイッチ側であること。
・Ctrl青線と黄色線の接続部分の間で本体青線を切断すること。
をオンラインマニュアルの実体配線図をよく見てやってみてください。
私のチンクは上記の接続でワイパースコントロールができています。
もしも、解決されたらまたお教えください。その結果でオンラインマニュアルの記事を改定いたします。
すみません、自分が「インジケーター」と言っていたのはメーターナセルにある警告灯らのことです!(用語が間違ってますかね。完全なる素人なものですみません!)
で、午前中に色々やっていたら、おかげさまで、出来ました!(こちらのご返信、いま気づいた次第です。)
ただ、バッ直するとヒューズ(ミツバの青線の10A)が飛びました。(青黒線から取ると飛ばない。バッ直だと飛ぶ。違いが分からない!)
大人しく、また青黒線から電源を取って、色々やっても動かない。
そこで、なんとなく青白線(Parking回路)を抜いてみたら、間欠ワイパーが稼働し、かつ、スローダウンもするようになりました!(…ただこの青白線を抜いていたから、ワイパーが変な位置で止まるようになっていたのだ、と思っていたので理屈はまったく分かっていません)
要するに自分の場合(Fタイプ)・・・
・青黒線から電源を取る
(バッ直だとヒューズが飛ぶ)
・白線は赤線に接続
・青線を青線に繋ぐ
・黄線は不要である
・青白線は抜いておく
という感じでした。
ただ、根本的に自分の車の配線がオリジナルかどうかが分かってない問題がありますので、なんの参考にもならない可能性がありますね(6年くらい前に、老舗のfiat専門店で設置して貰ったので恐らくオリジナルじゃなかろうか、という感じ)。
いずせにせよ以前の配線よりもスッキリした上に、変なところでワイパーが止まらなくなったので嬉しいです。ありがとうございます!
コントローラー電源線の赤線をバッテリー直結で青線のヒューズが飛ぶ、というのは解せません(ていうか全く想像もできなかったことなので頭を掻き掻き回路図を見ながら迷宮に入った感じです)が、兎にも角にも、苦労されたワイパーがコントローラーも含めて思い通りに動いてくれるようになったのは良かったですね。
「青白線を抜く(あるいは切断)」というのは、以前から言われている方法ですよね。ただ、その方法ではスローダウンの回路が切断されるので所定の停止位置を飛び越したておかしな位置に止まったり、更に行き過ぎて次のサイクルに入って止まらなくなる、という現象が僕だけでなく他の人からも報告されています(マニュアルの回路図でも理屈上そうなっています)。なので、「青白線を抜いてなおかつスローダウンする」というのはオリジナルの配線では考えにくいので、やはりどこかに配線間違いがあるのではないかと思います(もちろん、老舗のFIAT専門店がおかしな配線をするのも考えにくいし、私自身の考えに間違いがある可能性も排除できませんが、、、)。
ちなみに、バッテリーが弱っていたり、配線が古くて途中の接触が悪く、電圧降下が激しい状態だとスローダウンなしでも、正常な位置に止まったりします。また、その状態ではワイパーがとても遅く、速度(あるいはエンジンの回転数)が上がるに連れて早くなる「速度感応型ワイパー」になったりして、、、(実体験W)。ただし、そんな状態だとヘッドライトが暗くて車検に落っこちますが、、、(これも実体験W)。
なにはともあれ、ご苦労様でした。古い車に乗る「楽しみ」を堪能されたことだと思います。(嫌味じゃなく、マニュアルや他人の言う事を鵜呑みにせず、あれこれ試行錯誤するとはパソコンでゲームをやるより面白いと僕は思います)
結局、大してお役には立てませんでしたが、ご自身の努力で解決されたのをうかがって、こちらの気持ちもすこし休まります。(「こりゃダメだ!」と投げ出されたら、ちょっと救われないところでしたW)
ご報告いただいたことはOnlineManual@wikiの方に反映しておきます。また、他の記事もご参考にしていただけたら幸いです。(僕も、あのオンラインマニュアルには大変お世話になりました。今も!)
また何かあればお知らせください。
追伸
いくつかお伺いしたいのことがあります。
1,本体青線はCtrl青線との結合点よりワイパースイッチ側で切断されましたか?
2,ワイパーコントローラーがONの状態で本体のワイパースイッチをONにすると、ワイパーはコントローラーを無視して通常の動きになるでしょうか?
3.コントローラーONの状態でずっとスローダウンで動いていますか?
4,ワイパースイッチをOFFにしたら停止直前にスローダウンするでしょうか?
お時間があれば、お知らせください。
追伸のP.S. メーター内部のランプ類も「インジケーター」にかわりはありません。ランプに限らず「表示(indicate)するもの」は全てインジケーターです。私がウインカーのインジケーターと思ったのは、同じ青黒線を共有しているウインカーリレーが怪しいと思ったからに過ぎません。ワイパーモーターから出てる黒線もメーター内部の照明ランプとライト点灯インジケーターにつながっているのですが、これはアース線なのでここに12Vかけて点灯するのはまずありえません。以前の私のチンクの配線も不可解でしたが、そちらのも謎に満ちていますね。
おかげさまでウィンカーキャンセラーが治りました。
(…と言いたいことろですが、完璧にはできませんでした!)
スペアタイヤの固定ベルトは完璧にできました!
ありがとうございます。
【あとは以下のような問題が山積み】
低速時たまにエンジンルームからシンバルのような音がする
オルタネーターがほんの少し斜めになっているせいで
プーリーが並行ではなくファンベルトが削れる
(リビルド品の質が悪いせい)
ハンドブレーキがほとんど効かない
ドアがまともに閉まらない
キャンバス地のヘリが分厚いせい?で、
車の屋根の塗装が剥がれる
(オリジナルのキャンバス地だからだと思います)
ちなみにこの車、1年とウン百万円を掛けて
フルレストアしてもらったものです・笑
(実績もあり有名なfiat500専門店で)
出来上がったときから問題だらけ。
これならそこそこの中古を買って
不具合を治していく方が良かったかもしれません・笑
.r.さん、あれからもう何年か経ちましたが、FIAT 500は元気ですか?(扱いきれずに手放すひとも多いのでは、と思います。もしそうだとしても、メンテの苦労を知っているので責められません)
ウインカーキャンセラーのピンが折れても、自分で直せると書いたので、それを実行していただいたのですが、私の言葉足らずであまり成功とは行かなかったと残念に思っていました。
作日、コラムスイッチをごっそり新品に入れ替える作業をしたところ、いきなりキャンセラーが不調(効いたり効かなかったり、働いても不完全だったり、、、)に陥りました。その状況からどうやら、新しいキャンセリング機構のカムの高さが低く、植え直したピンにギリギリ触るか触らないかの状態のよう。
ピンを太くするのは面倒だし、丁度いいスリープになる細いパイプも無いので、ピンを内側に若干曲げて対処しました。
ピンが植わっているハンドルのハブはアルミダイキャストなのでそのままこじると割れてしまいます。一度抜いて、わずかに(ピンの半径ほど先端が内側に向く程度)曲げ、再度ゼリー状瞬間接着剤などを塗布して打ち込みます。(速乾の瞬間接着剤は調整がきかないので注意)
もう一つ、うまく働かない原因が考えられるのは、ピンの長さです。長過ぎるとコラムスイッチのウインカーレバーの付け根に干渉し、ゴリゴリ擦れてハンドル操作でウインカレバーが動いてしまいます。短すぎるとピンがカムに届かず、キャンセル機構が働きません。
色々書きましたが、その当たりの工夫は試行錯誤するしかありません。ピンの長さは健康なハンドルがあれば測ることは可能ですが、それがあれば新しい方を使いますからねえ、、(笑)。
もしも、まだFIAT 500に乗っておられて(あ、失礼な書き方かも知れませんね。。。すんません)キャンセルリングの機構が不完全なままだったら、ご参考までに。
なお、僕のチンクは右ハンドルなんですが、外車の右ハンドルは左ハンドルのウインカー/ライト切り替えレバーがそのまま横滑りでついています。慣れれば別にどうということはないのですが、右ハンドルで左手側にライトの操作レバーがあると、シフトレバーの操作と相まって交差点付近で左手が忙しい。また、右手は何もする用事がない、ということなんで思い切って改造しました。左ハンドルの方はこのような改造は全く無意味なんで、参考にも何もならないとは思いますが、、、お暇なら御覧ください。
改造
https://okamoo.com/blog/2021/08/31/fiat-500-%e3%81%9b%e3%81%a3%e3%81%8b%e3%81%8f%e5%8f%b3%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%ab%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%ab%e3%80%81%e3%80%81%e3%80%81/
取り付け
https://okamoo.com/blog/2021/12/24/fiat-500-%e5%8f%b3%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%ab%e4%bb%95%e6%a7%98%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%a9%e3%83%a0%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%83%83%e3%83%81%e5%8f%96%e3%82%8a%e4%bb%98%e3%81%91/
お久しぶりです!
お返事がついてることに数年ぶりに気が付きました(笑)
ありがとうございます。とりあえずまだ乗っております!(来月で、3度目の車検です)
が、キャンセラーは治らずじまいなので、こちらの返信を参考にまたチャレンジしたいと思います。
そしてキャンセラーとは別件で、またちょっとお知恵をお借りしたいです。
自分もミツバのワイパーコントロールを取り付けているのですが、「ヒューズが飛ぶから青白線を外すこと」という慣例?に従い、外しておりました。
ワイパーが変な位置で停止するのを我慢しつつ。
が、
・ワイパーコントローラーの電源を本来のワイパーモーターのある回路から取ること。
・その回路に他の機器類を接続しないこと。
という条件を満たせば、青白線付けてもイケる、というokamooさんの某記事を見て、じゃ自分もイケるのでは?と思い、試しに青白線を接続して動かしてみた結果、ワイパーコントローラーのみが不動になってしまいました(笑)。青白線を外しても復活せず。
ヒューズは飛んでいない、車本体のワイパースイッチを入れるとワイパーは動く、他、車の機能はまったく正常。ただミツバのコンローラーだけが死んだ?(カチッカチッとリレーの音だけはする)ようです。
車も素人ですが電気にはますます暗く、原因がわかりません。
ふーむ、どうやら何かが起きてコンローラーが死んだらしい・・・と思ってるんですが(要するに何も思いつかない)、どういったことが考えられますでしょうか?
この返信に気づかれて、気が向いたときにお返事いただけるとありがたいです。数年後でもかまいません(
笑)
よろしくお願いします。
はじめまして。
最近、fiat500に乗り始めた者なのですが
私の車も同じ症状がありまして、こちらを参考に自分で治そうかと思っております。
そして、いざ始めてみたことろ恥ずかしながら最初の段階の
「ホーンボタンを外しステアリングホイールをコラムから抜く」方法が分からず、いきなり行き詰まってしまいました。
色んなサイトを検索したのですが、あまりに基本的な事らしく
外し方がどこにも見当たりません。
そこで、お忙しいところ誠に恐縮ですが、もしご面倒でなければステアリングホイールをコラムから抜く方法をご解説いただけないでしょうか?
お手すきの折で結構ですので、なにとぞよろしくおねがいします。
記事を読んでいただいて、ありがとうございます。
簡単な手順を書いて投稿しておきました。写真も撮ってアップしてあるので御覧ください。(ダラダラと取り留めない文で申し訳ないです。
http://u0u1.net/OoEO
ホーンの取外しはこじるだけなので簡単ですが、ホーンボタンの下にあるハンドルの中央のナットはきつく締まっていてとても手強いです。
ナットが取れても、ハンドルが軸のスプラインに固着していることが多く、ハンドルの円周を掴んで思いっきり引っ張ると外れたときに顔や胸を怪我します。クッションなどをハンドルと身体の間に挟んでおいて、ハンドルの円周と中心をつなぐ「スポーク」の付け根付近の裏側を、両手の掌で自分の方向にドンドンと叩くと抜けてきます。
また,このナットは安全上とても重要な部分なので復旧する際には締め付けトルクの管理もやってください。
手元の整備マニュアルによるとナットの締め付けは”Tightening torque: 29 to 36 Ib ft”で、大雑把にNmへ換算すると39〜49N mまたは4〜5kg mです。
あと、ハンドルをスプラインに嵌め込む際に、溝を間違えると直線で走ってるのに、ハンドルが左右どちらかに傾いている、というちょっと気持ちの良くない、というか見た目も面白くない状況になりますよ!(笑)。外す前に前輪がしっかり正面前方に向いていて、なおかつハンドルもどちらにも回っていない位置にしておくことが大切です。
先に書いたようにハンドルは手で軸方向に叩いて外すので、周囲を持って左右に揺することはしません。始めにしっかり位置を決めておけば変な角度に取り付けることは起こりません。(が、僕は一度傾いた角度で戻してしまったことがあります、、、汗)
以上、思いついたまま書いたので、何か抜けているかも知れません。もしも、上に書いたことがよく解らないということであれば、また質問してください。
ただ、トルクレンチがないとか、手の感覚である程度のトルクは判るほど腕に覚えがないとかでしたら、あまり自分で触ることはしないほうが良いかもしれません。古い車を診てくれる職人的な車屋さんを見つけるか、クラシックFiatの専門店(ネットで調べればいくつも出てきます)に任せるべきでしょう。ただ、このような変な改造はなかなか受け付けてもらえないでしょうが、、、
どうぞ、試行錯誤しながら長く付き合っていく、という、可愛いけど何だかわがままなイタリア娘を彼女にしたような気分を存分に味わってください。(笑)
ウチは、ツンデレの彼女と関係修復するために費やする時間と、楽しく一緒に遊びに出かける時間のどちらが長いのか、よく判らない今日このごろです。。。
きめ細かい解説、誠にありがとうございます!
そして改めて質問をさせて頂いてよかったと思っております。
実際、「ハンドルは、抜いたら大体で元に戻して、とにかく固く締めればいいだろう」くらいに思っていたので危なかったです・汗
トルクレンチが必要だと分かりました。
実はレストアして貰ったfiat専門店に一度治してもらったのですが、
すぐに壊れたので自分でやるしかないな、となった次第です。
修理後、エンジニアに、そもそもピンが弱いのでまたすぐに効かなくなる、と言われました。500の持病のような口ぶりだったので多くの500がキャンセラーが効かない状態で走っているのでしょうか。
このように自分でやらないといけない部分が、こまごま出てくるだろうなーと覚悟(楽しみ、と言いたい)は、していたのですが
まさかホーンボタンの外し方から、つまづくとは思わず焦りました・笑
ネット上では、さらっと「自分でハンドル替えた」的な記事が散見されるので、簡単な工事なんだろうと高を括っておりましたが、みなさん、ちゃんとした工具を使って経験に基づいてやっておられると分かり、畏敬の念を覚えました・笑
とりあえずトルクレンチを買って、ホーンを外し、その先に進むかどうかは、その時に決めようと思いました。
ありがとうございます!
お役に立てて嬉しです。
蛇足ですが、、、
https://okamoo.com/blog/2018/02/15/fiat-500-%e3%83%9b%e3%82%a4%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%9c%e3%83%ab%e3%83%88%e3%81%ae%e3%83%88%e3%83%ab%e3%82%af/
締め付けトルクは、ネジ締めに慣れてくると手にかかる圧力である程度判るようになりますが、やはりトルクレンチはあるに越したことはないので買ってください。
例えば、車屋さんがホイルを外したら大抵は圧縮空気のインパクトレンチでバリバリって締めます。彼らはおおよそのトルクを知っているのでカンでやるのですが、チンクは上のリンク先記事に書いたように、ホイルボルトのトルクがめちゃめちゃ小さいので、うっかりするとねじ切れたり、伸びたりしてしまいます。パンクその他で他人に頼むときはトルクは5kgm(キログラムメートル)か50Nm(ニュートンメートル)だとキツく言ってください。
タイヤの交換は自分でやることも多いでしょうからやはりトルクレンチは必要です。5kgmって、ほんとにゆるいので心配になるくらいです。
蛇足の蛇足ですが、、、
かつて整備マニュアルがいくつか出ていました。有名所ではHaynesの『フィアット500―ワークショップマニュアル日本語版』があります。もう絶版になっていて、古書でもとんでもない値段で取引されています。ヤフオクに時々出品されますがたいてい何万の値段がつきます。1万円くらいなら入手する価値はあるかもしれません。英語が読めるなら英語版はまだ出版されているはずで、3000円少々でアマゾンでも買えます。程度を気にしなければ英語版の古書は安く手に入ります。
日本語版↓
https://www.amazon.co.jp/フィアット500―ワークショップマニュアル日本語版-J-H-Haynes/dp/4900821098
英語版↓
https://www.amazon.co.jp/Fiat-500-Owners-Workshop-Manual/dp/0857335839
ヘインズ以外にも英語版で整備マニュアルがあり、こちらの中身はヘインズと少し違ってるので僕は両方入手しました。
https://www.amazon.co.jp/Fiat-500-Owners-Workshop-Manual/dp/1588500381
買ってから気がついたのですが、後者のマニュアルはPDF化されていてネット上で公開されてます。現役で売ってるんで著作権とかどうかと思うのですが、、、ウェブ上で閲覧するのもダウンロードして保存するのも可能です。
https://www.pdfdrive.com/fiat-500-1957-73-e18676382.html
他にも『フィアット500マスターブック』というのも持っています。これは日本人の著者で当然日本語です。内容は職人的整備士が書いたのでエンジン整備に偏ってますが、参考になることが多々載っています。これも絶版で高値で取引されているようです。
https://www.amazon.co.jp/フィアット500マスターブック/dp/4883932265
ヘインズの英語版以外は以前はまだ新品で入手できたのですが、今はとんでもな値段に高騰しています。でも、最低限、英語版の整備マニュアルを備えて置かれるようお勧めします。英語が読めなくても写真や図が詳しいので参考になるし、トルク以外にも整備上必要な数値などが書かれていますから、それだけでも価値があります。レストアした車屋さんは必ず持っているはずなので質問するときにも、共通の資料として話が通じやすいし今後の勉強にもなると思います。シロートがあれこれ聞いても、それで車屋さんが嫌な顔をされるようなことはないと思います。
それらのマニュアル、私もずっと欲しい(というか必要)と思っておりましたが、あまりに高い値段なのでなかなか手が出ず…。
「最低限、英語版の整備マニュアルは必須」というアドバイスを受けて、早速アマゾンでポチりました。
なるほど、言葉の意味が全部分からなくても
図解や数値を見るだけでもピンとくる内容も多そうです。(やれるかどうかは別として…)
タイヤのトルクのお話も助かりました!現代車のおおよそ半分ですね。
おっしゃる通り、もし業者に頼むときには、
トルク指示をしないと普通に10kくらいでやられそうですね。
まだタイヤ交換をした事がなかったんで、まったく思い当たりませんでした。
もし知らなかったら、惨事になっていた可能性も否めません。
ありがとうございます!
早速、百均で金属のヘラを購入し、タイヤ留めのベルトも見よう見まねで作りました。
(ゴムではなくベルトを使うのは非常にいいと思います!これなら切れなさそう)
トルクレンチは、散々悩んだ末、良さげなのがオークションに出ていたのでそれを購入しようかと思っております。
トルクレンチが到着し、キャンセラーの修理が完了(あるいは諦め)しましたら
またこちらにて、ご報告いたします!
すみません!あれからよーく配線を辿ってみたら、やっぱ単純にヒューズが飛んでました・・・。
(バッテリーの一番近いところにあるヒューズをみてなかった。というか自分がどこに何を配置したか、覚えていない・笑)
そもそお同じ条件ではなかった、ということですねぇ。
.R.さん、お久しぶりです。『FIAT 500 online manual』を見ていただいたのですね。
でしたら以下の説明にはそこにある実体配線図を参照してください。(私のはFですが、タイプによって線色がちがったり、メーターまわりの構造のちがいで経路も変わりますが、大まかには似たようなものです)
https://w.atwiki.jp/fiat500-onlinemanual/pages/231.html
以下、Fについて書きます。
「バッテリーの一番近いところにあるヒューズ」(ヒューズボックスのA→1)が担当する機器はメインスイッチ(キー)をオンにしなくても作動するホーンとミラーにある室内灯だけです。ワイパーをいじってここが飛んじゃうということは、普通は考えられません。
大前提として、ワイヤリングハーネスがオリジナルかそれに準じて更新されたものである、ということです。長い間に線が付け替えられたり、経路を変更されたりすることはままあります。(私のは
https://okamoo.com/blog/2021/11/15/fiat-500%e3%80%80%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%86%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%81%ae%e8%a3%bd%e4%bd%9c/
の写真の様な状態でした、、、怖っ!)
そのような改造された配線では、複数ある各ヒューズの配下に何がどうぶら下がっているのか、それらの総消費電力数に比例する電流(アンペア)がそれぞれのヒューズの容量を超えていないか、をしっかり確認しておかないと、ヒューズが飛ぶならまだしも、電線が燃えだす可能性もあり非常に危険です。
話をワイパーにもどしますが、回路図を見慣れていらっしゃるなら途中を飛ばしてください。
・さてバッテリー(+)から来た赤線はヒューズ(A→1)に入る直前で分岐して、メインスイッチに向かいます。
・メインスイッチをオンにすると青線(図では水色)に通電し、青線はメーターを経由してヒューズ(2→B)へと伸びています。(このヒューズの配下にはブレーキランプスイッチもありますがここでは無視)
・ヒューズから先は青黒線になり、その先にはワイパーモーターが繋がっています。(ワイパーモーターから先の青黒線はウィンカーリレーなので無視)
・ワイパーモーターから先は白、黒、青線がワイパースイッチに達しています。(そこから最終的にはアース→バッテリー(-)に戻ります)
バッテリー(+)→ヒューズボックス→赤線→メインスイッチ→ワイパーモーター→ワイパースイッチ→アースという回路で、ミツバのコントローラーを繋ぐのは青線と青黒線だけなので、何か間違いがあって飛んでしまうヒューズは(2→B)以外ありえないのです。
今後の事も考えるとワイパーコントロールの有無に関わらず、今一度、車体のワイヤリングハーネス全体をたどり、正しい配線が行われているかの確認することをお勧めします。
少なくとも、バッテリーを外した状態で、各ヒューズの出入りの端子とその先の機器の導通をテスターで確認し、ちゃんと回路図と対応しているか、いなければどうなっているのかを知っておかないと、うっかり後付け機器を繋げないということになります。
ちなみに、自分ですべてのワイヤリングハーネスを交換することも可能です。
私は真冬に雪の降る中、しかも頚椎の病気で指先の感覚がない状態でやったのでひどく時間がかかりましたが、条件が良ければ数日でできたと思います。以前、整備工場(もちろんチンクを扱える)に確かめたことがあり、部品代別、工賃のみで5万円ほどということでした。
ものすごーくおヒマなら、私のワイヤリングハーネス交換の記録が暇つぶしになると思います。(全18日もかかってるので、とてもじゃないけどイヤだ、と思い割れるかもしれませんが、前述のように手先が麻痺して自分で服のボタンもかけるのが困難な状態で、しかも雪が20cmも積もる悪条件でした)
https://okamoo.com/blog/2021/12/31/fiat-500-%e3%83%af%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%83%8d%e3%82%b9%e5%85%a8%e4%ba%a4%e6%8f%9b%e3%81%ae%e5%89%8d%e5%93%a8%e6%88%a6/
いつも詳細な解説ありがとうございます!
毎回非常に勉強になります。
全配線のやり直し、面白い記事でした(全ての記事、拝読しております)。
やってみたいんですけど、やっぱりハードルが高い。
ワイパーの件、こちらの丁寧な解説により私なりに理解できました。
今月の車検が終わってからトライしてみます。
「車の配線等がオリジナルの状態なら、ワイパーコントロールの説明書通りの配線で、ヒューズも飛ばないし、スローダウンも可能である。(黄色線も不要なよう)」と認識しました。
後日、改めて実験してみます!
Good Luck!
オリジナルのヒューズは6本(系統)ありますが、それそれの容量(電流)はあまり大きくありません。確か、どれも8Aだったはず(僕は7.5Aのヒューズを使ってますが、全くノープロブレムです。また今の車と違ってチンク(や同時代の車)の電気回路はあまり多くの後付け機器のための余裕を考慮されていません。つまり各回路の電線も細く、それを過電流から保護するヒューズ容量も小さいのです。そこに、ETC、カーナビ、ドラレコ、スマホ充電器、、、をぶら下げたらあっという間に容量オーバーです。
一方、ワイパーコントロールも「後付け機器」ですが、僅かな電子回路(タイミングICとリレー、ボリュームスイッチ等)が内蔵されているだけなので、これだけでヒューズが飛ぶことはありません。繰り返しになるのでこれ以上は書きませんが、全ワイヤリングハーネスの更新ができなくても、少なくともどのヒューズがどの回路を担当し、そこに繋がっているランプやモーターなど電気機器がどんなものであるか、オリジナルの回路図とどう異なっているか、の確認は必要だと思います。(なにしろ今回は本来なら飛ぶはずのない場所のヒューズが切れたということなので、、、)
また、出来ることなら、後付け機器専用のヒューズと回路を新設し、機器をこの回路に繋ぐことをお勧めします。ワイヤリングハーネスがオリジナルかそれに近いものであれば、それだけで各ヒューズが飛ぶ可能性をうんと減らせます。僕は念のため2回路ふやしました。電磁式燃料ポンプもここに繋いでいます。もしもハーネスが改造されていて、現状で個別のヒューズに流れる電流に偏りがあれば、いくら新設した別回路に外付け機器を避難させたとしても、ワイパーコントロールでヒューズが飛ぶ可能性は否定できません。それでも外付け機器が排除された状態なら、現状の回路がどうなっているのかを辿りやすくはなるし、アンバランスな電流配分の是正にも役立ちます。ひいてはワイパーコントロールの装着によるヒューズの飛びを防げると思います。
無理をせず、気長にやってみてください。(僕は、ワイヤリングハーネス交換の決断まで9年を要しました。(気長にも程がある?(笑))
要するに、回路をオリジナルに戻さずとも、電流がどこをどれだけ流れているかを把握していれば、付加機器による問題は起きません。
あー、こないだいつまでもチッカチッカ言ってましたもんね(^_^;
そうなんっすよ、、、とくに横に人を乗せてるとつい忘れたりするんです。こないだみたく、、、
でも、もう大丈夫!
(*^^)v