M500は大きさと重さが適度で、派手派手な機能がなく気に入って2台使っていたが、流石に何年も経つとヤレてきた。
Windows用は少し前から、Mac用も最近になってチャタリング(スイッチの消耗などの不具合でシングルクリックなのにダブルクリックしたようになる)が発生したので、スイッチを交換。
ネット上にはどっさりLogicoolマウスの修理情報が出ている。それもほとんどが左スイッチ。Logicoolのものは高価なのでみんなちまちま直してるのだろうな。マイクロスイッチの型番さえ判れば特に参考にしなきゃならないほど面倒な工程はない。
百何十円そこそこの部品のためにわざわざ街に出て寺町のマルツで買い物。かつて寺町には家電屋ばかりでなく電気、電子部品を扱う店も何軒かあった。ある時期、それがバタバタとなくなり寺町自体が様変わりしてしまった。電子部品は通販でしか買えない時期があったが、いつの頃からかマルツができて、現物見ながら互換品や相当品を探す楽しみが戻ってきた。
今回は品番が判っていたので、店の前に車を停めてダッシュして目当てのスイッチを速攻で購入し、駐禁貼られる前に車に戻った。おお大丈夫だった。安心してポケットからiPhone出し、マルツの看板の写真を撮り、車を走らせて四条通りを西へ、いざ帰還、、、と思ったら、部品が無い!!!
慌てて御幸町通りを左折し、佛光寺通りからまた寺町へ取って返した。マルツの店の前に、人にも車にも踏まれず、スイッチの入ったポリパウチが落ちていた。
さて、分解は、まずマウスの底のソール(滑り)を剥がし、ネジを外す。上カバーを取ると基盤が露出するので、ホイールを固定しているピンを抜き、ホイールユニットを取り外す。基盤を固定しているビスの頭が見えるので、5本外す。このときホイールユニットのサポート部品も一緒に外す。基盤を外す前にホイールユニットの極小スプリング2本をなくさないよう取っておく。基盤をマイナスドライバーなどで前方から少しこじるようにするとパカっと外れる。
スイッチの3本足をハンダ吸着テープを使い基盤から外す。新しいスイッチを差し込んではんだ付け。
あとは復旧するだけ。10分もかからない。
Logicoolのマウスの中に、ホイールを回すと「コリコリ」っと節度のあるモードと「クルクル〜」っと高速回転させるフリーなモードを持つものがある。M500にもそれがあるんだけど、一台のマウスのホイールがバランス悪く、フリーにすると必ずある方向で止まる。無理に違う方向まで回してから指を離すと、クルリと「定位置」へ戻ってしまう。
今回、バラしたついでにホイールバランスを取ってやった。重い側にドリルで穴をあけて軽くしたら、数回の調整でホイールはどの位置でも安定して止まるようになった。
以上、めでたしめでたし、、、