去年の夏、僕が長期の旅行に出るので知り合いがあわててiMacの買い替えの相談を持ちかけてきた。長いこと(2006年から!)使ってきたポリカの白いiMacがいよいよヤバイかったので随分以前から新機種の導入を促していたのにぃ、ったくぅ、何でみんなケツが重いんだ?
古いマシンの入れ替えにしてもセキュリティにしても、カネはかかるが安全には代えられない。なのに平気で目を瞑れる神経が理解できない。
まだ使えるのにもったいない?そう、その通り!それなりに知識や技術があれば古い機械でもカネをかけずに大事に使い続けられる。けど、どなたもそういうことには頭も時間もエネルギーもこれっぽっちも使いたくないらしい。手間もかけず、勉強の努力もせずに財布にやさしくなんて、、、ご都合主義もいい加減にしてよ、ふんとにぃ。(と言いつつ、そういう人たちから古くなったMacをせしめて来ては使ってる僕は詐欺師か、、、極悪人やな(笑)
ま、それはともかく、知り合いは目出度くiMac 2015 27 inch Late モデルを導入。ところが購入時にiMacのRAMを標準の8GBから増設を依頼すると2〜3万円ふんだくられるので「んなもん、自分でやったら半額ですむわい」と他人の財布事だけど、ここはひとつ正義感からがんばってケチってしまった。(こうやって、いつも懲りずに手間を増やし、自分の時間を削ってしまう。
(;´д`)トホホ… )
ところがそのまま旅に出て、その後彼女も僕もすっかりメモリのことを忘れてしまっていた。IllustratorとPhotoshopを同時に立ち上げて着物関係の結構ヘビーな仕事をする人なんで、たちまちメモリ不足が露呈。しかし元々がメモリ4GB(実質は3GB!)の超古いMacを10年も使ってきた人だから、メモリ不足によるスワップでの速度低下など気にならないらしい。
昔のマカーが黎明期のグラフィックソフトで1クリックしたら作業完了までタバコ1本吸えたとか、コーヒー飲みに喫茶店に行ったとか、豪語していたのを思い出した。実際、僕も20年以上前、当時最大級の128MBのRAMを積んだWin95機を使っていたのに、グライダーの図面を精密スキャンして合成しようとしたら、とたんに何分間も反応が無くなり、すわ故障か?と慌てて友人に相談したことがある。未熟だったなあ、、、あの頃(遠い目)
閑話休題。iMacのオーナーはメモリ不足の不具合なんのその、ガシガシと仕事をしていたのだけれど、ヒョンなことで僕がそのMacの設定をしていて件の問題に気付いた。幸いiMacのメモリ・ベイはどのモデルもアクセスが楽チン。今のは工具さえ要らない(ことになっている、が、指先ではとうてい開かないのでドライバーでも箸でも、尖った棒っこが要る)。
電源ケーブルを本体から抜き、隠しボタンを押すとメモリ・スロットを覆うカバーが浮き上がるので、それを剥がし、露出したレバーを引けばメモリ・ラックがせり出してくる。標準状態だと空きスロットが2列あるので、用意したDDR3のRAMを差し込む。レバーを押し戻し、カバーで蓋をして、電源ケーブルを差し込んだら作業完了。
使ったメモリはこれ。(Komputerbay 16GB 1866MHz SODIMM iMac ( Late2015 27インチRetina 5K )用メモリ8GB x 2)