FIAT 500 右ハンドル仕様のコラムスイッチ取り付け

もうすぐ車検。それまでにワイヤリングハーネスを総入れ替えしたいが、首の脊髄が脊柱管狭窄で圧迫されていて両手先が痺れ、右手が自由に動かせない中、当面は現在絶不調のコラムスイッチだけでも直しておかねば、と取り掛かった。

ウインカレバーもライトのHigh/Low切り替えレバーも、節度がなくなってグダグダ。何度かベアリングの球やノック式ボールペンのスプリングで修理したが限界かも。ウインカーとライト切り替えが頼みもしないのに連動したり、ホーンが鳴らなくなったり、、、かなりヤバい。

以前に購入して、右ハンドル仕様に改造したコラムスイッチを飾っておいても仕方ないので、とりあえずワイヤリングハーネスより先に取り付けることにした。

問題多発! 現在ついているコラムスイッチの配線の色が手元にある資料やネットの情報の配線図のそれと対応しないのだ。現在のコラムスイッチから出ている11本の電線のうち「灰黄」、「水黄」、「紫」、「茶」は新しい方には無い。悩んでいても始まらない。元々、以前のオーナーによって車体側の全ての配線が正規の配色とは異なる、手っ取り早く言えばでたらめな色の線に張り替えられているから、とりあえず切り離す前に対応するものしないもの全てのコネクターに色名を書いたタグをマスキングテープで作って貼り付けておいた。

ハンドルを取り外し、コラムスイッチを抜き出した途端、スイッチはバラバラになってしまった。まあ、それが幸いして、どの色の線がどの接点に繋がっているかが目視確認できたので、「灰黄」は「灰赤」、「水黄」は「青黒」、「紫」は「青」、「茶」は「黄」にそれぞれ対応することが判った。

 

配線について詳しく知りたければFIAT500オンライン・マニュアルatwikiのこのページを参照。

古い方の廻り止めキーの凸がある金属パイプがステアリングコラムの固定金具に食い付いて抜けないので、上からマイナスドライバーで打ち込んで下に落とした。ステアリングポストのパイプにかぶさったまま宙ぶらりんだけど、邪魔にはならないので次回、ポストを抜く時にでも外そう。

また、以前修理したウィンカーキャンセリング機構がうまく働かなかった。原因は新しい方のカムの高さが足りないためで、修理のときに立てたピンを内側に曲げて対応。コラムスイッチの取り付け位置が微妙で、そのピンがウインカーレバーの付け根に干渉してしまう。一旦、コラムスイッチを挟み込んでいるステアリングポストの固定金具を緩め、微調整。そうすると今度は、一旦直っていたホーンがまた鳴らなくなった。コラムスイッチを下げたことでホーンの摺動接点が浮いてしまったためだった。色違いの配線さえ間違えなきゃすぐに終わると思っていたが、アレヤコレヤでスッタモンダ。いつものように、作業中に日が暮れてしまった。

左右ウインカーの点滅、ウインカーキャンセラーの作動、ヘッドライトのオン/オフ、上下、スモールなどの機能確認。ついでに、これまでずっと気になっていたライトレバーの、下からLow、High、Small、という変則ポジションを、下からSmall、Low、Highという自然で直感的な順序の改めた。現在はリレーをかましてあるのでHighとLowの線を差し替えるだけでOK。ワイヤリングハーネス新調の暁には、素直にノーマル接続すれば後者の順序になる。この辺のところはFIAT500オンライン・マニュアルatwikiのこちらを参照。(下の図はノーマル状態のコラムスイッチの機能。今回の右ハンドル仕様はちょっと違うが、参考まで)

ハンドルを戻し、ホーンボタンを取り付けた。どうせすぐに外す配線なので、テープで適当に絶縁して、作業完了。

右ハンドル仕様のウインカーレバーとヘッドライトレバー

少し走って、各機能を実地点検、、、のつもりが、さっきまで点灯していたHighビームが点かない。リレーやランプを確認したが異常がない。。。あ、さっき、ホーンが鳴らなかった時にヒューズの抜き差しをやったんで、、、とチェックしたら、当たり!自分で不具合の原因を作り出しているという、(;´д`)トホホ…な状況。(首や痺れた指先のせいにはしたくないしなあ、、、。単なるアワテモノだな)

ライトの上げ下げ、スモールの状態とライトレバーの位置関係を動画に撮ったつもりが、映ってなかった。(iOS15.2になってからバッテリーは直ぐ減るわ、システムがフリーズしたりぎこちなくなったり、、、特に写真アプリのここぞという撮影の瞬間に酷いことになる、、、OSは戻せないらしい。糞だ)


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