古着「各二〇〇.―」! 安ぅ〜!!! で、オッチャン寝てるし、、、(笑)他に何を売ってるんだろう?
今度通ったら立ち寄ってみたい。 (from Instagram)
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先日から、チンクエチェントのエンジンルームに籠もる熱気をフードの隙間から外に逃がす方法をあれこれ考えてきた。
チンクファンの中にはフードをアバルトのレース仕様やルパン三世のアニメに出てくるような上ヒンジに換えてガッツリ開いている人もいるが、そこまで大仰な改造もちょっと気恥ずかしい。
もっと簡単に、オリジナルの下ヒンジのままフードの上辺を少しだけ開く方法もあるにはあるが、売られているフック(ステー)はベラボウに高い。
んじゃ自分で作ればいい。ってんで、ネットで見かけたものを参考に、ホームセンターでステンレスの丸棒フックと平板などなど買ってきて、苦労して曲げて、それらしく出来た。
フックを開いたときに定位置に固定したり、閉じたときに内部でブラブラしないように昨日偶然見つけた機料(織り機の材料)の店でトーションスプリングを入手した。しかし、ことはそうウマく運ばなかった。ばね定数や巻き数から考えて使えそうと思ったスプリングは2つとも左巻きなのと、内径が軸に対して少し大きすぎ、また焼きの入ったアームの加工がなかなか難しい。
せっかくの出会いで見つけたトーションスプリングだけど泣く泣く使用を諦め、残念ながらバネに関しては根本的に構造を見直さないといけなくなった。(バネを特注すればいいんだけど、面倒くさい)
回転軸にねじりバネを入れなくても、要はフックがフードをガッチリ掴むように内向きに引っ張れば良いわけ。見た目は美しくないが引きバネをフックの中ほどに取り付けて、エンジンベイ上辺にあるフードロックのキャッチに引っ掛けるようにした。
実際に取り付けてフックの動きやフード固定具合の確認をした。ガタつきもなく問題なさそげなので、そのまま試運転で街に下りてみた。今日も35℃くらいはあっただろうか、、、帰りに普段は通らない峠を越える道を登ったが、油圧低下(油温上昇)の兆候はみられない。しめしめ!
ただ、冷静に構造を見てみると、渋滞したときにエンジンルームの熱気がすぐ上にあるクーリングファンの吸入口に流れ込むんじゃないか、という心配は残る、、、。(ルパン三世やレーサーたちがわざわざフードを上ヒンジに改造した理由はここだったのか?)
それに、よく考えてみたら、元々クーリングファンに行く空気はエンジンルームの熱気とは何の関係もない外気なんだから、いくらエンジンルームの熱を下げても、気温が高けりゃエンジン自体の冷却に関しては意味ないかも。。。(何を今さら!!!笑)
ま、エンジンルーム内に移設されたバッテリーや点火コイル、コンデンサー、配線などへの熱害は相当減るんで、今回の小改造も全く無意味というわけでもないが、、、。
偶然通りかかった道端に、座り込んで高速カッターを使ってるジイさんがいる。インドかここは?
ふと店の看板を見ると「小森虎機料株式会社 各種織物部品」とあった。店の中にもよく似たジイさんが座ってジャカード織機かなにかのロッドを束ねている。
ていうか店の雰囲気、タダモノじゃない。90年代以前のインドや中国の極小鉄工所みたいに狭くて薄暗くてゴッチャゴチャに物が置いてあって、、、こういうの見てしまったらもう通り過ぎられようか、、、
ものはついで。フィアットのエンジン・フードを半開きにしてオーバーヒートを和らげるためのステーに付けるトーションスプリングがどこで手に入るか店の中のジイさんに尋ねてみた。
「うちにあるよ!」
「へ?」
「〇〇ちゃん、奥の棚のビニール袋にいくつかあるやろ。見たって。」
外で仕事していた弟と思しきジイさんが手を止めて、カオスの棚から探し出してくれた。
整理されてないモノの山からよく部品がどこにあるかおぼえてますねえ、と感心したら、「それができんかったら仕事にならん」と。確かに、、、
出てきたバネは思っていたより巻径が太いがトーションのバネ定数は欲しいものに合いそうだったので分けてもらう。
店の暖簾は西陣織の手織りで使う小さな糸巻き。一番下はそろばんの珠。商売人やな。(笑)
表のロッカーに貼り付けたマグネットがジイさんたちの顔に見える。お茶目やな。(笑)
しばらく部品やクルマの話をしたが、長居は仕事のじゃまになるので切り上げて、帰り際に写真を撮っていいかと訊いたら快諾してもらえた。店を出て振り返ったら、ちょうど奥さんらしき人がお茶を持ってこられたから、おやつの時間だったのかも。三人で「はいチーズ」
はて、この感じ、、、どっかで、、、なんか、デジャヴュみたいな感覚に襲われた。。。
そうか!友人が兄弟でやってるコンブ金物店!!!
昆布さんの店はもう少しだけ広いし、ごちゃごちゃ度も少ないし、兄弟の年齢も一回りは若い(っても還暦過ぎてるけど)、でも、なんかおんなじニオイが漂ってる!
ほんの5分か10分のことだけど、インド/中国へ行ったり、友人の未来を垣間見たような、不思議な時空の旅をした気分。
あれは夢だったのかな。今度、同じ場所を通ったらもう無いかも。。。でもトーションバネはまだしっかり僕の手の上に在るし。
三階の階段を上り詰めたところ、すなわちうちの家の中の一番高いところに換気扇の設置。
熱い屋根裏部屋(階段上右手ドア)の空気もいっぺんに掃気してしまおうという魂胆だけど、完成前に熱気で倒れそうだった。しかも、工具は地下二階の作業場だから、やってるうちに必要なものを取りに下りなきゃなんない。5階建ての最上階から最下階へ、そんでまた最上階へを、今日は何回往復したことだろう。。。
くそ段取り悪い、、、それも暑さの所為だ!
関係ないけど、昼間に一休みしてテレビつけたら猛暑注意の文字が画面の周囲にデカデカと出たまま夏の甲子園やってた。夕方になってその文字は消えたけど、こんなときに野球、アカンやろ。ナイターと早朝に振り分けたらええのに。
話を換気扇に戻す。暑くて工具を持つ手が震える。高い位置なので無理をして、変な角度で手を使おうとすると痙攣、ていうか攣(つ)った。右腕も左腕も脚も攣る。階段の最上部で椅子の上に立っているから、ぶっ転ぶと死ぬな。。。とか思いながら、なんとか暗くなる頃には完成。
ま、これで快適さはうんと増す。
しかし、一階に天井ファン、二階に天井ファン、そんで今度は三階に換気扇、、、下から順に受けにぶち抜く、ちょっと変わった趣味が自分にはあることが判った。
チンクの後部座席にときたま人を乗せるが、フロントシートがバケットタイプで背もたれが倒れないから、同乗者は前席の間のセンタートンネル上を通過することになる。
前オーナーの趣味でメインスイッチがちょうどそのセンタートンネルの上に移設されていて、後席への出入りでうっかり踏まれたり蹴られたりしたら真鍮製のキーはひとたまりもなく折れてしまう。
もしもキーの先だけが折れ込んだらエンジンのオン/オフがでいなくなり、路上でにっちもさっちも行かなくなる。そこで足に引っかかりにくく、たとえうっかり蹴られても折れないようなキーの頭を考えた。
で、出来上がったのは、キーの頭がうんと幅広く(平べったく)、しかも高さは抑えて、ちょうど昔のテレビについていたチャンネルのダイヤル(ガチャガチャ回すやつ、と言うても今どきの人は知らんやろな)のようなものになった。
つまみの脇にはイグニッションとは別になっているドアキーとエンジンフードのキーも納まるようになってるし、傘の柄のように突き出したメインのキーの先も折り畳めるようにして、使わないときにうっかり折らない工夫も、、、
が、車から離れるときに直径6cmもあるものをポケットに入れて持ち歩くのは面倒だなあ、、、まあ、キーをつけっぱなしにして車から離れても、変な場所にあるけったいなダイヤルがメインスイッチがだとは誰も思わないだろうけど、、、
ていうか、こんなことをブログに書いちゃったら盗んでくださいと言わんばかりだな。あほちゃうか。
注意:キーをつけっぱなしにして、盗まれた車が事故を起こしたらオーナーの責任も問われるとのこと。真似しないようにね。
使用状況の動画↓
製作過程↓