こういうことを書くと友達を失うが。。。

『アナスタシア』というシベリアにいることになってる女性のことを書いた本を奨められた。パラパラと数ページを拾い読みしたが、僕にはとても受け付けられる内容ではなかった。何巻もあるシリーズを全部読んでからでないと批評してはいけないのだろうけど、とても読む気になるようなシロモノではなかった。(「科学的」な説明が出てくるが僕の知る科学で考えたら、言葉を選ばなきゃ「噴飯モノ」。奨めてくれた人たちには申し訳ないけど、、、)

SNS上で『ちょっといい話』的なでっち上げ小話が「実話」として語られ、Photoshop加工されたファンタジーみたいな写真が「実写」と受け止められ、それらがシェアされ、いいね!されてるのと同じ現象だと思う。出す方も受け取るほうも、現実と虚構(創作ともいう)の区別がされていない。

以前、Facebookをよく見ていたころは、真顔でそういうものをシェアしてる人たちに、こちらも真剣にツッコミや説明をし、訂正を入れてたけど、あれってチェーンメールやマルチ商法、もっと言えばいかがわしい宗教モドキなどと同じで、ダマされる人はいくら言ってもその時は「あ、そうなんだ!」と気付いてくれるんだけど、すぐに別のにひっかかる。ふと、チャチャ入れたり忠告したりしてる僕自身もある意味巻き込まれてると気付いて、ヤメた。(これも僕がFBのポストを読まなくなった理由の一つ。でも自分のブログで毒づいてるのもおなじかな。)

僕には『アナスタシア』も同じに見える。だから突っ込みどころ満載だろうけどもう関わらないでおこう。最近たてつづけに知り合いの何人かから「アナスタシアのこと知ってる?」って訊かれたけど、そんなわけでお願いだから僕には奨めないでね。

追記 _______________

以前「ウサンクサさの疑似科学」という記事をアップしてる。そのあとにも、二つ三つ関連記事を書いた。その時点では『アナスタシア』を知らなかったけど、僕のスタンスは変わっていない。




シベリア鉄道の車両と座席配置

旅に出る前に、座席の窓が北に面しているのか、それとも南向きか、なんてくだらないことに思い悩んでる記事を書きかけていた。結局、準備で忙しかったのか、そのまま忘れて投稿せずにいた。それが下書きとして残っていた。。。

以下、書きかけをそのままUPする。


ウラジオストクからモスクワまで6泊7日で走る優等列車のロシア号じゃなく、一日余分にかかる099Эという鈍行の3等開放寝台に乗る。

http://www.transsib.comより

 

3等はドアもカーテンもない開放式の座席(寝台)。通路片側には、窓ごとに1人掛けのシートが小さいテーブルを挟んで2座席配置され、夜は通路に並行して上下2段の寝台になる。反対側はやはり窓ごとの4人区画で、ベッドにもなる2人掛けベンチシートがふたつ向かい合わせで通路と直角に置かれている。その上にはベッドがふたつ。更に最上段は荷物置きになっている(20年前のイルクーツク~モスクワ間はここにも人が寝ていたと記憶がある)。

4人区画はきっと賑やかだろう。意気投合すれば楽しく旅ができるが、ウマが合わなかったら一週間はきびしい。1人掛けの方はその心配はないが、常に通路に露出しているので人が通るのがウザいかも。しかも、下段は寝ているすぐ横が通路なのでひどい寝顔を人に晒すことになる。2人掛けベンチシートの方は足を通路に向けて寝れば問題なし。

下段は昼間座席になるので朝になると寝具を片付けないといけない。上段は敷きっぱなしで、好きなときに上って寝れる。逆に、下の人が寝坊助とか無頓着でいつまでも寝具を片付けなかったら、下りて行ってどけて、とは何となく言いにくいし、、、。

4人掛け区画のテーブルは4人で使うには小さいので窓側の人はフルに使えるが通路側の人は目の前にテーブルが半分しかない。通路の反対側の1人席のテーブルは更に小さいが、確実にテーブルを確保できる。

で、なんだかんだ迷った挙句、結局、僕は1人掛け座席の上段を取ろうと思ったんだけど、これが北側なのか南側なのかがよく判らない。

つまり概ね東西に伸びるシベリア鉄道の車両内部で3等1人掛け座席は北側の窓にへばり付いてるのか、ということ。日当たりの良すぎる南側ならいやだなと。それで、あれこれ検索してみたけど、車両ごとの座席配置図は出てくるものの、その車両がどっちに向いてるのかが示されていない。

思いついたのは、昔乗ったウラン・ウデ〜イルクーツク間にあるバイカル湖のこと。西行きの列車からは進行方向右手側に見える。あの時はコンパートメントだったので、通路へ出て眺めたような気がする。静止画で進行方向が判らないので、Youtubeで片っ端から調べたら、やはり


以上。

20年近く前に乗ったときの記憶を頼りに上手く希望の北側座席を取れたし、線路と平行に寝る通路沿いの上段のベッド、というその選択も正解だった。(昼間は下の通路でいろんな人と出会えるし、夜は一人でゆっくり寝れる。上段は寝床をたたまなくてもよい)

下の写真では、まるで非人道的な強制収容所かなにかのように見えるが、上の記事で心配したような「同じ顔ぶれで一週間続く」ということはなかった。つまり、ウラジオストク〜モスクワをぶっ続けで乗り続ける人は少ないということ。(当たり前か、、、w)

逆に、長い旅路を続ける中で、区間乗車してくるローカルな人の千差万別なこと。外国人旅行者やロシア人はもちろん、少数民族や旧ソ連の国の人々、、、

僕はロシア鉄道から直接Eチケットを買ったけど、日本の旅行会社は三等寝台のチケットを手配しないという。「危険」とか「治安」とか理屈を付けているらしいが、要は儲からないのだろう。これほど開けっぴろげな場所で、何が起きるというのだろうか、、、

入れ替わり立ち替わりだけど常に満員の車両の中は、54人の乗客が和気あいあいと食べ物をシェアしたり、多言語であれこれ話をしたり、飽きることのない旅空間だった。

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Fiat 500の煙

千本通を北上中にミラーを見たら、後ろの車のライトに照らされて煙がもうもうと上がってる。エンジンフードを開けると飛び散ったオイルでエンジンもエンジンベイの壁もフードの裏側もベッタリと濡れている。ははぁーん、これが噂のオイルゲージ抜けってやつか!!!

振動でオイルレベルゲージが緩み、隙間からオイルが吹き出して直ぐ側の排気管の熱で煙になると、、、

ゲージを押し込んで家まで帰ってきたけど、煙が出続けていfた。エグゾーストにグラスウールのバンデージを巻いているのでそれに沁みこんでるんだな。旅の準備でやることがいっぱいあるのに明日の朝は高圧洗浄機でエンジンまわりのお掃除。。。ったく、もう。。。この歳になって自分のシモの世話も危ういのに、老お嬢のオモラシの始末かい。老々介護の日々であります。(まあ、エンジンが焼けてたのでなくて良かったんだけど)2016-08-11 21.12.34