FIAT500とCiaoの整備をしているうちに気がつくとサクラとツツジの咲く季節。
チンクのトランスミッションと格闘中に雪が積もって困ったのはついこのあいだだと思ったらもうひと月になるにのか!
これだけ手を掛けたのに両車ともまだ本調子じゃない。トホホ
雪雨ばかりじゃなくて部品不足や来客などなど中断も多かった。遠来の友人が明日京都を発つので、見送ったらチンクの仕上げに取り掛かろう。足りなかったパーツを組み込むために今一度トランスミッションを降ろさねば。ふう、、、
タイトル通りですけど、何か?
冗談は置いといて、、、
以前、リアのオイルシールの傷んだギアボックスからオイルが漏れてリアブレーキの効きが極端に悪くなって、シール交換とブレーキシューの清掃を行った。ところが、モグラ叩きじゃないけど後を直したら今度は前。何かどうもしっくり、、、じゃなくきっちり止まらない。まあ、法定速度が30km/hの原付Ciaoでフロントがロックするようなストッピングパワーは不要なんだけど。後がバッチリ効くようになったので、いままで頑張ってくれたフロントにくたびれが出たのか。。。
ともかく、2つあるブレーキが両方ともそれなりに効いてくれるようにしなくちゃ。ってんで、バラしてみた。そしたら、オイルとかは見当たらないが、なんかシューはサビの粉だらけ。しかもライニングが一部欠けている!これは想定外。
リーディング・トレーリングのライニング両方とも端が欠けている。つまり有効面積が減って制動力が落ちたと。しかもよく食い付くリーディングシューの先端が大きく欠落しているんだから、これでは効くはずもない。
1〜2千円ほどの安いものなので早速注文しよう。部品が来るまで、とりあえず今のを戻しておくことに。ただ戻すんじゃなく、リアでもやったようにライニングにグルーピング(溝)加工を施してキーキー鳴くのが止まるかどうか確かめることにした。
それと、、、ちゃちゃっと考えるに、欠け落ちたライニングが砕けて粉になり、摩擦力が減ったのではないか。フロントブレーキを分解したときに欠片が見当たらなかったし、内部が粉っぽかったのとドラムの側面やシュー全体がサビに覆われていたのはその影響かも。
とりあえず汚れを落とし、ノコギリでライニングに溝を切り、摺動部に耐熱性のあるグリスを施し、シューのリーディングとトレーリングを入れ替えて組み込み。ついでにワイヤー調整をして完了。試運転の結果は、ウ~ン、、、わずかに改善、、、程度。やっぱ新品に交換だな、こりゃ。
シングルスピードのCiaoを無理やりバリエーター(自動無段変速機)付きに改造して乗っているが、そろそろVベルトがヤバそうになってきた。スタータークラッチの交換時にベルトのサイドが毛羽立ち、エッジが一部剥離しているのを見てしまった。
前回の交換は1年半ほど前のこと。その時の記事がこちら。それより前に使っていたのはイタリアのチューニングパーツメーカーのMalossi製だけど、ちとお高い2400円也。食いつきが良いとか長持ちするとかが売りだった(ような気がする)が、ケブラーで強化されている必要があまり感じられなかったので、その時はCiaoの部品をよく買うところでDayco製のを調達。Malossiは結局丸2 年と少々もった。次のDaycoは1年半だから確かに長持ちしてる。距離はわからないが、、、。
今回はMalossiでもDaycoでもなく、前々から汎用のVベルトを使うつもりだった。前の記事を見てみたら一度、呼びサイズ38を買ったら1インチほど長すぎて失敗したので37インチが良いんじゃね?と書いていたが、もうひとサイズ短くてもいけそう。MalossiもDaycoも取り付けるとベルトの張り調整でエンジンを目一杯前に出している。エンジンマウントの長穴は1/2インチほどの調節幅がある。輪になっているベルトがもう1インチ短くなれば動かせる距離はその半分だからエンジンの位置を逆に目一杯後ろにできる。ベルトが伸びたら少しずつ前に動かせば良い。もっとも、伸びる前にベルトがケバだっておしゃか寸前になるから今まで調整なんぞしたことはないのだが、、、。ともかく、36インチのものを買ってみた。
品名は「三ツ星ベルト e-POWER Vベルト ローエッジコグタイプ MITSUBOSHI-AX36」。Amazonで送料込みで2200円也。ありゃりゃ、Malossi製とあまり変わらんお値段じゃないっすか!これじゃ2年は持ってもらわないとねえ。若干心配なのはMalossiやDaycoのは厚みが6mmに対し三ツ星のはローエッジとは言え9mmもあるので、可変幅のプーリーが一番開いたときに底着きしてしまわないかということ。ダメだったらコグの頭を一個ずつ切り詰めてやるわ。
さてと、手に入れた三ツ星のVベルトいよいよ取り付けてみた。幅は実測したら13.3mmもある。一方、すり減ったやつは12.2mm。すり減ったとは言え気がつかなかったほどだから標準の12.7〜13mmというのはさほど重要ではなさそう。前プーリーのベルト底づきもなさそげ。後プーリーは外周よりベルトが若干食い込んだ状態。滑ることはないだろうけど低速側の力が弱くなるかな。でも高速は伸びるだろうな。
せっかくわざと短いサイズを選んだのだけれど、とりあえずエンジンの位置は替えずにそのまま装着して試運転。スタートに違和感はない。平地での加速も以前と変わらず、フルスロットルで50km/hを越えても回転に若干の余裕がある(オーバーレブでもう堪忍して、というような音ではない)。急なスロープでの登坂力も以前と変わった感じはしない。これで良いかも。
でも一応以前のように、エンジンを一番後に動かしてベルトが後プーリーの外縁まで迫り上がるようにしてみた。これで加速と登坂力のアップが期待できる。そんかし最高速がトレードオフになる。
ところが実際に走ってみたら、特段加速が良くなったようには思えないし、急坂もグイグイって感じでもない。がっかり。しかも最高速は予想通り落ちた。50km/hあたりでエンジンは悲鳴を上げる。だめじゃん。
もう一度元通りにエンジンを前いっぱいに戻す前に、丁度中間位置で固定してみた。加速や坂登りは変化なし。高速での回転もストレスになるほどじゃない、まあ予想通りの走り。でもこれじゃ単なる中途半端。一番前のほうが高速が更に伸びていたから、後で一番前までエンジンを引っ張ってやろう。(時間切れで、この稿を書いてる時点ではまだ中間位置のまま。調整後、長距離を乗ってみて後日報告する。)
やっぱエンジン位置を一番前に戻した。こうすると前プーリーの幅が最も広がった(つまり径が最商になった)状態でもベルトが後プーリーの外縁までせり上がらず加速や登坂で不利なんだけど、家の傍の急坂は問題なく登れることを確認しているので良しとする。てか、公道を法定速度(原チャは30km/h)で流すとき、あるいは事情や状況でそれ以上出すことがあっても、エンジンにオーバーレブしそうな無理を強いることにはならない(と期待する)。
結論:ていうか覚書
で決まり!
このあたりは後の投稿で↓
いつ買ったか思い出せないほど古いブロワーのダストバッグがボロボロになった。厚手の不織布でできた袋だけど、紫外線か酸化によるものか、少し引っ張るだけで枯れ葉のようにパラパラち砕ける。以前に一度、古布とダクテープを貼り付けて修理してみたものの、後から後から破けるものだから、それ以降は諦めてブロワー自体を使わなくなってしまった。
毎年、秋〜冬に向かいの山から大量の落ち葉が舞い降りてきてガレージに吹き溜まる。ブロワーがあればガレージ満杯の単車と自転車、トレーラーを引っ張り出したり動かすことなく枯れ葉を吸い取ることができるんで、なんとか袋を復活させたいと、常々思っていた。(が、めんどくさいので今日までほったらかし。もう春だし、落ち葉は来ないし、、、。イマサラ(笑))
そんで今日やっと重い腰を上げたと。実は、原チャリのCiaoを修理するための部品を待っていたんだけど、予定の午前中には届かなかったんで、それが来るまでちょっと時間つぶしに目の前にぶら下がっていたブロワーのダストバッグに手を伸ばしてしまった。これがイカンかった。型紙も作らず、破けた元の袋を使い古しのレースカーテン生地に当てがいマジックで見当線を引いてチョキチョキ切り出した。
それが、ちゃちゃっと簡単にできると思ったのに、レースカーテンの網目と、古い方から流用したジッパーやブロワーへの連結部の相性が思いのほか悪くてミシン掛けに苦労した。流用した部分を補強するために着古したパンツで当て布するのにも手こずって、ミシン針を折ってしまったり、、、手こずっているうちに、気づいたら陽も傾いていた。すでにCiaoの部品は届いていたが修理する時間がなくなってしまった。ったくぅ、何やってんだか。
さて出来上がった袋をブロワー本体に取り付け、紐を引き絞って結わえた。網のレースカーテンを選んだのは、木の葉を吸い溜め込んでも土や砂は溜まらないようにと。早速ガレージの隅に吹き溜まっている枯れ葉を吸ってみた。不織布の袋よりも風通しがよくパワーが上がったような気がする。うん、調子いい!
ただ、、、土埃、砂埃が、、、。まあ、それは始めからわかっていたことだけど、マスクしないとちょっときつい。それ以外は実に力強く吸ってくれるんで、今年の秋は町内の掃除当番が楽になるぞ!ガレージももっときれいにしないとね。