okamoo のすべての投稿

うちのバスケゴール

自分が欲しくて作ったバスケットボールのゴールは近所の子どもたちも遊べるようにミニバスケの高さにしてある。もう5年になるか。キース・ヘリング柄のボールもすり減って模様がなくなっちゃってる。本式の思いバスケットボールを頭の上まで持ち上げるのか精一杯で投げることもままならなかったBさんちのお孫さんももう小学生。そのお姉ちゃんやお隣の二人の子供、2軒向こうのMさんちの子どもたちも時々遊んでくれている。(下の動画は5年前のMさんちの女の子。かっこいい!当時の投稿はこちら

ボードは長年雨ざらしだけど木材保護塗料のおかげでまだびくともしない。ただ、ゴールの使用にあたってちょっと問題が、、、 これまではFIAT500をすぐ近所に空き地にとめさせてもらってたけど、そこが売りに出されてチンク嬢は出戻ってきたと。思いバスケットボールがテールレンズとかに当たると割れちゃうから、防護ネットとか考えないとねえ。それとは別に、シュートの一人遊びしてるとゴールしたボールはネットのせいでリングの真下に落ちるので、いちいち取りに行くのがめんどくさい。世の中、人が考えるのは同じで、ボールがちゃんとシュートした位置の手元に戻ってくるギミックが売られている。品名「バスケットボールリターン」・・・そのまんまじゃん。(追記:ネットショップではそう書いてあったけど、届いたものをよく見たら下記のような商品名が・・・バスケットボールリターンは副題?)

Back Atcha・・・
何て読むんだ?
「バカッチャ」か?
Amazonの置き配状態。むき出しだけど文句ありまっしぇ−ん。

なんか、正規のスポルディング製なのに普通より安いのをAmazonで見つけて買ってみた。届いたものは品質上問題なさそげだけど、全く保護梱包されてないのってどうよ!と思った。いや、待てよ。保護しなきゃなんないほど華奢じゃ困る。だいたい普段からAmazonの過剰梱包には辟易していたはずじゃん。文句あっか?って言われたらスンマセンだな。(笑)

早速フープに取り付けて遊んでみた。ゴールインしたボールはちゃんと手元に還ってくる。2,200円なら良いんじゃね?

ただし、外したボール、特にフープに当たったのは相変わらずあらぬ方へぶっ飛んでいくんで、フィアット、危ないなあ、、、。早急になんとかしないと。

追記:防護ネット設置


メガネのレンズ入れ替え。

まだ40代だったころ、なんか視力が衰えたような気がして眼科に行って検査したら1.2だった。。。 まあ、若い頃は2.0以上あったので隣のバス停のバスの番号が読めたくらいだったから、医者に「問題ありませんよ。その歳なら良いほうです」とか言われても今ひとつ納得がいかなかった。したら医者が僕の不満そうな顔を見取ってか「老眼かも」とか言いやがった。「その歳」だの「老眼」だのと年寄り扱いかい!そう言われるとこんどはこっちが「でも新聞はメガネ無しで読めるんですけど、、、」と反論して、何しに医者に行ったのか判らんようなことに。

新聞など、ある程度既知の情報が並んでいたらぼやけた文字も脳が補完して読めてしまうのだとか。それまで老眼イコール遠視だと考えていたけど、遠近の調整がある程度できてもフォーカスの移行に時間がかかるのも遠視の症状だ、とも教えられた。どれも心当たりがあるので渋々納得し「そろそろメガネを作ったほうがいいですよ」とのアドバイスに従うことにした。

処方箋をもらい、メガネ屋さんへ。ジョン・レノンの丸メガネがいいなあ、とか思いながら物色していたら、なんとJohn Lennonというブランドの眼鏡があるじゃん。ご本人のメガネのデッドコピーというわけでもないけど、まあ、いい感じだったので買うことにした。まん丸レンズじゃないのを選んだ。形は非常に気に入っていたが、何分メガネを使う習慣がないので、結局はしまい込んだままになってしまった。

50になって北海道から引き上げて、西陣の町家で暮らし始めてまもなく、薄暗い階段下の上り框のところで何かを踏んづけた。その前日におっされーのつもりでほぼ伊達メガネとしてかけて外出した件の老眼鏡だった。片方のレンズが無残に割れていたが、幸いフレームにひどいダメージがなかった。

どうせ伊達メガネ代わりならレンズなんてどうでもいいやと、一番ゆるい安物老眼鏡を百均で買ってきて、そのプラレンズを残ったガラスレンズから型取りして切り出した。多分0.8とかそんな程度のレンズなので、これまた伊達メガネ同然。それが20年近く使えるとは。特に最近は、本当に老眼になってきて、ジョン・レノンメガネ以外にも百均の老眼鏡が家のあちこちに点在している始末。ただジョン・レノンのは特別で、伊達ばかりじゃなく原チャで出かけるときなどにゴミや虫よけゴーグル代わりに重宝していた。白状するとスマホ見るのにも、、、

しかし、使用頻度が増えたため、安物でコーティングもなにもないプラレンズは傷と曇りが目立ってきた。そこで、同じ手を使ってまたレンズをでっち上げることに。そう考えていたら、突如、何も触ってないのにレンズがぽろりと外れた。何と、レンズを固定する微小なビスの頭が折れていた。ぼちぼち寿命か?と思いながら、針金で固定する方法とか考えたけど、ここはひとつ、餅は餅屋で、家から遠くない小さな眼鏡屋さんに持っていった。

メガネ店のご主人曰く、今どきのメガネはチタンで錆びないけど、これは少し緑青が浮いているから、直しても長持ちしないかも、だって。また折れ込んだネジを抜くのも、そのあまりの細さで、大きいネジを逆タップ立てて抜くようにはいかないとも。それでも、なんとかネジを撃ち抜いて、大きめのタップでネジを切り直せば使えるようにはできる、と修理を引き受けてもらえた。この手の修理は、最近はあまりやらないのだとか。百均メガネと違い、ちゃんとしたメガネ屋さんで扱うものは材質も製造技術もずっと良くなってるから、簡単には壊れないのだろう。つまらない、金の取れない修理なんだろうけど、嫌な顔せず、ていうかむしろ腕の見せどころとばかりに詳しく説明してくれて、翌日には完成していた。

ともかくメガネが直ったので次はレンズ。プラスチック製で、サイズが十分大きく、度数の低い百均老眼鏡をなんとか探し出した。枠からレンズを外し、裏表に傷よけのマスキングテープを貼り、元のレンズをテンプレートにして輪郭を転写し、糸鋸で切り出し、縁をベルトサンダーで整え、周囲の厚みをメガネ枠の溝に嵌るよう削った。それをネジが直った枠に取り付けて完成。(あわよくば遠近両用2焦点に、とトライしたが、それは失敗)

新しいレンズのメガネをかけて、このスッキリした透明度、、、どっかで感じたことがある。と思ったら、いつぞや台風で割れたFIAT500のウインドシールドを新品に取り替えた時と同じだった。(次は老人性白内障で濁った水晶体を人工レンズに入れ替えるときだろうな。W)



便利屋さん

はたして自分は何者なのか?という問を自らに投げかけることはめったに無い。自分が生きていく上でさほど重要じゃないからね。

たまに取材を受けるなどで肩書が必要になると僕は「彫刻家」を名乗ることにしている。ひょんなことからさほどの努力もせず(しかし知らず識らずに人を踏み台にしたかもしれないけれど)大学の学部じゃ彫刻、院では3D(立体)アートの研究させてもらったから、まるっきり嘘というわけでもない。そもそも芸術なんて学歴と何の関係もないもんだから、それにかじりついて肩書にハクを付けようって魂胆もイヤラシイ。だから、立体芸術作家でも3Dアーチストでも、何でもええわけなんだけど、ま、彫刻家と言っておけば面倒な説明をせずに済む場合が多い。(中には「メディアは何ですか?」と食いついてくる人もいるけど、それはそれで話が弾むから良しとしている)

芸術と学歴と言えば、知り合いに、理系の大学院で博士課程にありながら民族音楽に目覚めてしまい、「二足の草鞋は履けない」と学業を捨てた人がいる。今ではプロの音楽家として成功しているからマスメディアに取材されることもあり、そのあたりのことを聞きつけた記者の中には「それはもったいない」みたいなことを言うバカがいるらしく、紳士たる彼はそれでも丁寧に受け答えしたが、内心は煮えくり返っていたらしい。(今はなき裏アカで激しく怒っていたのを読んだことがある)

そんな劇的な路線変更から比べたら、僕は学業の延長上に今やっていることがあるので、平穏無事な人生を歩んでいると言える。ただ、じゃあ肩書=職業とすれば、プロと言えるほど彫刻家として世間に認知されてるのか? 彫刻が職業ならそれなりに稼いでいるのか?と訊かれたら答えに窮してしまう。あまり正面切ってそういうことをズケズケ質問する人は少ないんだけど、それでもちょっと探りを入れてくる人はいる。

それ以前に、学歴や肩書という関連付けではなくもっと浅いレベルで、たとえば昔からの友人が僕を他人に紹介するときにいつも困った顔をして「この人、いろんなことができて、いっぱい外国語が話せて、世界中を旅してはんねん、、、けど、何してる人かよう判らへん」という、訳の解らんことを言うのが常。しかもそれは半分ウソ、ていうか不正確。確かにいろんなことをやっているが、喋れる外国語はいっぱいではないし、海外への旅は普通の人よりは多いかもしれないが世界中というほどでもない。

長年の友人ですらこの程度。いや、それは責められない。僕自身が「何やってんだか、、、」と、自分の「仕事」に呆れてしまうこともしばしばなんだから。挙げ始めたらキリがないのでいちいち書かないが、こまごま雑多な「用事」を人から頼まれて、有料無料でご奉仕させていただいている。儲からないけど飢えるほどでもないから、まだこうやって生きながらえているわけ。けど、その多くは間違っても(僕が拡大解釈している)「彫刻」にはカスリもしない分野ばかり。ただし不平は言うまい。世の中の多くの人は、若い頃の夢の通りには生きられていないだろうし、必ずしも学校で勉強した専門分野の職に就いているわけでもなかろう。

時折、楽器の修理や改造を頼まれることがある。楽器は僕の専攻分野の「彫刻」、ていうか、大学院での研究テーマ「彫刻・道具・玩具の曖昧な境界領域」にスッポリ嵌まるもので、寡作ながらもこの四半世紀の僕の作品はほぼこの形態を採っている。でもそれが故に、頼まれごとが既成の楽器の修理・改造となると複雑な思いを抱かざるを得なくなる。正直言うと先ずは断る言い訳を探し、でも気が弱いので断りきれずに仕方なく受けるのだ。もうそうなると上述の雑多な用事の一つとして割り切るのだが、、、作業しながら「何やってんだか、、、」のため息がつい出てしまう。

ため息ついても、頼まれてやっていることを決して馬鹿にしたりしないし、頼む人に悪気も落ち度もないから責めているわけじゃない。僕を楽器が作れる「器用な人」と認識しているのだろうし、それは事実だ。ただし、僕自身の自己認知とは決定的にズレがある。どうせズレるならパソコンやウェブデザインあたりの仕事のほうが割り切りやすい。楽器修理や改造の仕事が来るたびに何だかトホホな気分と、便利屋としてはやり甲斐のある仕事で且つある種の知的・技術的好奇心をくすぐられて張り切る気持ちが交錯するのを覚えるのだ。(FIAT500やCiaoの修理に注力するのは完全に「趣味と実益」だが、難問に出くわすと若干似たところがある)

これからも人から勘違いされて「便利屋」稼業を続けていくのだろうか、、、


追記:

書き終わってから「便利屋さん」というタイトルでもう一つ思い出した。先に理系の博士直前でミュージシャンに転向した知り合いを引っ張り出したが、もう一人、僕の青春期に大きな影響を与えてくれた人のこと。

その人は猛烈な読書家で、文字中毒と言ってもいいほどの多読・乱読をする人だった(と僕の記憶にはある)。そして大学で心理学を専攻したが、どういう訳か僕の親の家業(アミューズメント機械のオペレーター、つまり遊園地業)に就職した。文学とも心理学ともまるで縁遠い現場での接客や機械の修理が仕事だった。後にうちの会社を辞めて、いわゆる便利屋さん業を旗揚げした。最近、何十年ぶりかに連絡を取り合って元気にされている様子だったが、はたして彼はこの数十年、自分の仕事に文学や心理学をどう位置づけていたのだろうか、それを聞くのは失念した。

学歴なんかクソ喰らえ、と思いつつも、こうやって今の自分と過去の学歴(あるいは他人のそれと)を紐付けようとするのは、結局自分の立ち位置や仕事を学歴で修飾しようとする未練たらしいことなのかもしれない。それでもいつか件のミュージシャンや便利屋さんに聞いてみたいな。。。(第一行目に書いた「自分が生きていく上でさほど重要じゃないからね。」というのが空々しくなっちゃうけどね。W)


Fiat500 リアコンビネーションランプの色合い変更(つか補修)

2年前に無灯火の原チャに当てられて割れたリアコンビネーションランプのレンズを新品に取り替えたが、買った当初からウインカーとブレーキ/夜間灯の色が悲しいほど薄かった。昼間に点灯してないときの外見はそれほどでもないが、夜間に内部のLEDランプが光るとあれ?白色光だったっけ?と思うほど。LEDの白色光はかなり強烈なのも手伝って赤や橙色が飛んでしまう。そこでタミヤのプラモ用透明スプレーで補修することにした。

昼間、ウインカーOff、夜間灯Onの状態。赤ランプが上の橙色とあまり見分けがつかない。しかし、昼間はまだ外部光(反射光)の色濃度が加味されるが、透過光だけの夜間に見るとこんなもんじゃない。

実は3年前にも同じこと(そんときはウインカーの橙色だけの上塗りだったが)をやっている。その丁度一年後に、無灯火、スピード出しすぎ、信号無視、前方確認怠り、とムチャてんこ盛りのアホな原チャリに破壊されてしまったのだった。

前回の補修ではブレーキ/夜間灯の赤の薄さには目をつむったけど、今度のはもっと薄く退色していて無視できない。1月の車検で文句言われないためにも、ここは一つ、奮発して透明の赤スプレー缶も買い足した。(橙色スプレー缶は3年前のがそのまま残ってる)
[追記:昭和48年11月30日以前に製造された車はウインカーに関しては「前面は黄色・橙色・白色または乳白色。後面は黄色、橙色または赤色。側面は黄色または橙色」であればOKとの規定があるらしい。しかしブレーキランプが白っぽかったらアカンて言われるやろな、、、]

プラスチックの縁を適当にマスキングし、ランプの境目は両面テープとその辺の余り紙で仕切りをした。垂れないように3〜4回ほど薄く吹き付け、作業完了。エアコンの吹き出し口の真下に吊るして3時間ほど乾燥させ、元通り取り付けた。

レンズを外した時は明るかったのに、取り付けようと思ったら既に真っ暗。ま、色の透け具合を確かめるにはちょうどよろし。

GIF動画。赤は若干薄いが、これ以上塗り重ねると暗くなるので、これで良しとする。ウインカーも本来は「橙色」と法規で定められているが、橙(オレンジ)色というよりほぼ黄色。古い車はこれでも車検に通る。
GIF動画。リアコンビネーションランプ拡大。
  • 塗装
    Tamiya Color TS-31(ブライトオレンジ)と同TS-74(レッド)のクリアカラーで各4回スプレー塗装する。ブライトオレンジとは言うものの強烈なLEDランプの白色光が透過するとほぼ黄色に見える。レッドは思っていたよりピンクというかローズっぽい。でも、元の赤に塗り重ねたらそれなりに良い感じ。

  • 取り付け
    取り付け後、灯火類を点灯して色が濃くなっていることを確認。