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Fiat 500に付いてきたシートの売却と発送

中古で買ったときに付いてきたフロントシートはバケットシートで、チンク用に幅の狭いタイプ。もちろんリクライニングもしない。両サイドのヒップサポートが高く運転席への乗り降りが窮屈なだけでなく、リクライニングどころか背もたれは当然前にも倒れないから後部座席へ入るにはほぼサーカスかアクロバットのような体勢を強いられる。

そんで、3年前に別の車種(軽四)のシートに取っ替えた。(そんときの記事はこちら

取っ払ったシート2脚は邪魔っけで置くところがなく、長らくトレーラーの上に鎮座していた。ここも、トレーラーを使う度にヨッコラショと抱えてシートを移動させるのでメンドクサイ。かと言って、こんなかさばるものをネットオークションとかで売った日にゃ、梱包とかがもっとメンドクサイ。

ところが先日、車をとめさせてもらってる空き地が売りに出るとか出ないとかで、いつ何時、車を動かせと言われるかも知れない状況が発生した。そうなったらトレーラーを車庫(ガレージあるんかい!と言われそう。。。バイクで満タンですぅ。。。)の奥に「立て掛けて」、、、とか、いろいろ対応しないといけなくなるかも知れない。のんびりシートを積んで置くのはよろしくないかも、、、。とあいなった。

で、この3年間、シートを売るためには梱包をしないといけないが、それよりトレーラーを使うときだけ積み下ろしするほうが楽、というその場逃れのシチュエーションで流してきたが、ついに年貢の納め時と。

一応、イタリアはミラノの産ということらしいので、「 BF  Torino・Italy」ちうロゴプレートの文字を頼りに検索してみたら、新品はなかなかのお値段(実は廉価版らしいけど、それでも1脚で398€≒50,000円以上!)。ただ、自分が新品で買ったわけじゃないから何の保証もないので、オークションでは控えめに2脚セットで1万円スタートとした。1万円いただけたら梱包手数料くらいにはなるし。。。と。

オークションの蓋を明けてみたら、なんかガンガンせり上がって、しまいに49,000円になった。欲しい人にはそれだけの価値があったんだなあ、、、。僕は要らんけど。インチキなものを吹っかけて売ったわけじゃないけど、ちょっと「ええんかいな、、、」とは思う。前のオーナーは、チンクに相当のお金を突っ込んでいたらしいので、シートもそれなりに良いものなんだろうけど。

昨日、梱包用にプチプチシートや胴縁材、布ガムテープ、木ネジなどを買いに出て、ついでにダンボールもスーパーでもらってきた。まずは2つのシートを個別にプチプチとダンボールで包んだ。そこで日没。

今日は、午前中から木枠を組んで、その中にシートを巴形に突っ込んで蓋をし、周囲をダンボールで覆った。ご近所中から注目を浴びて、こっ恥ずかしい。つか、何も悪い事してないんだけど、ついコソコソしてしまう。まあ、ご近所さんの関心を引くのは必ずをマイナスなことではなく、数軒向こうの陶芸家の馬場さんが荷造りバンドをわけてくださったので、最終的にバッチリ決まったし、何より持ちやすくなった。

日が傾く頃に、佐川の集荷がやってきて、やっと厄介払いができる、、、と思いきや、ドライバーが伝票を忘れてきたとかで、ひと悶着。ま、とりあえず荷物は渡して、伝票は会社に戻ってから彼が書いてくれると。伝票番号は後で電話で知らせて、伝票は明日届けます、とのことだった。

僕としては目の前からシートが無くなってくれりゃ、それでよかったんだけど、、、オークションの落札者に伝票番号を知らせないといかん。すでにオークションの商品代金は支払われているから、早く出荷のお知らせしないと、相手も不安になるだろう。

ところが夜7時を過ぎても電話が来ない。状況を聞こうにも佐川の問い合わせ電話は7時で終わり。ネットでいくら調べても、営業時間外にうるさくされないように営業所の電話番号はなかなか見つからないようになっている。ま、その辺はいくらでも手があるので、電話でねじ込んだら、即、ドライバーから電話がかかってきた。これで、ネットオークションの手続きが終了できる。メデタシメデタシ。

ふと気がつくと外は雨じゃん。日中の作業中、日差しが強いの、暑いの、と散々文句言ってたが、作業中に降らないだけよかった。

ああ疲れた。。。

追記:中秋の名月も、せっかく満月だというのに雨雲に隠れている、、、


ハクビシン

先日、花背の友人ちからの帰り道でハクビシンを見かけた。夜9時過ぎに花背峠の急坂を下りきり、後少しで鞍馬というところで緩いカーブを曲がっていたらいきなりライトの光に小動物が。。。 里も近いからネコ?いやタヌキ?アライグマかも、、、とか思っているうちに、ガードレールを乗り越えて視界から消えていった。

ちらっと白い顔が見えたような気がしたのでハクビシンかも、と後から思った。人家の天井裏や床下に住みついて迷惑かける「害獣」としてアライグマなどと共にメディアで時々登場するが、僕は今まで生で見たことがなかった。家に帰って調べてみたら確かにハクビシンは顔が白く体型も割とほっそりしてる間違いなさそう。映像にあるように尾の先が黒いのもいるようだ。

ハクビシンはいっとき新型コロナの感染源と言われていた。が、どうやらそれは濡衣だったらしい。外来種のようだけど移入時期がはっきりせず在来生物同様に鳥獣保護法の適用対象で、いくら天井裏に溜め糞されたからと言って勝手に駆除はできないのだとか、、、。まあ、出自がどうあれ、迷惑かけなきゃいいわけで、、、僕が見かけた個体がいた場所はそれなりに山の中だけど近くには京都バスの施設があり、その先には鞍馬の集落もあるから、こいつがそういう所へのこのこ出ていって嫌われ者にならないことを願う。


花背別所のおみやげ

先日、花背別所でお世話になっている農家の藤井さん(といっても、別所のほとんどが藤井姓。訪ねたのはマス子さん)のお宅に帽子を忘れて、別の村の友人ちに行ってしまった。追っつけ電話をもらい、帰り道に立ち寄って受け取りたい旨返事したものの、すっかり晩くなってしまった。前もって連絡し、わざわざ出ていただかなくてもいいように家の表に置いといていただいた。窓の明かりは消えていたけど、玄関灯に照らされて帽子と一緒に何やら紙袋が、、、

中には自家製の粽と柴漬けと山椒伽羅蕗、それに万願寺唐辛子。

粽(ちまき)は、昔ここに住んでいたころからマス子さんによく頂いた。

花背地区の中でも京都に比較的近い別所では、昔から笹を刈り、乾燥し、束ねて和菓子や京料理、そして祇園祭に山鉾で売られる(昔は鉾から囃子方がバラ撒いていた!)厄除け粽などに使われてきた。しかしこの10年、笹の開花(数十年に一度の代替わりによる一斉枯死)と異常繁殖した鹿の食害により、京都北山の笹は壊滅してしまった。

別所には加工技術と販路があるので京都府下の他地域から生の笹を仕入れて、今も細々と出荷されている。以前は別所のそこかしこで見られた笹の葉干しも、もうほとんど見かけない。この藤井さんちの笹もマス子さんの代で終わるのだろうか、、、笹を使って自家用に粽も作られているから、こうやってご馳走になれる。いつまでもお元気でいてほしい。

笹もそうなんだけど、今回頂いた粽や柴漬け、山椒伽羅蕗もずっと受け継がれていくといいなあ。

自家製の柴漬けに茗荷の味と香りがアクセント。地の山蕗の伽羅蕗にも地の山椒の実の痺れと香りが舌に心地良い。
肉厚で実がパリっとして、香りもスゴイ万願寺、この3倍もらったけど、、、もう無い、、、

 



おはぎ到来

友人ちに貸してあったものを受け取りに行ったら、お礼に手作りおはぎをいただいた。

ボリュームたっぷりのが2個。土砂降りの中、原チャのCiaoで家に帰って、体も拭かないうちに貪り食う。数秒で完食。

んめぇ〜!